国文学者は飛鳥泪がその場を去っていった後、死んだフリをやめる。
「恐らくこうなるかと思っていたよ。だが事前に対策はうっていたのでね」
ドリームノートを開いてページを見る。
そこには『国文学者 殺されそうになるが死んだフリでやりすごす』と書かれていた。
「前の所持者がたくさん使っていたのか残りページ数は少ないが、なかなか使える支給品だ」
最初の方のページは女の子の名前と、淫らな行為が書かれていた。
しかも三人の女の子の名が書かれているのだが、どうやら母娘らしい。
「まあ普通はこういう事に使うのだろうな、こんな事さえおきてなかったら」
国文学者は殺し合いと言う時に淫らな行いをするほど呑気ではなかった。
「さて、これからどうするか」
国文学者はこれからの方針に悩む。
殺し合いに乗るつもりはないが、老賢者だけは許せなかった。
ガラパゴス諸島でバカンスしていたのに、殺し合いが始まったら突然襲いかかってきた男。
老賢者の事は数十年来の親友だと思っていたのに、彼は裏切ったのだ。
「ドリームノートを使えば簡単に殺せるのだろうが……」
どうしても彼だけは自分の力だけで殺したかった。
「だけど老賢者殺害の邪魔をするやつに使うのなら構わないか。
とはいえそんな簡単に切り札を使うつもりはないがね」
そんな事を考えながら歩いていると、突然糸目のジムリーダーっぽい男がノートに落書きを始めた。
「こらっ、これは消せないんだぞ!」
その男を殴り殺すが、既に遅かった。
『
ウラジーミル・プーチン カナダに核ミサイル発射した後
うっかりしてドイツ以外の国全部に核ミサイル発射する』
そんな文字が書かれていた。
もはや落書きではない。
「大事な1ページが……まぁいい、老賢者相手には使わないのだから些細な消費だ」
【一日目・午前2時05分/ガラパゴス諸島】
【国文学者@誤爆スレ】
[状態]:健康
[装備]:ドリームノート(残りページ少ない)
[道具]:支給品一式
[思考] 基本:老賢者を殺す
その頃老賢者は地球の危機を察してロシアの核ミサイルに特攻していた。
「核ミサイルとかまじKOOLじゃね」
ロシアの核ミサイル発射施設で老賢者は核ミサイル郡と相打ちになる。
ひそかな英雄だった。
【老賢者@誤爆スレ 死亡確認】
【核ミサイル 全滅確認】
最終更新:2008年11月06日 10:48