カナダのえらい人は雨の中を必死で逃げていた。
「あの少女には悪いことをしたが、私は無駄死にするわけにはいかない。全てのカナダ人のためにも……」
そんな彼の前に立ちはだかる一人の男。
「そんなに急いでどこに行かれるのかね、ジェントルマンよ」
「なっ……私の姿が見えるというのか!!」
カナダのえらい人は驚いて男の姿を見る。しかし、その男の体もまた半分以上透けているではないか。
この男も空気キャラ仲間か?
「ま、待て、さっきの放送を聞いただろう? 今殺し合いをしては……」
「警戒されるな。私は戦うためではなく、あなたと手を組むために来た。ドーユーアンダスタン?」
男はおどけて見せるが、その姿は今にも雨の中に溶けて消えそうなほど存在感が無かった。
「あなたは一体……」
「カナダのえらい人よ。あなたはまだマシなほうだ。空気とはいえちゃんとG8にも入っている。
しかし、私などはちゃんとした先進国にも関わらず影が薄い!!
豊かな自然と動植物のおかげでいいイメージは持たれているものの、政治の世界では完全に空気!!
てゆうかG8ってなんだよ!!南半球からも代表で一国くらい入れろよ!!」
「そうか……あなたはオージー……」
「それもこれも全ては捕鯨国家・日本が悪い!! 私は全ての日本人を抹殺して、オーストラリアをメジャーにする!!」
こうして、世界最大の反日国家の人がカナダのえらい人と手を組んだ。
しかし、二人とも腹の中では「こいつほどは影薄くないぜ……」と思っていた。
【一日目・午前八時半/カナダ南部】
【カナダのえらい人@カナダ】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考] 基本:もっと影が濃くなりたい
1:オーストラリアのえらい人と組む
2:余裕があればあやのを助けたい
※普通の人には姿が見えません
【オーストラリアのえらい人@オーストラリア】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考] 基本:日本人に復讐する もっと影が濃くなりたい
1:カナダのえらい人と手を組む
※普通の人には姿が見えません
最終更新:2008年11月10日 23:01