ミス・マーベルの素敵な商売 1巻(全) 田中政志 講談社
私は商売をしているのですよ おわかりですか
<あらすじ>
時代を超え、強い武器を求める男の所に現れる武器商人、ミス・マーベル。彼女の武器と特別なサービスを得て男達は今日も戦いに赴くのだった。
<紹介>
ハードカバーで発行されたコミックで、一話完結のオムニバスになっている。
主人公は古今東西のあらゆる武器に精通したアフターサービスも万全な死の商人。グラマーな美女でありながらその眼差しは凛々しく、生半可な男では太刀打ちできないほど腕も立つ。男達を時に励まして鍛え上げ、時に実験に利用する彼女は、同じ作者の作品であるフラッシュにもゲスト出演している。
また、様々な時代で使用される武器の力強い描写や、トーンなしでかけ網を駆使して描かれた背景を発売当時に見たときはとても衝撃的だった。
一話につき必ず一度の読者サービスのシーンが用意されているので、小さい子の鑑賞は要保護者同伴。
未来日記 6巻(続) えすのサカエ 角川書店
刺せないよ そういう「未来」だもの
<あらすじ>
天野雪輝は日記が趣味の中学生。ある朝彼は、未来の自分の日記が携帯に打ち込まれているのを見つける。だが読み進めた彼が目にしたのは自らの「死」の記述。
彼は知らぬ間に、未来の日記を巡るサバイバルゲームに巻き込まれていたのだ。敵か味方か、雪輝を狙うストーカー少女・由乃を交え、未来予知能力者12人による殺人ゲームが始まる。
2008年11月現在も連載中。
<紹介>
最初に断りを入れておこう。これはTVのバラエティーでやっていた同名の番組のコミック化ではない。未来日記というアイテムを使った殺し合いの物語だ。
未来予知能力者同士が戦えば、どうなるか。未来を自分の望む形にした者が勝つ。
この作品では能力者が直接自分が未来を見るのではなく、携帯電話にそれぞれの日誌の形式で書き込まれるという形で伝えられる。それぞれの携帯の所有者の視点によって情報が制限されるので、そこから得られる情報を手掛かりに未来を変えていかなければ生き残れない。
そして自分の携帯が壊された者は「未来」を失い消滅するため、武器であると同時に最大の弱点にもなっている。このアイデアは凄くいいと思う。
さらにこの作品を面白くしているのが登場人物だ。
メインヒロインは優等生だが、実は主人公のストーカーってのは今までにないタイプ。彼女の日記は主人公の事しかわからず、主人公の日記には自分の事が書かれていないため、共同戦線をはるのだがいつかは殺しあわなければならない未来が待っている。
雪輝を狙うライバル達も普通の人間ではない。まだ正体のわからない者も多いが危険な未来を回避し続ける事で、次々と未来が変化して先の展開が読みにくくて気になる。
最終更新:2008年11月06日 15:33