「きんこんかんこーんくちゅくちゅ(口でしながら言った)
はーい、そんなわけで
第三回放送よー。
えーとここまでの死者は……とにかく大勢。以上」
「ちったあ真面目にやれよ、いろんな意味で」
「だって何よこの状況、向こうのロワが有耶無耶になったっぽいからこっちに帰ってきてみれば
なんかワケのわかんない奴が出てきて好き勝手殺しまくった上にどっか異空間に逃げちゃってるし。
やってたことを途中でほっぽり出して逃げる奴なんか最低よ!!」
「だからお前が言うな!!」
「はいはい、そんなわけで仕切り直しって感じでみんな頑張んなさいよね。
それと禁止エリアだけど、今回は北海道全域にするわよ。
北海道にいる奴はあと一時間以内に逃げなさい。
……ったく、参加者全員に私たちと同じ苦しみを味合わせてあげようと思ってたのに、
こんなにあっさり死んでたんじゃ意味ないじゃない!!
もっと苦しんで堕ちてボロボロになって死になさいよ!!」
【一日目・午後六時】
第三回放送を終えて、6/とかがみはお互いにため息をつきながら椅子に腰掛けた。
「さてと、じゃあ俺はちょっと参加者に干渉してくるぜ」
「みなみちゃんのとこに行くの?」
うなずく6/を、かがみは蔑むような目で睨む。
「言っとくけど、誰であろうと参加者を利するような行為をするのは許さないわよ。
今回の参加者には全員に私やあんたと同じ苦しみを味合わせてやるんだから!!」
「別に、俺はそんな理由でみんなに殺し合いをさせてるわけじゃ……」
そう言いながら、みなみのところに行こうとして立ち上がった6/を突然の眩暈が襲った。
「ぐっ……!?」
まっすぐ立つことすらもままならず、床に膝をついた6/。その姿を見下ろしながらかがみが愉悦交じりの表情で語る。
「あんたの引いたこの聖杯戦争での役目は私のサーヴァント、それと『聖杯』よ。
Fateをやったことがあるなら、聖杯戦争において聖杯の担う役割は知ってるでしょう?
あんたはこのロワで死んだサーヴァントの魂をその体に吸収していくの。そのうち体のほうが耐えられなくなるでしょうけどね。
今までにあんたが吸収したサーヴァントは、『アーチャー』
野比のび太、『ライダー』
柊かがみ、『バーサーカー』神(笑)の三人。
つまり、あとセイバーとランサーとアサシンとキャスターを吸収すればあんたは聖杯として完成するのよ」
激しい眩暈と頭痛に襲われる6/は、かがみの説明を忌々しげな顔で聞いていた。
「さてと、じゃあ私、ちょっとみなみちゃんのとこに出かけてくるわね。
そろそろこっちからもサーヴァントを減らさなきゃ聖杯の完成に間に合わないわ」
「お、お前、まさか……」
「みなみちゃんのクラスは『セイバー』よ。きっといい生贄になるわね」
かがみはそう言い残すと、床に這い蹲る6/を置き去りにして部屋を出て行った。
「てめえ……カスだな」
6/はそう悪態をつくのが精一杯だった。
最終更新:2008年09月03日 01:07