すっかり薄暗くなった歩道を中年の眼鏡の男性が歩いていた。
手にはボウガンを持っており、周囲を確認しながら歩いている。
この中年の男、岡崎直幸は殺し合いに乗っているのである。
もちろん男手一つで育てた息子岡崎朋也のためである。
殺し合いが始まってからは息子夫婦を探しまわった努力もあり何とか2人と合流することが出来た。
息子との関係は冷え切っており、息子の態度はそっけなかったものの、彼は息子夫婦のために参加者を減らすことにしたのだ。
そして泊まれる家を見つけて息子と渚は家にのこし、彼は参加者減らしに家を飛び出したのである。
今はそれの帰り。
「やれやれ、収穫は玉子と
ディアボロしかなかったよ。でもないよりはマシかなぁ。」
2人への手土産を嬉しそうに眺めながら彼は足を進めていく。ほら、ようやく家が見えてきた。
「ただいま。」
様子がおかしい。息子のほうはともかく、渚さんくらいはおかえりと言うんじゃないだろうか?
その時は大して疑問を持たず、家の奥に足を踏み入れていった。
そして、その家の客室間らしきところで息子と渚が倒れているのである。
「朋也くん!!」
直幸は朋也を揺さぶるが何の反応も見せない。それでも直幸は息子を揺さぶり続けた。
生きててくれという願いをこめて揺さぶり続けた。
何者かに話しかけられるまでは。
「無駄だ、もう死んでるよそいつらは。」
直幸は声がした方向をみる。そこには見た目大学生くらいの男が立っていた。
「君が…朋也くんたちを殺したのかぁ!!!」
直幸は自分でも久しぶりと思うくらいキレた。ボウガンを自分の息子夫婦を殺した相手に向ける。
「優しい人だったよ、俺を家に入れてくれてね。
…それで、その人たち、幸せそうだったんだ。
だから俺は、こいつを俺がプレゼントしてやった。これでも一ついかが?ってね。」
男はヤクルトを取り出して男に見せ付ける。このヤクルト見た目は普通だが中には猛毒が入っているのだ。
「よくも私の息子の幸せを…奪ってくれたな…」
「あぁ、奪ってやったよ。
アンタが自分の息子を守るために他人の幸せを奪ったのと同じようにな。」
「な…」
「人はね。自分の幸せのために他人の幸せを奪っていきてるようなものなんだ。
俺も…仲間がたくさんいた。そいつらはこの殺し合いで俺以外死んじまったよ。
だから俺は仲間を取り戻すために、他人を幸せを奪ってやるのさ。それで得た仲間こそ、俺の幸せなのだから。
アンタも…同じだろ。」
「だ…黙れ!!」
直幸はボウガンの矢を息子夫婦の幸せを奪った男に発射した。
その時その男の前に何者かが現れ、その後直幸の意識は真っ暗になった。
Fルートの人は自分の額に矢が刺さって死んでいる直幸を見下ろして一息つく。
「せめてあの世では幸せにやっててほしいもんだ。」
一瞬『何言ってんだよ』って思った。これからもっと人を殺さなきゃならなくなるのに
人を1人殺すたびにそんなこと思ってたら長くもたないぞ。
「ここで休みたいところだけど、今のでうるさくしたかもしれない。さっさと移動しよう。」
彼は殺した3人のデイバッグと武器を回収するとさっきまで自分が過ごしていた家を出て行った。
水銀鐙と共に。
【一日目 午後19時50分/台湾】
【Fルートの人@現実】
[状態]健康
[装備]ボウガンその他不明
[道具]迷彩服、水銀燈、毒入りヤクルト(残り少ない)、掛け時計型時限爆弾(現実スイッチOFF、スイッチを入れてから三分後に爆発)、支給品一式×7
[思考]優勝する。水銀鐙の復活
1:仲間のいる奴を優先的に殺す。
2:普段は対主催を装う。殺せると思った時だけマーダーになる
3:相手が強い場合は策や不意打ちなどで殺す
4:対主催と合流したらうまく利用する
※老賢者から水銀鐙を自由自在に操る能力を得ました
【
野比玉子@
ドラえもん 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
死因:岡崎直幸のボウガンの矢
【岡崎朋也@CLANNAD 死亡確認】
【古河渚@CLANNAD 死亡確認】
死因:毒殺
【岡崎直幸@CLANNAD 死亡確認】
死因:Fルートの人に発射された矢が彼の操る水銀鐙によって自分に跳ね返り刺さって死亡
最終更新:2008年12月26日 20:28