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作品名・か

仮面のメイドガイ   9巻(続)   赤衣丸歩郎   角川書店

オハヨウからオヤスミまでキッチリご奉仕してやるから覚悟するがいい



<あらすじ>

 さる大富豪の孫娘である富士原なえかは財産継承者であり、命を狙われている家事能力ゼロの剣道少女である。
 そんな彼女を守るため助っ人メイドが現れた。そのメイドの名はメイドガイ・コガラシ。
 今日もメイドガイテイマーのフブキとともに、メイド服に身を包んだ筋骨隆々のマッチョ男・コガラシの無用に暑苦しい御奉仕が始まる。
 2008年11月現在も連載中。

<紹介>

 メイドガイ・コガラシのご奉仕によって巻き起こるドタバタを描いたキャグ漫画。
 最初はメイドブームに便乗した悪い冗談だと思って見過ごしていたんだけど、こういったご町内の怪人系ギャグが好きな自分としてはついに手を出してしまい、一気に読み終えた。

 メイドガイはただマッチョな男がメイドさんの格好をしているだけではない。メイド能力的には漫画界十指に入る程、優秀かつ獰猛なのだ。スーパーメイド大戦があればまず間違いなくスーパー系の主力となるだろう。(なんだそれは)
 そんなメイドガイが、尊大な口調だが主人のために御奉仕する姿は無駄にパワフルで、目的のために手段を選ばぬ行動力は次に何をしでかすのか予想がつかない面白さがある。
 ただしこれは読む人を選ぶ。特にメイドさん好きには。

 ラジオドラマ化もされたようで、コガラシの声は玄田哲章(バットマンの中の人)だとか。脳内変換して読むとなお楽しめるかと。

 ドジっ子メイドもいて、ちゃんとメイド好きに対する配慮もされてるから大丈夫だ。ククク、安心して読むがいい、ご主人!!

仮面ライダーSPIRITS   14巻(続)   村枝賢一(原作:石ノ森章太郎)   講談社

時代が望む時、仮面ライダーは必ず甦る。



<あらすじ>

 日本での任務を終えてアメリカに戻ったFBI捜査官・滝和也。ニューヨークのハーレムで犠牲者が体液を失う奇妙な殺人事件と謎の失踪事件が発生していたが、いずれの捜査からも彼は外されていた。
 そんなとき、彼の知り合いの少年が襲われた。駆けつけた現場で見たものは怪人化しかけた友の姿だった。そこで最近現れた神父が原因と告げられた彼は、アジトである教会に乗り込んでいった。少年達の信じる"仮面ライダー"として。
 2008年11月現在も連載中だが、掲載誌である月刊マガジンZが2009年1月に休刊することで今後の連載が危ぶまれる。

<紹介>

 仮面ライダーのTVシリーズ、スーパー1からZXまでの空白期間とZXが仮面ライダーになってからの戦いを描いた作品。

 仮面ライダー、というだけでいまさら仮面ライダーかよ、とか、いっぱいいてよくわからない、とかいきなりハードルが高くなるのだが、原作者の亡くなった作品を引き継いで、リメイクではなく新たに話を展開していく試みの一環として考えて欲しい。
 これについては商業的に成功した作品の寿命を無理矢理延ばすものだ、という非難もあれば、話のミッシング・リンクを埋める補完だという意見もあるが、個人的には「あーあ、やっちゃったよ。勇気あるなー」という感じだ。

 名作の後を継いだ漫画家にかかるプレッシャーは相当なものだろう。こだわりのあるマニアに突き上げられ、自分が好きな作品であればなおの事、自分の思い入れとバランスを取らなければならない。一つ加減を間違えれば黒歴史に名を刻むことになる。
 そんな中でこの作品は成功しつつあると思う。原作版やTVの昭和版仮面ライダーを知らない世代が読んでも、話でしか知らない伝説のヒーローをわかるように描いているし、同時にマニアックな情報を元にした展開もあって、旧いファンに対する配慮も忘れていない。
 漫画化にあたり、TVでの「お約束」はほぼ守られているとみていい。一つ大きな違いがあるとすれば、TVと違って戦う時に仮面ライダー達がボロボロになる事だ。絵的に違和感を感じるかもしれないが、TVで表現できなかった場面を漫画的に表した結果だと考えよう。

 このままきちんと完結させてくれれば、いつか誰かがサイボーグ009天使編とか火の鳥地上編~現代編を描ける前例になるんじゃないかと期待しているので、頑張って欲しい。

最終更新:2008年11月05日 16:28
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