アリスの心
Fルートの人は水銀鐙を弔っていた。
「いつまでもこうしてるわけにはいかねえ。次の標的を探さないとな。
だが今俺の手元にあるのは毒入りの乳製品だけか…まぁ闇討ちするしかねぇよ」
Fルートの人がその場を立ち去ろうとした時頭の中で声が響いた。
『やぁ~Fルート君。元気かい~♪今おみゃーさんの頭に直接話しかけてんのよ~♪』
「な…誰だてめぇは?」
『えぇ~ワシのこと知らん?老賢者だよ老賢者。』
「バカな…アンタはさっき放送で呼ばれたってことは死んでるはずだろ?それが何故生きてやがる。」
『ワシを誰だと思っちょるのかね?老賢者じゃよ。事前にリレイズをかけといたんじゃよ。』
「で、その老賢者が何の用なんだ?生憎俺は今イラついてんだ、放っとけ。」
『水銀鐙と…また一緒になりたくはないのか?』
「何で今更死んだ奴と…」
『本当は水銀鐙のこと…好きだったんじゃろ?』
「なっ…何言ってんだお前は!?」
Fルートの人は声を大きくする。少し顔が赤くなっている。
『大きな声で騒ぐな。他の奴に見つかるだろう?』
「お前は一体何をしに来たんだ…人をおちょくるのも
いい加減にしろよ…
別に俺は水銀鐙なんぞどうとも思っちゃいない…ただ1人じゃ不利だから一緒に行動してただけだ。」
『まぁそれはともかく水銀鐙の身体を復活させてやるよ…それホイサノサッサー☆』
すると地面に埋めた水銀鐙の頭部部分が地面から姿を現し、さらにどこからともなく
前に水銀鐙が失った身体も出現した。
「水銀鐙…!」
Fルートが水銀鐙に話しかけるが水銀鐙は何の反応も見せない。まるで魂の抜け殻である。
『おっと復活させたのは身体だけじゃよ。』
「ふざけんな…ちゃんと復活させんなら魂も復活させろよ糞賢者!!
身体だけ復活させてどうするんだ!!ええ?」
『だ~か~ら~大きな声出すなっちゅーとろーに…その代わりと言っては何じゃが、
お前にその水銀鐙を自由自在に操る能力をプレゼントしといたからのぉ。それをうまく使うといいわい。
身体を自由に動かすのは愚か、水銀鐙の能力を使うことも可能じゃ。
カオスロワを盛り上げてくれたら水銀鐙の魂も復活させてやっから安心して暴れてくるといいじゃろうな。バイビ~☆』
それ以降老賢者の声は聞こえてこなかった。
「操作はそんな難しくはないか…」
Fルートの人は水銀鐙を動かす練習をしていたが、操作すること自体はそんなに難しくなかった。
念じれば動く、それだけである。
「悪いな水銀鐙。お前の身体、好き勝手に使わせてもらうぜ。
お前はきっと怒るだろうがよ…老賢者を頼ってでも、優勝してでもお前を復活させてやっから…
その時はそれでおあいこにしてくれよな…」
そしてFルートの人は水銀鐙を従えて移動を開始した。
【一日目 午後18時30分/台湾】
【Fルートの人@現実】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]迷彩服、水銀燈、毒入りヤクルト、掛け時計型時限爆弾(現実スイッチOFF、スイッチを入れてから三分後に爆発)、支給品一式×4
[思考]優勝する
1:仲間のいる奴を優先的に殺す。
2:相手が複数いたり強い場合は真っ向から戦わず策を用いて殺す
3:老賢者のことをあまり信用するつもりはない
4:老賢者を頼ってでも優勝してでもどんな手段を使っても水銀鐙を復活させる。
※老賢者から水銀鐙を自由自在に操る能力を得ました
最終更新:2008年12月21日 11:11