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nice boatが落ちる前の話である。

2mを超える幾多の巨体がマスオに襲いかかった。
テッカマンドール。
若本の一人、テッカマンオメガの過去に作られたテッカマンに似せた人形を造り戦わせる技である。
偽者とはいえ、一体一体がテッカマンに追随する戦闘力、速力を持っている。
さらにア「名護」の超人的な頭脳で統率されたそれは、完璧な連携を持っていた。
しかし、その程度TASの技術の前では茶番でしかない。
一瞬で最高の位置取りを見い出し、乱数を見切り、最良の確率を手繰り寄せる。
全ての攻撃を紙一重で、それでいて危なげ無くかわす。
一体一体すれ違い様に最速の攻撃を叩きこむ。
全てのテッカマンもどきが破壊されるまで5秒もかからなかった。
「どうしたんだい、アナゴ君?この程度じゃないだろう」
「フグ田君……!」
アナゴはマスオとの距離を離すように攻撃を繰り出すが、マスオはそれを許さない。
全ての攻撃を最少の動作で防ぎ、かわし、そして最速をもって間合いを詰める。
「セル、ベガ、アンデルセンの力を持ってるんだ。迫撃が苦手ってことはないよね」
「ぶぅるあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
この世のものとは思えない叫びと共に繰り出される数多の拳、銃剣、触手。
ただ、その攻撃が到達するよりもマスオの一撃は速かった。
ただ、速く。ただ、効果的に。マスオの一撃はアナゴを撃ち抜いた。
「ぬ、ぐうぅぅ…!再生が、遅い…?」
「足りないな」
「フグ田く…がッ!」
回復が追いつかずに伏しているアナゴをマスオは蹴った。
打った。踏み付けた。
「フ…グ…」
「君には僕に対する殺意が足りない。だから僕にいいようにやられるし、立ち上がれない」
「フゥグゥ田ァァァァァァァァ!!!!!」
「それ」

起き上がろうとするアナゴを、マスオは顔面を鷲掴みにし後頭部から床に叩き付けた。
床に亀裂が入り、下の階層に突き抜ける。
落ちたアナゴを、上の階層から観察するようにマスオは見つめた。
「肉体を痛め付けるだけじゃ駄目か。さて、どうしたものかな」
「フグ田君、君は…!」
「元友人が相手ってだけでこうも戦えないとはね。優しいな、君は。
そうだ、君の新しい友人を殺すというのはどうかな?」
「君ってぇ奴ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
動かない体を一瞬で再生させアナゴは立った。
サイコクラッシャーを放ち、同時に瞬間移動を連発。
あらゆる角度からマスオにアナゴが襲いかかる。
「いい攻撃だね」
しかし、それすらもいとも簡単には見切り、マスオはアナゴを打ち落した。
「やはり仲間、か。いいかい、アナゴ君。僕はこれから君の仲間を一人ずつ殺していくよ。
止めたければ早く僕を殺すことだね」
「フ…グ田……!」
そして、アナゴの意識は暗転する。
アナゴが気が付いた時にはnice boatは墜ちる寸前だった。

「Yahoooooooooo!!!!!!!」
アナゴの倒れた後の事である。マスオは突然顔面を殴られ吹っ飛んだ。
「やっと見つけたっていう!!!」
「カツオ君…」
「マスオ兄さんがTASなら、僕はテクニックKASになる!!
ネーサンもTARAちゃんもこんなことは望んじゃナイアガラ!!!」
「カツオ君。君はKASの力を手に入れたか。いいだろう。僕を止めてみてくれ」
「マスオ兄さん!こんな事は止めロンダルギア!」
「この艦はもう沈む。次に会う時はきちんと殺す気で来るんだよ」
そして、神が衝突した。アナゴは仲間の元へ、マスオは神の頭上へ。
KASの魂を受け継いだカツオは果たして…。

二日目・2時/不明】
磯野カツオサザエさん
[状態]不明、磯野KASオ
[装備]不明
[道具]不明
[思考]基本:マスオを止める
最終更新:2008年10月07日 09:49