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「れっきとした生存者の私の存在を忘れるなんて、あんたなんか人間じゃない!!」

あやのはそう叫ぶと、>>525の中に自分についての言及らしきものが一言も無いのに腹を立てて書き手を額の光線で焼き殺した。

「ハア、ハア……なんでよ。なんでこの私がもっと活躍できないのよ!!
原作でもアニメでもゲームでも酷い扱いなんだから、せめてここでくらいもっと暴れさせなさいよ!!」

完全に正気を失った目で叫ぶあやの。しかし突然口と下腹部を押さえて倒れこんだかと思うと、路上に反吐をぶちまけた。
「ぐ……そうよ。私にはまだしなきゃいけないことがあるわ。柊ちゃんに『これ』を見せて、あの女をどん底に叩き落してやらないと」
その顔は苦痛ではなく、残酷さを称えた微笑で歪んでいた。
あやのの嘔吐の原因は「つわり」である。彼女の胎内には子供がいるのだ。
そしてその父親は、かがみの夫である6/である。
二人が籍を入れた後であやののほうから関係を迫ったのだ。もちろん動機はかがみへの嫌がらせである。
最初は頑なに拒んでいた6/も、「父に孫の顔を見せてあげたいんです」と泣き落としをかけると渋々ながらも承知した。

「全く単純な人よね。あんなんだから毎回ロワ内で誤解されるのよ」

でも誤解されようがなんだろうが、何回もロワに出れる時点で十分恵まれている。その意味ではかがみもだ。
だからこれはあの二人に対する正当な報復なのだ。
そういえば、一緒に背景コンビを組んだあの落語家の男はいつの間にか姿を消していた。
「あの人も結局私を裏切るのね。みさちゃんたちが私を裏切ったみたいに……」

自分と同じ背景コンビだったみさおはいつしからきすたトップクラスの人気キャラとなり、それに伴いあやのへの態度も冷たくなっていった。
付き合っていたみさおの兄にも『俺、影が薄いタイプ苦手なんだよね』と言ってフラれた。
もう誰も信用しない。その代わり自分より目立った全てのキャラに復讐してやる。特にかがみは絶対に許せない。
さっきの放送でかがみの名前も呼ばれていたが、あの化け物のことだ。どこで復活するか知れたものではない。
そしてその時に、あの女の前に現れて言ってやるのだ。
「これが私とあなたの旦那さんの間に出来た子よ」
と。
夫に対して狂おしいともいえる執着を見せていたあの女のことだ、きっと正気ではいられまい。
そしてそこを額の光線で焼き殺す。
「ふふふ、待っててね柊ちゃん♪」
あやのはそう呟くとお腹をさすりながら立ち上がった。
その時、木陰から一人の男が姿を見せた。
「待ってください。お話は全て聞かせていただきました。是非とも私を背景コンビの仲間に入れていただきたい」
あやのはその男――壮年の外国人だった――の顔をじっと見る。どこかで見覚えのある顔だ。
しかし、名前もどこの国の人だったかも思い出せない。
「あの、あなたは一体?」
首を傾げるあやのを見て、男は深くため息をつく。
「やはり覚えられていませんか。そう、わが国はとても影が薄い。
れっきとした先進国であり、サミットにも毎回参加しているのに……せいぜい『赤毛のアンの舞台』といえばやっと分かってもらえる程度!!
同じ大陸にあるアメリカと文化的にも自然環境的にもキャラが被っている上に、これといって有名な特産品や観光地も少ない……
こんな日陰扱いはもう散々です!!私は私の国を、世界一メジャーな国にしてみせます!!」

あやのは同じ影の薄いもの同士、この男に強い共感を覚えてがっちりと握手を交わした。
ここに新生背景コンビが生まれた。


【一日目・午前四時/カナダ南部】
【カナダのえらい人@カナダ】
[状態]:健康 
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考] 基本:もっと影が濃くなりたい
1:峰岸と行動する
※普通の人には姿が見えません

【らき☆すたのデコ@らき☆すた】
[状態]:健康、6/氏の子を妊娠
[装備]:不明
[道具]:支給品一式、6/氏の結婚指輪(かがみ探知機能付き)
[思考] 基本:メインキャラに復讐する
1:かがみに6/の不貞を突きつけた後残虐に殺す
2:カナダのえらい人と行動をともにする
※普通の人には姿が見えません

【避難所の525  死亡】
最終更新:2008年11月08日 02:19