「結局ブルガリアに来ちゃったね」
「大陸に近いからね。 もうちょっと先に進めば大きな国に行けるわ」
ブルガリアにある四つの人影、地図を片手に広げて先頭を進む少女は
泉こなたと言う。
彼女はすっかり打ち解けて友人となった南春香とともに人気の無い街を歩んでいた。
「う~ん、かがみん死んじゃったけど何故だか大丈夫な気がするな~」
何気なく泉こなたがポツリと言う。
柊かがみ、殺し合いが始まって序盤に退場してしまった少女の名だ。
また、彼女の親友(殺害対象ともいう)でもあった。
「泉さん……どうしてそんなことが言えるの?」
こなたの何気ない一言に対して悲しげに返す南春香。
彼女もまた先の戦いにて僅かながら柊かがみとともに戦った仲間である。
仲間、そして肉親の死から立ち直ったばかりの春香は泉こなたとは対象的に暗い表情をしている。
「だってさ~春香さん、あのかがみんだよ? ガチレズ悪臭ツインテールだよ?
4期ではほとんど生首の状態で過ごしてきたのに簡単に退場するわけないじゃん」
「生首でなの!?」
5期では主要キャラを勤めていたが、4期でツンデレコンビを追いかけたこと無い(つーか参戦してない)彼女にとっては
生首状態で生き続けられるということ自体が信じられないのだ。
いくら頭に自己を確立させる脳があるからといって、生きるための人体の機関のほとんどは首から下にある。
肺、腸、心臓etc……どれも肉体を存続させるために重要なものばっかりだ。
それらを全て省略して首だけなんて人間でも獣人でもマムクートでも考えられないのである。
いっそ吸血鬼とでも言ってくれたら納得がいくが……
いやもう人間やめていたな。 アニロワ2ndとか。
「二人とも待ってくださ~い」
「こなたさん春香さん、少し急ぎすぎではないですか?」
こなた達の後方から駆け足でやってくるのは童顔の少女と黒の鎧に身を包んだ男である。
少女の方は
朝比奈みくる、紳士的な口調の男のほうは……
混沌の騎士と呼ばせてもらおう。
「あ、
ごめん早かった?」
「このペースだとすぐに疲れちゃいますよ~」
みくるは少し息切れした様子でこなたに返答する。
思えば先ほどまでこなた、春香とみくる、混沌の騎士の間は数メートル程度離れていたのだ。
「焦っても御友人方は見つかりませんよ」
「「!?」」
騎士の発言の直後、こなたと春香は思わず目を見開く。
いくら放送に誤報が多かろうと身内や知り合いの死を聴かされるのはなんとも耐え難いものがあった。
よって無意識的に会って生死を確かめる方向へ行ってしまったのだろう。
泉こなたはもちろん、南春香は冷静に見えて妹のことになると感情的になるところがあったのでそれが行動に出てしまったのである。
一方朝比奈みくるは、二人のペースについていけず結果的に混沌の騎士に寄り添って歩いてもらうという形になった。
もっともこなたと春香が驚いたのは騎士の発言により心を見抜かれたことだけではなかったが。
「ようやく見つけたぞ……」
刹那、4人の前にもう一つの騎士が降り立つ。
白を基調として所々に金の装飾をしている鎧を身に纏い、
右腕には蒼き獣を象った砲台を、左腕には朱き龍を象った柄を持ち、背中には純白のマントを羽織っていた。
それはまるで、聖という言葉を具現化したかのような、混沌とは対極を成す秩序の騎士であった。
「何者ですか?」
「聞かれたならば答えねばならない。 俺の名はオメガモン、ロイヤルナイツの聖騎士だ」
混沌の騎士は少女達の前に立ち、目の前の聖騎士に問いかけに対し聖騎士は礼儀正しく答える。
しかし全身からにじみ出る覇気は崩さず、こなたと春香はオメガモンを警戒してか臨戦体制をとる。
「待て、君達には用は無い。 俺が用があるのは朝比奈みくるただ一人だ」
「ふぇ!? 私ですか!?」
慌てるみくるを尻目に、混沌の騎士達の警戒心はますます募っていく。
突然現れて自分達の仲間に用があるなんて言われてもこの状況では仕方の無いことだろう。
その状況を見かねてか、オメガモンはこなた達の反応を無視して言葉を続けた。
「今までカオスロワで俺の嫁である朝比奈みくるの扱いが酷すぎるのだ。 だから俺が傍についていなければならない」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
絶叫。 そして唖然。
だが聖騎士は更に言葉を続ける。
「何故
ディアボロモンの嫁があそこまで優遇されて俺の嫁が酷い目ばかり見なければいけないのだ。 ディアボロモンも何故か
ラスボス打倒の鍵とまでなったし」
「ふ、ふざけないでくださいっ!」
(イベント発生ktkr)
呆然としていた混沌の騎士は我に返ったかと思えば顔を赤くしてオメガモンに怒鳴る。
見ず知らずの男に仲間を俺の嫁扱いされたんじゃ紳士じゃなくても普通は怒るだろう。
春香は混沌の騎士同様顔を真っ赤にして怒り、みくるは別の意味で顔を赤くしてオロオロしている。
何故かこなただけは楽しそうだ。
「突然現れてみくるさんを俺の嫁ってなんなんですか貴方は!? それでも騎士ですか!」
「貴様に言われなくても俺はロイヤルナイツの騎士だ。 それに惚れた女を守って何が悪い」
「それは……」
彼の言うことも紳士的。 紳士である混沌の騎士が聖騎士に反論できるわけがなかった。
しかしだからこそ利害が一致する。 傍観に徹していた泉こなたがオメガモンに話しかける。
「ねーねー、だったら私達と一緒に来ない? そしたらオメガモンの目的も果たせるっしょ」
「あ、それいいですね! オメガモンさん強そうですし……」
「そうだな、君達に同行するのもいいかも知れない。 だが」
「だがどうしt」
混沌の騎士が答えきることはなかった。
なぜなら彼が答え終わる前にオメガモンが左腕から伸びた刃で斬り付けてきたからである。
「なっ……!?」
「なにするのさ!」
「いきなり攻撃してくるなんてどういうつもり!?」
刃を紙一重でかわした混沌の騎士に寄り添ってきたこなたと春香がオメガモンに怒鳴った。
聖騎士はそんな彼女らを一瞥すると混沌の騎士に向かって左腕のグレイソードを突き立てて言い放つ。
「だが邪なる騎士よ、貴様とは組めん。 貴様の存在は秩序を乱すのでな、デリートする」
【一日目・午前12時10分/ブルガリア】
【朝比奈みくる@ハルヒ】
[状態]健康、混沌の騎士に惚れた
[装備]不明
[道具]不明
[思考]基本:殺し合いには乗らない
1:できれば混沌の騎士の記憶が戻ってほしくない
2:これからの動向を話し合う
3:とりあえずギリシャ行くかロシア行くかそれ以外のとこ行くか移動しながら考える
4:オメガモンに対処
【泉こなた@らき☆すた】
[状態]:健康、混沌の騎士に惚れた
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考] 基本:殺し合いには乗らない
1:仲間を集めて主催を倒す
2:できれば混沌の騎士の記憶が戻ってほしくない
3:これからの動向を話し合う
4:オメガモンに対処
【南春香@みなみけ】
[状態]健康、マムクートの力封印中、混沌の騎士に惚れた
[装備]デッキブラシ@テイルズシリーズ
[道具]食料一式、その他不明
[思考]基本:殺し合いを止める
1:アカギを止める
2:できれば混沌の騎士の記憶が戻ってほしくない
3:これからの動向を話し合う
4:オメガモンに対処
【混沌の騎士@カオスロワ】
[状態]健康、記憶喪失
[装備]如意棒
[道具]手品セット、食料一式、その他不明
[思考]基本:殺し合いには乗らない
1:南春香、泉こなた、朝比奈みくるを守る
2:『自分』を知りたい
3:自分がそんな存在でも意思は変えない
4:これからの動向を話し合う。
5:オメガモンに対処
※5期のころの記憶と能力は失っています。
【オメガモン@デジモンクロニクル】
【状態】X抗体
【装備】ガルルキャノン、グレイソード
【道具】不明
【思考】基本:みくるは俺の嫁、みくるを守る
1:殺し合いに乗ったもの(=秩序を乱す者)をデリートする
2:危険な存在である混沌の騎士をデリートする。 こなた達には危害は加えない
※本家島根のオメガモン(アドベンチャーのやつ)とは別個体です。
最終更新:2008年11月30日 13:41