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nice boat内で喜緑達と赤木達が争っている頃。
総大将不在の間指揮を任されていた男は、艦に迫ってくる海馬達を見て迎撃の決断をする。
相手はこれまで主催側の攻撃を撃破してきた兵だ。
だがだからといって退く訳にはいかない。
それにまだ主催の戦力が尽きたわけではないのだ。
敵の数を減らすことくらいは十分に出来るだろう。
(聖地奪還の為に情報統合思念体の後ろ盾を失うわけにはいかない)
長髪に口髭を蓄えた男、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドはそう思うと、部下に出撃を命じる。
「魔法衛士隊全軍出撃! 敵を恐れるな!」
その一言で士気高く次々とnice boatから飛び立つ幻獣達。
だがそんな部下達とは違い、ワルドの顔からは冷や汗が流れていた。
対主催の戦力ははっきり言って異常だ。
例え虚無の力を持っていたとしても抑えきれないかもしれない。
「僕も覚悟を決めるべきか…。」
理想の為に準じる事は構わない。
命が潰えたとしても、その理想が潰えさえしなければ。
この殺し合いに負けてしまいさえしなければ…。
情報統合思念体が負けてしまいさえしなければ…。
そんな結末に陥らせない為に命を賭ける事は悪いことじゃあない。
「ふっ…僕も弱気になったものだな。魔法衛士隊隊長の名が聞いて呆れる」
ハナから負ける気でいては少しの勝機でさえなくなってしまう。
そして少しでも勝機があるのなら勝つ気で挑むべきだ。
「そうだな、相手にとって不足はない……というところか」
冷や汗も止まり、先ほどと違って不敵に笑うワルド。
闘士も漲っており、さっきまでの弱気は影もみせない。
そして自分の使い魔のグリフィンに乗ると、一気にnice boatのブリッジを飛び立った。
「ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド、参る!」

二日目・12時/nice boat.号近く】
【ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド@ゼロの使い魔】
[状態]健康、偏在使用
[装備]サテライト30、杖剣、グリフィン、魔法衛士隊全軍
[道具]スキルニル×不明、アンドバリの指輪
[思考]基本:対主催の迎撃
1:nice boat.号に迫る海馬達を倒す
最終更新:2008年10月01日 00:53