過去、幾度となく繰り広げられたカオスロワ。
多大な数の死者。増えれば増えるほど怨念の数もまた比例するように増え、
それらはやがて一つに集合する。
初めはほとんど無力で、ちっぽけな存在だったが、
死者の怨念を吸収し続け、どんどんと強大かつ巨大なものへと進化し続けた。
彼はあらゆる者の怨念の集合体ゆえに原型というものはない。
その場に適応するように姿を変え、輪廻の如く世界を廻る。
まさにカオスそのものである。では、カオスとは何なのであろうか。
それは、あらゆる「無」を統合して生み出された究極の存在なのである。
カオスロワが始まる前、いや世界が生まれる遥か前から、無は存在したのである。
理由も無く戦い続ける、虚「無」感。
大事なものを失うという、「無」常感。
ただただ戦い続けることの、「無」意味さ。
カオスロワが続くことによって蓄積された「無」は、やがて命を持ち動き出した。
その姿は、かつて魔術師エヌオーが呼び出し、エクスデスが支配、利用しようとした『力』そのものであった。
そいつは幾度となく転生を繰り返し、幾度と無く転生を繰り返しているうちにやがて悪心が芽生え、
2000年前、全てを無に返そうと世を襲い、実際いくつかの都市を地図上から完全に消し去った。
だが、世の暴走を許さぬ神ゼウスによって、『輪廻王カオス』は封印された。
しかしそれから2000年の時を経た今、カオスロワが人々の持つ心の闇をかつてない程に増幅させ、
やがて、『輪廻王カオス』の復活には十分な量の闇で地球が満たされるようになった。
そう、歴代の主催者達の真の目的は、ヤツを復活させることに他ならなかったのである。
復活させ、自身を含めた全てを消し去ることで、全てを、はじめからやり直そうとしたのである。
BR法案を成立させながら、上条当麻の前にあっけなく散った総裁安倍晋三、
人が死ぬという自然を、心の底から楽しんだナチスの魔帝アドルフ・ヒトラー、
暴虐を繰り返すことで新たなるカオスを齎した学園長大川平次渦正。
そして何人もの分身を生んだ
織田信長たち…。
「ガ……グ……グ……ゴ……」
5回目のカオスロワにして、彼らの目的は達成されたのである。
あまりの闇の強さに、『輪廻王
テラカオス』に変異して。
カオスは今も増幅を続ける。この世界に生まれてくるものと、「死」が存在する限り。
【一日目・正午/ハワイ沖200kmの海上】
【輪廻王テラカオス@FF12】
[状態]損傷なし
[装備]不明
[道具]不明
[思考]1、全世界をカオスに包み込み、消し去る
最終更新:2008年09月03日 00:58