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 ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ。

 統率の取れた足音を響かせながら、亡霊の軍隊が行く。

 ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ。

 地獄を謳いながら、血の契約の下で死者が踊る。

 ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ。

 彼等を率い、先陣を切るは赤の影。
 それは全ての血の支配者にして、最強の吸血鬼。

 ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ。

 常に彼等は見敵必殺。
 標的を見つけ次第、目的を遂行する。

 ある者は手渡しで。
 ある者はポストに。
 ある者は自転車のかごに。

 この地上に存在するありとらゆる手段を用いて、目に至るすべて者達へ亡霊達はポケティを配る。



ふと、アーカードは異変を感じ空を見上げた。
 それを追うように、亡霊達も一斉に空を見上げる。
 見上げた空より、降り注ぐ赤い影。

 怒りの赤鬼が舞い降りる。

「―――――邪ッ!!」

 音速を超える速度で放たれる、鬼の一撃。
 一瞬にして数十の亡霊が消滅した。

「貴様ァ! 今二枚同時に配りおったな! 何たる軟弱ッ!!」

 それは、早く配り終え帰りたいバイトの精神が生んだ禁断の奥義。

 ――――二枚同時配り。

 ノロウイルスの脅威を多くに知らしめる、彼等の目的にそぐわぬ奥義。
 このような愚行、範馬勇次郎が見逃すはずもない。

「はン。これだから日本人は真面目すぎる。そんなだから他国に嘗められるのだ。
 それに、今だ一枚も受けっとってもらえない貴様よりはマシだろう、ヒューマン?」

 それは怒りか、それとも照れか、図星を突かれた勇次郎の顔が見る見る赤く激昂してゆく。

「グヌヌヌ……跳ねッ返りおってからに!」

 死闘の開始を告げるように、超握力に握り潰されたポケティがパンと破裂した。



【秋田県 2日目:13時】

【ノロウイルス撲滅し隊】

【範馬勇次郎@範馬刃牙】
[状態]: 範馬の血と自然の医学、ノロウイルスがいい感じにブレンドされて正気喪失。自然治癒不可能。
[装備]: ジープ@安藤、暖かいコート@安藤 ポケティ@勇次郎製
[道具]: 支給品一式、首輪
[思考]1:跳ねッ返りおってからに!
   2:ポケティを配りノロウイルスの恐ろしさを各地に伝える(聞こうとしない者、真面目に聞いていないとみなした者には拳で教える【殺す】)
   3:撲滅運動参加者を募る

【アーカード@ヘルシング】
[状態]: 拘束制御術式完全開放、吸血鬼の血と自然の医学、ノロウイルスがいい感じにブレンドされて正気喪失。自然治癒不可能。
[装備]: ジープ@安藤 ポケティ@勇次郎製
[道具]: 支給品一式
[思考]1:日本人は真面目だ。
   2:ポケティを配りノロウイルスの恐ろしさを各地に伝える(聞こうとしない者、真面目に聞いていないとみなした者は吸血鬼に)
   3:撲滅運動参加者を募る

[チーム共通行動方針]1:北海道~→沖縄~→北海道という感じで動く(全国行脚)
          2:バトルロワイアル?知るか!
          3:病人には優しく

[備考]:二人はノロウイルス?に犯されています。通常のNVとは違い低確率で接触感染が起きます。空気感染も起きないとは限りません。
    感染するとどうなるかは不明。





最終更新:2006年12月20日 16:51