9・10月
確かに、そうですねー、あのー、途中から行ったほうがいつも打てるんすよー。
まぁなぜかはわかりません。えー(笑)、そのほうが合ってるのかもしれないですし。
なんでなんですか角さん?
―えー俺に聞くなよー。
(笑)
自分でもわからないんすよね。
―とりあえずでもね、ピンチヒッターと、4打席ある時と、俺らから見てよ。
―何が違うってたぶん、集中力だろうな。
そうですね。じゃぁやっぱり…
―ピンチヒッターの時は積極的になるじゃない。
まぁ、そうですねー。
―だってピンチヒッターは、ここで打たなきゃいけないって出るわけだから出すわけだし。
―そうすると自分もたぶん打たなきゃいけないから、余計なこと考えないんじゃないの?
…(そうですねー)
―打つことだけに集中するから。
…(そうですねー)
―だからメンタル的なところだけかなーと思うんだけどね。
…そうですねー。
―だってそれ1発勝負じゃん。
…(そうですねー)
―俺らはだからワンポイントリリーフっていってたから。
…じゃあやっぱり、そっちのほうがいいですね。
―なんでそっちのほうがいい、
(笑)
―そらアカンやろ、それは。
―休日なにやってるの?
あッ…。そうですね。…打ちっ放しとか行きます。
―打ちっ放しって、バッティングセンター?
もちろん違いますねー(笑)。
―(笑)なに、ゴルフ?
ゴルフです。
―ゴルフはどっちでやんの?
ゴルフ右っすよ。
―あぁ、右でやるんだ。
僕もともと、右打ちなんで。
左じゃぜんぜん振れないっすよ。
―俺は左じゃないとダメ、もともと左なんで。
あぁそうですかー。
―でゴルフのスコアはいくつなんですか?
えぇまぁそれはまだまだなんですけど。
―えーラウンドいくつですか?
まぁ…110前後なんですけど。
―ゴルフはでも、歴は長いんでしょ?
歴はその、プロ入ってからですけど。
―あぁはいはい。
7年ですけど。
―なかなか上達しませんね。
なかなか上達しないんですねー。でもやりだしたのはここ、つい最近です。
―今度の2日は、休みは何やるんですか。
まぁ、1日は移動なんでアレですけれども、明日は何しましょうかねー。
―ゴルフは右とお答えになっていた鉄平選手ですが、
(ちょっと表情を緩めて小さくうなずき)ハイ。
―素朴な疑問です。なぜ野球では左打ちなんですか。
(視線を上にやって答えを作ってる風)
左打ちにしたのは、ま、小学校の時、ちょくちょくは、遊び程度でやってたんですけど。
本格的に左にしたのは、中学校からですね。
中学校入って、左打ちにしようと。
その理由っていうのは、右でも別に、まぁそこそこは打ててたんですけど、
これじゃあちょっと、将来性ないなと。
いう話に、親となりまして。左のほうがまだこう、足を生かせるし、
イチローさんがちょうど、210安打打った年に、
僕が中学校上がる、ぐらいの、時期だったんで。
まぁそういう、兼ね合いもありまして。左にしようかと、いう話に、なって、
いま左打ちなんですけど。
まぁでも、ゴルフの、場合はちょっと、そういう、作られた左、なんで。
もともと、はじめから、バットが振れてた訳じゃなかったんで。
まぁゴルフも、そんな感じで。全然打てないですよね。左は。
なんで右、っていうのはもともと、本能に、一応できますから。
そういう点で、ゴルフは右じゃないと、だめということで。
―そうするとあれですか、食事とか、字を書いたりなんかは、全部右ですか?
右ですよ。もともと右投げ右打ちで。ハイ。
―じゃあ、野球で打つのだけ左。
打つのだけ左ですね、あ、まぁ、一応ですけどサッカーも左、足は左利きです。ハイ(笑)
―あのー、昨日ですねぇ。
ハイ。
―4回ウラで、
(思い出してる風、斜め上を見るあの感じ)
―1-1からの3球目、キャッチャーがパスボールしたじゃないですか。
ハイ。
―で、あん時に鉄平さん、三塁ランナーの山崎さんに、…
満塁の時っすね?
―あぁ、そうですね、
ハイ。
―突っ込めって、
うん、…
―ジェスチャーして、
ハイ。
―でそのあと、後ろ振り向いて、ボールとキャッチャーの位置確かめたあと、
―急に、ストップ、一回指示出したじゃないですか。
イヤ、こうしてこうして、(突っ込めの指示のふり)
(振り返る)
(ハ…という顔をしてストップの指示のふり)
…っすね。(笑)
見て、こう見たときに、(また突っ込めの指示のふり)
あぁ行けるわと思ってこうしたら、(振り返る)
(遠くを指さして遠い目)思ったより………
(遠い目のまま)まあ山崎さんの足の状態もありますけど。
(少し視線を落として)なんかいろいろとよぎってちょっと、
(ストップの指示のふり)あ、……ストップ、だと思ったんですけど。
……でももう来てたんで、(視線を外すふり)あ、もう、しゃーないわ、
あこれは、あ、こりゃーヤバイわ、と思って。(笑)
あーーーと思ったらセーフで。おーセーフセーフ、よかったよかったよかった、って感じっすね。(笑)
―それで最後、山崎選手の、肩担いでましたよね?
ハイ。
―重くなかったですか?
重かったっすよ。そりゃ。3ケタ、ありますから…。イヤーでもまぁ、
…ね、一生懸命走ってもらったんで。…で、まぁ…
…ありがとうございます、っていう感じで。
イヤイヤ今日はもう、ホントに、1出塁を、目標に。
12の0の、岸田さんなんで。ハイ。
まぁ出たらですけどね。頑張ります。
そうですねー、まぁプレーオフはもう…、非常に微妙なんで、
微妙というかもう、…まぁここだけの話、ほぼ不可能なんで(笑)。
とりあえずもう、6位で終わらないように頑張るしかないですよね。えぇ。
まぁ、それもまた、なんかこう、微妙な雰囲気になってきたんで。
とりあえず、僕は去年からですけど、
チーム自体は3年連続にはならないように、頑張りましょう。ハイ。
―残り試合12試合で、
ハイ。
―もうオフに入るんだけど、
ハイ。
―オフに、重点的にやること。
野球ですか。
―うん。…いや私生活でもいいよ。
私生活はもうあの、いいです。ワンパターン言われるんで。えぇ。
―フフフ(笑)
野球はそうですねー…、まぁ今年の秋はちょっと振り込もうかなと思ってます。ハイ。
―振り込む。
ハイ。まぁとりあえず、課題とかそういうこと抜きにして、
とりあえず振る量を多くしようかなと。いうことは思ってますけど。
―もう1回イチからってことだな?
イチから…んーまぁイチからですね。
でまぁ、その、振ってるなかで何かが見えてきたら、それをやる、
やろうかなという。
―今日の久保投手。
ハイ。
―わかってる?
ハイ。
―13の2。
アそうなんですか。
―どう攻略しますか。
どう攻略…んー…まぁ甘い球を、投げてくれるのを願って、
それを打つしかないっすね。
―ちょっと、1本打ってよ。
ハイ。
―結構いいところで回ってくるんだから。
そうですか。
―フフ(笑)
いいところで回ってきたら、ちょっと頑張ります。
―いいところじゃなくても頑張ってよ(笑)
(笑)
―今ね、池山コーチに聞いてたのよ。
ハイ。
―で、何番打ちたい?自分では。
何番?
―はい。打順。
打ちたい… 打ちたい打順っていうのは…
―もうほら、チームのこと一切考えない、自分の願望だけです。
うーん…
―わがままだけで。自分は何番打ちたい。
6番、7番ぐらいっす。
―バァカなことを言うな…
6番。
―バァカなことを言うな(笑)なに言ってんの。
―池山コーチの理想を言います。
ハイ。
―3番で。
3番!?
―あぁ。お前が3番打ってもらわないと困ると。
―常にリーディングヒッター争うポジションにいないと困ると。
ハァ…
―君たちの年齢から引っ張ってくれないと、って言ってますよ。
そうですね。そうっすね。
―さぁ、それを聞いて、
ハイ。
―いきましょうか。
今日の鉄平。
それを聞いて。
―それを聞いて、今日の鉄平、
ハイ。
―3、2、1、スタート!
えー打順を決めるのは僕じゃないんで。
打順、3番を打てるように、しっかり練習していきますんで。
まぁ来年、再来年、から、頑張ります。ハイ。
あのー、今、角さんは何勝してるんすか?
―え?オレ?
ハイ。
タイにはなってないすか?
―イヤでもね、中盤から一気にギュギュギュギュッと巻き返してきたんですよ。
―若干借金…たぶん、チームと同じぐらいじゃないかと思いますね。勝率は。
若干、借金ぐらいですか。
―はい。
(小山の声)おはよっす。
―おはよっす。
わかりました。
―はい。
じゃ今日、角さんが、最後だと…
―マー君!ごめん!(マー君のほうを向いて会話をはじめる)
…ことなんで、あのー(笑)、ひとつでも勝ち星を、
角さんにプレゼントできるように頑張ります。ハイ。
頑張ってください。…向こう行っちゃいましたけど。(笑)
そうですねーまぁ相手がクライマックスシリーズに出る相手ですんで、
向こうはどういう感じなのか、調整でくるのか、それとも何なのか、
休ませるのかは知らないですけど、
とりあえず、来年につながるような戦いをしたいと思いますね。
まぁ、もう、言っちゃぁ何ですけど消化試合、なんで、
ただやるんだったら見にきてくれてるファンの皆さんにも悪いですし、
僕たちのためにもならないんで、
なんかこう、意味ある試合にしたいですね。ハイ。
―あと1個勝ってね、
ハイ。
―4位確定と。
ハイ。マジック1なんで。そうっすね。
―決めて下さいよ、鉄平で。
僕で。
―鉄平が打って、
ハイ。
―決めてくれって。
ハイ。
―そうして。
…………(口真一文字)
―ハハッ(笑)
…………(そっぽ向く)
…………わかりました。
―ゥハハハ(爆笑)なんだよ(笑)
えへへへ(笑)わかりました。ハイ。
まぁ一応、やってみます。ハイ。
―頑張って。
ハイ。頑張ります。あたぁっした。
今日が最終回ですけど、…へへ(笑)、えー…、ハイ。ありがとうございました。
来年の抱負は、…そうっすねー、…うーん、…全試合、出場することですね。
―いいの?
いいっすよ。
―それで。
充分ですよ。
―じゃあ期待します。
ハイ。
一年間、歯痒い思いをした方もいるかもしれませんけども、
この経験がまた来年、再来年に生かせるように頑張りますんで、
また応援よろしくお願いします。
最終更新:2008年10月10日 15:02