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きたっ!!きやがった!!
これはいつものあれだ!!

全力学園の生徒職員1006名中、唯一生き残った男--不屈闘志。
彼は全力学園を壊滅に追いやった、緑色の怪獣に追われていた。

「これが逆境だっ!!」
なんとか野球部部室に逃げ込んだ不屈はドアや窓をロッカーでふさぎ、デイパックの中身を確認してする。

「支給品は…これか…」
うなだれる不屈。
「ここまでか…」
ひょっとしたらいい武器がでてくるかも、と期待した自分が馬鹿だった。これでは逆境どころの話ではない。

「覚悟はできたかい?」
ドアを破り、ロッカーを押し退けた怪獣が姿を現す。
「流石の僕も少し疲れたけど、ようやく諦めてくれたみたいで嬉しいよ」
「…ああ、さっさと殺せよ」
不屈の顔を眺めた怪獣は、嬉々とした表情で近づく。
「まったく、僕から逃げられるわけなんてないのにさ。悪い子だなぁ」
怪獣は、不屈の手に握られた電子辞書に目を留める。
「ふぅん…それが君の支給品?ハズレだったね。同情するよ」
「同情…?」
不屈の表情が変わる。

「そうさ。みたところそれは、ジャ○ネットの国語辞典に英中独蘭仏辞書、さらには格言ことわざ辞典に加え家庭の医学や冠婚葬祭時に役立つ本の内容が収録してあるようだけど」
「…通販マニアか?」
不屈のツッコミも聞かず、怪獣は話を続ける。
「なるほど、確かに家庭に一台は欲しいものだよ。だけど、こんな状況じゃ言葉の意味を調べてもね…まぁ家庭の医学は使えるだろうけd」
「そんな事はない!」

怪獣は突如叫ぶ不屈に驚き、彼の顔を見つめる。
「そんな事はない!!俺が逆境に立った時、数々の言葉が支え、奮い立たせてきた!!言葉は力だ!!」
「でも殺される覚悟はできたんでs」
「覚悟だと?そんなものはハナからしてない!!」
不屈は立ち上がり、怪獣を睨み付ける。
「さっき言ったj」
「それはそれ!!」
さらに声を上げて叫ぶ
「これはこれ!!」

怪獣は不屈の迫力に気圧つつも言い返す。
「じゃ、じゃあこの状況をひっくり返す言葉なんてあるのかい?」
「あるとも…これだ!!」
素早く辞書を操作し、怪獣に見せた。

『死中に活あり(格言』

同時に空いた手でライン引きを叩きつけ、床に転がるボールを拾う。
「げはっ!ごほっごほっ!!」
大きく咳をし身をよじる怪獣。どうやら中身を大量に吸ったようだ。今なら逃げれるが、不屈は部室から出ようとしない。

「お前は多くの命を奪った…許さん!」
左手に握るボールを見つめ、集中する。
「男の魂充電完了!!喰らえぇぇっ、男球!!」
白球が不屈の左腕から放たれる。
「そんなものじゃ僕hうわぁぁぁぁぁ!!」
怯む怪獣。それもそのはず、白球が突如唸りを上げたのだ。
そのまま怪獣の首輪に直撃するも、怪獣そのものには大きなダメージはないようだ。が--
…ゥン…ィウン…ィウンティウン…
怪獣の首輪から妙な音がする。
「これは…」
怪獣は青ざめる。大きな衝撃、そして男球の気合い。この二つが首輪の誤作動を起こしたのだ。

またも辞書を素早く操作し怪獣に突き付ける不屈。

『俺が正義だ(張五飛』
『あの世で詫び続けろ(ストレイボウ』
『これがバトルロイヤルというものだ(ルーファウス
「--ッ!!」

ティウンティウンティウン

怪獣の首が吹き飛ぶ。
「桑原さん…サカキバラ先生…みんな…仇はとったぞ…」


デイパックに救急箱と詰めれるだけのボールを詰め、不屈は全力学園をあとにした。
織田信長…お前の考えは認めんぞ。俺が変えて見せる!!」


【東京のどこか 二日目 20:00】
【不屈闘志@全力ナイン】
[状態]:健康
[装備]:ユニフォーム、スパイク
[道具]:支給品一式、ボール×80、多機能電子辞書、救急箱
[思考]1:信長の思考を「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」にする

【カニベース@キン肉マン】
[状態]:死亡




最終更新:2006年12月22日 16:36