とある広場にて、三人の男が一人の女と対峙していた。
和服を着た恰幅の良い大柄の、髷をしている男。
テニスウェアを着こなした長身の、眼鏡を掛けている少年。
野球のユニフォームを着ている、やはり野球帽を被ったイケメン。
どれも世界に知られている有名な人物達である。
では彼らと対峙している女性はどうなのだろうか。
髷男と同じくらい恰幅のいい体をして、どこにでもあるような洋服を着た中年。
これがその女性の外見である。
どこからどう見ても近所のおばちゃんとしか言えない様な外見だ。
その実、剛田商店という店を営む一方、鬼にさえ恐れられていると言われる女傑である。
そんな彼らがこんな広場で何をしているのか……それを覗いて見よう。
★ ★ ★
「それでOKAMI、我々を集めた理由はなんだ?」
最初に口を開いたのは髷の男。どうやら彼等はこの女性に集められたらしい。
残りの二人の男もその説明を求めるように頷く。
女性は三人の顔をそれぞれ見ると、やがて大きく頷いて答えとなる言葉を発する。
「最強のスポーツ集団を作ろうと思ってねぇ」
笑みを浮かべながらそう言った女性に、三人は一様に疑問の色を浮かべた。
「最強のスポーツ集団とは?」
やがてその疑問をはっきりと言葉に変えたのは眼鏡の少年だ。
「言葉通りさ。アタシが監督を務める、それぞれのスポーツ最強の選手を集めた集団さ」
少年の、延いては三人全員の疑問に対し不敵な表情でそう口にする。
女性の言葉の意味を理解した三人は、驚くと共に、呼ばれた理由が朧気ながらに分かってくる。
「では、僕達は?」
その理由を確認する意味も込めて、野球帽の男は僅かに興奮しながらも女性に問う。
残りの二人の男も期待しているのだろう、緊張に顔を堅くさせながらも女性の答えを待つ。
女性はまたもや全員の顔を次々に見比べると、今度は満身の笑みで頷きながら言った。
「あぁ、アンタ達の想像通りさ。
アンタ達はアタシの目に適った逸材だからねぇ、スカウトに来たのさ」
女性のその言葉に三人はそれぞれ全員喜びと安堵の表情を浮かべる。
「YOKODUNAは相撲代表、
イチローは野球代表、手塚はテニス代表。
まぁ今のところはアンタ達三人だけだけどね。
アタシのチームに入ってくれるかい?」
三人の顔を見比べ勧誘の言葉を発する。
その言葉に真っ先に反応したのはYOKODUNAと呼ばれた相撲取りの男だった。
「OKAMI、私をSUMOU最強として選んでくれたのは嬉しい限りだ。
元より最強を目指す身、私は勿論付いていこう」
一歩前へ出て、出された手を強く握る。
次に前へ進み出たのは手塚と呼ばれた少年である。
「俺も行こう」
言葉少なげにも、力強く、出された女性の手を握る。
最後に残った男―――イチローも微笑を浮かべながらやはり前へ進む。
「僕は色んな人と野球ができれば構わないよ」
前者二人と同じように、彼も女性に握手を返す。
「決まりだね」
女性は満足そうに頷くと三人に言葉を発する。
「じゃあ他のスポーツ担当をスカウトしにいくよ。
今なら幕張メッセの方で大きなイベントがあるから人も集まるだろうからねぇ」
そう言って広場を後にする女性に、三人は面白そうな表情を浮かべ付いて行った。
【
二日目・3時頃/空き地】
【ジャイアンの母@
ドラえもん】
[状態]健康、最強の監督
[装備]不明
[道具]不明
[思考]基本:最強のスポーツ集団を作る。
1:幕張メッセに集まる強者と戦う。空いたスポーツ担当を見つければスカウトする。
【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
[状態]健康、最強の相撲取り
[装備]まわし
[道具]ちゃんこ鍋
[思考]基本:ジャイアンの母に従う。
【イチロー@イチローのレーザービームで人類滅亡】
[状態]健康、最強の野球選手
[装備]バット、グローブ
[道具]野球ボール
[思考]基本:ジャイアンの母に従う。
【手塚国光@テニスの王子様】
[状態]健康、最強のテニスプレイヤー
[装備]テニスラケット
[道具]テニスボール
[思考]基本:ジャイアンの母に従う。
最終更新:2008年09月12日 20:48