ゲームは一日一時間!/+X9日目 ハテックのストーリークエスト


プレイヤーによるレム・ゲート中枢の攻略と、ミッション「最前線の出撃」でのハテック博士の奮闘により、新生天使軍はヘブンズゲートのコントロール・ルームに到達した。
調査により、ヘブンズゲートの「制御ユニット」が欠落していることが明らかとなる。1000年前の戦いでヘブンズゲートを使用した後、安全のために制御ユニットをヘブンズゲートと分けて管理することにしたらしい。
シャインバトラーによると、悪魔軍の帰還以降、ガルドに制御ユニット捜索部隊が派遣されたのだが、指揮を執っていた当時のガルド司令官リタークは悪魔軍の攻勢により戦死したとのことで、詳細は分からなかった。

ガルドの西端、キシトン大渓谷の地下には、最近地質調査で発見されたという巨大遺跡がある。
ここの主、アヌビザインに認められたプレイヤーは嵐を抜けて、知性あるカクピタスたちが暮らすクタンス村に辿り着いた。
ここにはかつての制御ユニット捜索部隊の生き残りも暮らしていた。彼らが嵐を抜けようとしたのはキシトン大渓谷の地下遺跡が発見されるよりも前であり、キシトンの主に認められぬまま無理矢理に嵐を抜けようとして、命からがらクタンス村まで辿り着いたらしい。その後は、進むことも戻ることも、本隊に連絡を取ることすら出来ずにクタンス村での共存を選んでいた。
クタンス村の長老にヘブンズゲートのことを尋ねると、長老は「嵐を止めるときが来た」と言う。クタンス村の住人は旧天使軍に恩があり、ヘブンズゲートの制御ユニットとそれを求める者を引き合わせる役をずっと担ってきたのだという。
キシトン大渓谷の裏の主、アヌビザインカースを倒したプレイヤーはガルド高山地帯に進み、制御ユニットを封印したノルドロ遺跡でカノープスを倒す。このカノープスこそが、ヘブンズゲートの制御ユニットだった。
自身の発する強力な磁場のために宇宙船に乗れないカノープスはノルドロ遺跡からヘブンゲートまでの直通ルートを使う必要があるが、それが1000年前の戦いで破損したままになっており、直さないことにはヘブンズゲートに行けないらしい。

修理のための部品の所在はハテックが古文書を解読して見つけていた。プレイヤーは部品の所在地、遺跡深部の最奥「忘れ去られた場所」を調査するが、部品は既に無く、ロボの残骸である記憶装置のみが「我が使命・・・」と悲しく呟くだけだった。おそらくは何者かが先んじて守護ロボを破壊し、部品を持ち去ったものと考えられた。
手詰まりかと思われたとき、シャインバトラーは異次元になら部品があるかもしれないと語る。

悪魔軍の技術を盗用して作った次元転送装置で惑星ポイーンに転移したプレイヤーは、悪魔軍に敗北して崩壊したポイーンを見る。ポルド遺跡の最奥で出会った部品の守護ロボはまさかのカノープス(しかも本体露出)だった。異次元のカノープスはヘブンズゲートの制御ユニットではなく、部品の役回りらしい。

カノープスの協力を取り付けたプレイヤーは、続けて異次元のゲルニアへ向かう。そこは惑星バルチャーの崩壊後、入植してきた河童たちによって侵略され、河童の惑星と化していた。
カンビ遺跡の最奥に部品は無く、「カゲタマ」と名乗る忍者ロボがいた。彼もまた別次元から来た者だといい、河童城側に取り入って事情を探っているのだという。
カゲタマの依頼をこなしていくうちに事態の裏に悪魔軍がいることを掴んだプレイヤーは、天晴・桃鬼丸という謎のロボ、改心した救世主ロボこと桃鬼丸、そして河童一揆衆の協力を得て、悪魔軍の大攻勢を退ける。
天晴・桃鬼丸こそ、異次元のカンビ遺跡の部品の守護ロボであり、カゲタマの正体だった。別次元から来た者だというのも嘘で、部品の力を悪用しようとする者が多いため、身分を偽ってカゲタマとして活動しているのだという。
そして救世主ロボこと桃鬼丸はプレイヤーの属する次元のカンビ遺跡の守護ロボであり、破損していたところを悪魔軍が復元し、異次元に連れてきたらしい。

天晴・桃鬼丸はプレイヤーに旧友であるダークサバスの娘を救出するよう頼む。場所は惑星デゴ。そこは氷雪の惑星デゴと砂漠の惑星ガルドが融合し、さらに氷雪と砂漠が逆転してしまっていた。
砂雪の惑星デゴには、旧帝国軍の調査チームも入っていた。その一員、ホワイトサバスは惑星ガスターで皇帝フェアライトと相打ちとなったダークサバスの同族であり、旧友でもあった。
ダークサバスの娘「G・リモア」の侵食されたメモリーと、パラセクターのメモリーに侵入する能力を得たプレイヤーは、ホワイトサバスの秘術によってG・リモアの記憶の中に入り込む。
今より1000年前、ダークサバスは部品の守護ロボとして眠りにつこうとしていた。だがフェアライトはG・リモアを唆して守護ロボの身代わりとして眠りにつかせ、自身のバックアップとして未来永劫存在しようとした。さらに彼女を人質にダークサバスを自身の部下とした。時は流れて現代、インドラタワーにてフェアライトは討たれたが、G・リモアの身体を乗っ取って甦った。プレイヤーはG・リモアのメモリーに残存するフェアライトを討ち、フェアライトは完全に消滅した。
ホワイトサバスが用意した空の器(魂の無いロボ体)、そしてフェアライトが消滅して浄化されたメモリーによって、G・リモアは1000年ぶりに呪縛から解き放たれたのだった。

続いて向かったゲルニア地下は、惑星プーシャから入植したモンキーガによって密林へと変えられていた。先行して調査に入り、連絡が途絶えていた桃鬼丸と最深部で合流したプレイヤーは、河童の殿様の右腕、カッパオフィサーの正体に近づく。

肝心のカッパオフィサーの足取りが掴めないでいる中、突如異次元のヘブンズタワーの座標が明らかとなる。何者かからもたらされた座標にいくと、姫を救出してほしいと異星の騎士から依頼される。異次元惑星の崩壊の様子を再現したという悪趣味なダンジョンを進み、異星の姫P・リズベッドを救出する。
プレイヤーは異次元のヘブンズタワーに隠された操作者の記憶を集め、リズベッドの力でカッパオフィサーの記憶の中へ入り込み、カッパオフィサーの補助装置を停止させる。
ヘブンズタワーの忘れ去られた場所に集まった、カッパオフィサーに縁を持つロボたちの助けで記憶の最深部に入り込んだプレイヤーは、アレシスの頼みによりカッパオフィサーの記憶削除に手をかける。

そして迎えた最終決戦、悪魔軍と結託したカッパオフィサーの大軍勢を、こちらも次元惑星の総力を挙げて撃退したプレイヤーたちは、ようやくカッパオフィサー本人と相見え、打ち倒した。
戦闘力を失い、記憶も失っていったカッパオフィサーは悪に染まった人格でなく、かつての心優しい人格を取り戻していた。心から悔いるカッパオフィサー。しかし魔王子リノを名乗る悪魔軍幹部により、カッパオフィサーはヘブンズゲートの部品ごと破壊されてしまった。
カッパオフィサーに縁を持つロボたちの助けにより、悪の人格のままとは言え、カッパオフィサーを蘇生させることに成功した。

代替がきかないヘブンズゲートの部品を失い、途方に暮れるハテックとプレイヤーたちに、P・リズベッドから思いもよらない提案がなされる。リズベッドの母星、常闇の惑星ネラにあるという部品と引き換えに、悪魔軍からネラを守って欲しいというのだ。
これまでも何かと怪しい言動が多かったリズベッドに若干の不信を抱きつつも、プレイヤーは新たな惑星に出発した。

文才・・・
最終更新:2024年01月06日 21:44