ウーロンに憤りながらも、どっちかというと結婚式を挙げることのほうが優先事項だった6/とみなみはひとまず教会に向かった。
そしてみなみはタキシードを、6/はウエディングドレスを着て、たった二人ながらもささやかな結婚式を挙げようとしていたのだが……
「喜べ少年――君の夢は、ようやく叶う」
(な、なんで立会いの新婦がこいつなんだよ……)
微塵も二人を祝福する気配の無い新婦が、二人の前で聖書の一節でもなんでもない言葉をほざいていた。
「私が殺す。私が生かす。私が傷つけ私が癒す。我が手を逃れうる者は一人もいない。
我が目の届かぬものは一人もいない。
打ち砕かれよ。敗れたもの、老いた者を私が招く。私に委ね、私に学び、私に従え。
休息を。唄を忘れず、祈りを忘れず、私を忘れず、私は軽く、あらゆる重みを忘れさせる
装うなかれ。許しには報復を、信頼には裏切りを、希望には絶望を、光あるものには闇を、生あるものには暗い死を。
休息は私の手に。貴方の罪に油を注ぎ印を記そう。永遠の命は死の中でこそ与えられる
―許しはここに。受肉した私が誓う。
―“この魂に憐れみをキリエ・エレイソン”
(ろ、6/さん……)
(ああ、なんか全然嬉しい気持ちになれねえ……)
ともかくも、こうして二人は正式に夫婦になった。
【一日目・午後11頃/夢の国】
【◆6/WWxs9O1s氏@現実】
[状態]ウエディングドレス
[装備]なにか
[道具]なにか
[思考]とりあえずみなみと籍を入れれて嬉しい
【
岩崎みなみ@らき☆すた】
[状態]タキシード姿
[装備]なにか
[道具]なにか
[思考]6/氏と結婚できて嬉しいが、私の姓はどう変わるんだろう
【
言峰綺礼@Fate/stay night】
[状態]絶好調
[装備]なにか
[道具]なにか
[思考]二人の門出を祝う
一方、他のかがみ討伐隊の皆さんは手分をしてウーロンを探していたが、姿はおろか手がかりすら見当たらない。
「一体どこに隠れられたんでしょう。そう遠くには行っていないはずなんですけど」
「全く、あいつを挽肉にしてブタのエサにしてやらんと気が済まへんわ」
顔を見合わせて、持っていきようの無い憤りを愚痴で晴らす面々。そこに、みんなに遅れて一人の少女が戻ってきた。
「みんな遅くなってごめ~ん!! あのね、あっちのほうも探したんだけど全然みつからなく……」
「遅いよつかさ!! 一体どうやったらそんなに時間かけられるの!? 本当に鈍くて鬱陶しいんだから!!」
こなたはそう言うと、駆け寄ってきたつかさの脛を思い切り蹴り飛ばした。
「あいたっ!! ちょ、ちょっとこなちゃん、いきなりなんで……」
尻餅をついて驚いたようにこなたを見上げるつかさに、こなたは汚いものを見るような目を向ける。
「ったく、そのトロさに鈍さ、
おまけに『バルサミコス~』とか一人でつぶやいてる気持ちの悪い池沼っぷり。
さすがはかがみの妹だけはあるよね。見てるだけでイラついてくる所がそっくりだよ」
「え……」
つかさは自分の耳を疑った。その耳を、背後から一人の少女の靴が思いっきり蹴りつける。
「あの柊の妹ってことはさあ、柊以下ってことだよな? まああんなのの双子の妹に生まれついたことは同情するぜ」
みさおが靴の裏でつかさの顔を踏みしめる。
「つかささん、今まで黙っていましたけど、私たち、かがみさんと同じくらいあなたのことも大嫌いでしたから。
そのトロさで私や泉さんに迷惑をかけるのみならず、あなたが来ると自動的にかがみさんまでついて来るんですからね。ある意味疫病神です」
みゆきがつかさの顔に唾をかける。
「お姉ちゃんがいないと何もできないクズ人間の癖に、身の程ってものを知らないんですよね。さすがはあのブタ女の妹ですよ」
ゆたかがつかさの体におしっこをかける。
「大体さ、あのかがみと双子って時点で人生終わってるよなwwwwwww」
修学旅行の回でかがみにラブレターを渡した男子生徒とぎょぴちゃんが、つかさの頭の上にレンガを落とす。
「こ、こなちゃん……こんなの冗談だよね……他のみんなが何を言っても、こなちゃんだけは私の友達だよね?
だって、こなちゃんは、私が生まれて初めて作った……とも、だ、ち……」
血と唾と汚水に塗れながら、つかさは最後の希望をこめてこなたを見上げる。
しかし、その親友は忌々しげにつかさを見下ろすと、
「ったく、本当に姉妹揃って鬱陶しいんだから!! オマエなんか死ぬまでかがみとアソコでも舐めあってろ、このクソ虫!!」
そう言い捨てると、つかさに背を向けて歩き始めた。
それを合図とするかのように、他の面々ももうつかさには興味を失ったかのようにこなたのあとに続いてその場を離れていく。
最後に、その中の一人が振り向くとこう言った。
「お前
みたいな穀潰しはもともとうちにはいらなかったんだ。もう二度と帰ってくるなよ」
「お、お父さ……」
しかし、つかさにはもう追いすがる気力さえ残っていなかった。
「うっく……ぐす……酷いよ……なんで? あんなに、仲が良かったはずなのに……!
あんなに、こなちゃんのこと、好きだったのに!!」
やがてその脳裏に、さっき彼らに言われた言葉が蘇ってくる。
『やっぱりかがみの妹だから、こいつもクズなんだよ』
「あ……そっかあ……あはははははは。私がこんな目に遭ったのも、全部お姉ちゃんのせいなんだ」
つかさは、いつの間にか笑みを浮かべていた。
「お姉ちゃん……絶対に……絶対に許さないから!!」
【一日目・午後11頃/夢の国】
【
柊かがみはウザイ同盟@らき☆すた他】
[状態]いっぱい
[装備]いっぱい
[思考]絶対にウーロンを殺して叉焼にする
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]血と汚物まみれ
[装備]なにか
[道具]なにか
[思考]かがみを絶対に許さない
最終更新:2008年09月03日 21:01