CLAYMORE 14巻(続) 八木教広 集英社
教える必要はない どうせ すぐ忘れられる名だ…
<あらすじ>
古より人が妖魔に喰われる存在であった世界。妖魔の血肉を取り込み、半人半妖の身になることで戦えるようになった女達がいた。
銀眼の魔女と恐れながらも頼らざるを得ない人々は、華奢な体の彼女達が不釣合いながらも使う大剣からいつしかクレイモアと呼ぶようになった。
クレイモアの一人である主人公がラキの村を訪れたところから物語は始まる。
2008年11月現在、連載中。
<紹介>
渋いファンタジーだ。RPGのようにパーティを組んで愉快に冒険する話ではない。妖魔を殺すためだけに町に雇われ、用が済み次第去っていく。その姿はまるで時代劇の用心棒や西部劇の賞金稼ぎのようだ。
しかし助けた人間達からは忌み嫌われ、それでも力を使い続ければ、いつか妖魔化してしまう。その時は仲間の手で討たれなければならない。そんな戦いを続ける姿は見ていてあまりに孤独だ。
クレイモアを忌み嫌ったり理解して歩み寄ったりする人間側の醜い面もきちんと描かれていて、ただのダークヒロインの戦記に留まらない。
一歩間違えればデビルマンの劣化コピーとなりそうだが、人の側に立ち続けようとするヒロインが「人間に絶望しないですむ未来」をもたらしてくれる事を期待したい。
絵柄としては好き嫌いがあるかもしれない。正直言って最初は俺も敬遠した。しかし漫画の面白さは読んでみなければわからないものだ。
派手な魔法はなく剣技のみで相手を屠る戦いは、血飛沫と肉片飛び散る凄惨な描写なので苦手な人にはお薦めできないが、とりあえず黙ってクレアのオリジンの描かれている3巻まで読んで欲しい。話はそれからだ。
CYNTHIA THE MISSION 7巻(続) 高遠るい 一迅社
恐るべし空飛ぶネコのミイラの呪い!!!
<あらすじ>
ドジで泣き虫なシンシアは15才の高校1年生。でも実は香港マフィア伍龍会に仕える暗殺者だった。
東京制覇の戦力として新宿に送り込まれるが、関東ヤクザに雇われた謎の殺し屋・王子さまにアジトを襲撃され、壊滅させられてしまう。
命からがら逃げ延びたシンシアは、仇を取るまで日本に残ることになった。ところが転校先でできた初めての友達・果苗の正体はなんと、王子さまだった。
<紹介>
女子高校生アクション物なんだけど、主人公のはずのシンシアがちょっと影薄くなるほど特殊なヒロインの多い漫画。綺麗なおねーさんが好きな人はぜひ一読を。
さまざまな表情を見せてくれるキャラの造詣が素晴らしく、特に目に力がある。美人キャラが頭身をおとしたときのヘナヘナ顔とのギャップの大きさがまたいい。
殺し合い、またはそれに近い戦いなので人は死ぬし血も流れる。痛そうな描写が多いのでそういうのが苦手な人はダメかもしれない。
最終更新:2008年11月05日 16:06