ドロテア~魔女の鉄槌~ 6巻(全) Cuvie 角川書店
魔女は異端者であり、背教者である。魔女は死に値する。
<あらすじ>
辺境の国ナウダース。ここに生まれる「白き子供」は幸運をもたらすといわれている。しかしローマ教会からみればこの信仰は紛れもなく邪教だった。
白き子供のドロテアは、一歩国外に出れば魔女として弾圧を受けるリスクを冒しても、白き子供を集めて育てる「白き家」を守るために傭兵として旅立つのだった。
<紹介>
魔女狩りを背景にもちながら超能力とか魔法に限らず、アルビノという一目でわかる身体的な特長による差別として描いているのをまず評価したい。
ヒロインのドロテアは白黒印刷のページではさほど違和感はないのだが、カラーページで見たときに明らかに他のキャラと異なる容姿で魔女と信じられるに足る存在感だ。
敵から恐れられる剣士でありながらアルビノのため光の強い日中は長く戦えないという弱点を持ち、それでも懸命に任務を成し遂げようとする姿がいじらしく、 傭兵団の仲間と打ち解けたときに覗かせる女の子らしい一面がまた良い。
仲間には幼馴染みで傭兵のギュルクもいるが、彼女を支えようとする彼と自らを危険にさらしても「白き家」を守ろうとするドロテアの気持ちのすれ違いがもどかしい。
隊の作戦のために魔女として矢面に立つのだが、同じ傭兵団に恨みを持って告発しようとしている者も居るので気が抜けない。
最終更新:2008年11月05日 16:43