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幕張に向かっていた6/と692は、行く手に標的の一人の姿を見つけた。
「あれは……こなた……!!」
その顔をみた瞬間、6/は殺意を隠さずに歩み寄る。
「お前、つかさを殺したというのは本当か?」
「つかさを……何の話ですか? てゆうか、あなた、誰ですか?」
6/はこなたの様子がおかしいことに気がつく。
記憶が自分とかみ合わないだけでなく、いつも眠そうにしている目をちゃんと開いているし声も低い。
何より、セリフや表情などの雰囲気が「泉こなた」というよりは綾波系のキャラを思わせる。
みなみがストライクゾーンな6/にとっては、わりとタイプでもある。
「おい6/、こいつはお前の知ってる泉こなたじゃねえぜ」
「何だと? まさかこの期に及んでまた平行世界のキャラとか言うんじゃ……」
「こいつの表情と雰囲気は、原作第一巻の第一話にのみ登場する、いわゆる『初期こなた』という奴だ。
この時期の原作のこなたは以後のこなたとあまりにキャラクターが違うため、一部のファンからは別キャラのように扱われているんだ。
おそらく、そのファンの思いが彼女を具現化したんだろう。
アニメ版こなたとDS版こなたが別キャラとされるのと同じようにな」
「……詳しいな692。ひょっとしてらきすた厨か?」
「みなみは俺の嫁とか言ってる奴に言われたくねえよ」
その時だった。彼らの立っていた地面が、隕石の直撃でも受けたかのように爆ぜ飛んだのだ。
6/は咄嗟に初期こなたを庇いながら衝撃を避ける。
謀らずながら、初期こなたは6/を押し倒すような格好になった。
そして二人の耳に聞き覚えのあるウザい声が届く。
「久しぶりねえあんたたち!!よくもこの私を裏切ったわね!!後悔させてあげるわ!!」
「あれは、かがみなの?なんか違うような気がするけど……」
「ああ、お前の知ってる柊かがみとは色んな意味で別人だよ」
かがみの顔を見て不信と不快をあらわにする6/とこなた。しかし、かがみはそんな二人を見てますます顔を真っ赤にさせた。
「あんたたち……何、そんな格好で抱きあってんのよ……ああ、そっか。
最初からそうだったのね。カオスロワ4の頃から、あんたたちは二人で私のことをからかってたんだ!!」
そう、かがみは初期こなたが6/を押し倒しているのを見て、二人が普通ではない関係にあると誤解をしたのだ。
「ば、馬鹿を言うな!!俺が愛しているのはみなみだけだ!!」
誤解されることには慣れている6/でも、この誤解を広められたらみなみに嫌われてしまうので必死に解消しようとする。
しかし、
「あーそうですか、つまり私のことはこれっぽっちも愛してくれてなかったのね!!
私はあんたのことをあんなに愛してあげたのに!!あんたもこなたも、絶対に許さない!!」
かがみはそういうと、スカートの中から何かを取り出した。
「ねえこなた。私、ここに来る前にあんたの家によってこれを持ってきたのよ」
「そ、それは……お母さんの写真と位牌……かがみ、なんでそんなもの持ってるの?」
「なんで?そんなの、あんたの前でこうするために決まってるじゃない!!」
かがみはそう叫ぶと、位牌を地面に叩きつけると靴の裏で踏み潰した。
「なっ―――!!」
二人が呆然とする前で、かがみはかなたの位牌を粉々になるまで磨り潰す。
「や、やめて……やめてよかがみ!!なんでこんなことすんの!!」
「はいはい、こっちはもうやめてあげるわよ。そのかわり、こっちを……」
かがみは泉家の仏壇に飾られているかなたの写真を、初期こなたの目の前でびりびりに引き裂いた。
さらにそれにマッチで火を点け、灰になるまで燃やす。
「あ……うわあああああああ!!」
初期こなたは言葉を失い、6/の胸の上に泣き崩れる。彼女は、なぜ親友にこんなことをされるのかも知るはずが無い。
「あっはっはっはっは、良いザマねえ!! あんたみたいなクソ女の母親にはこれくらいの扱いでぴったりなのよ!!」
腹を抱えながら、無邪気な少女のように笑うかがみ。
「……初期こなた、すまん。ちょっとどいててくれ」
6/は初期こなたを自分の上から降ろすと立ち上がった。
「かがみ。俺はさっきまで、お前よりもこなたたちのほうがクズだと思ってたぜ。
だけど、とんだ誤解だったようだ」
「何よ、私が悪いって言うの?あんたたちが私を裏切ったのが悪いんじゃない!!」
「裏切る?お前が勝手に周りの人間に幻想を抱いてただけなんじゃないのか?
お前の友人も家族も、らき☆すたキャラでお前を心底好きな奴なんか最初から誰もいなかったんだよ。
乱暴でガサツで空気を読めないどっかでみたような今時食傷気味のツインテールのツンデレなんて誰にも愛されない。
それだけの話だ」
「……あんた……書き手の分際で……」
「もうパロロワ内でお前を見るのにも飽きてきたしな。同じパロロワジンクス持ちとして、ここでお前を殺す
「そ、そんなことしたら、みなみちゃんに言いつけてやるんだから!!
あんたなんかみんなに誤解されて輪姦されて殺されろ!!」
「だまれ、クズが!!」
そう叫ぶと、6/とかがみは互いに剣を抜いて向かい合った。

二日目・午前2時半頃/千葉県】
【柊かがみ@らき☆すた】
[状態]健康
[装備]バズーカ砲、ビームサーベル、エクスカリバー(つかさからパクった。)
[道具]なし
[思考]1、6/とこなたを殺す
    2、幕張メッセでハルヒたちと合流

【◆6/WWxs9O1s氏@現実】
[状態]ウエディングドレス
[装備]スタープラチナ
[道具]草薙の剣@古事記
[思考]同盟と神の軍団を潰す

【初期こなた@らき☆すた原作一巻】
[状態]呆然
[装備]ものすごくつよい盾
[道具]ものすごくつよい矛
[思考]6/に協力する。

一方、692は瓦礫の下で気絶していた。

【692@現実】
[状態]気絶
[装備]ロンギヌスの槍
[道具]不明
[思考]6/に協力する。
最終更新:2008年09月07日 21:59