アットウィキロゴ
「ふむ、あの巨大魚…ガノトトスと言ったか。この鱗は火に掛けると脆くなるのだな。
それに電気伝導も良い。ということは炎ないしは雷の因子を持つものがいいか。
あれ以外にも大方通用するだろう。しかし、私の投影宝具では木っ端微塵にしてしまう。何か方法は…」

アーチャーは先程ガノトトスから剥ぎ取った鱗に実験をして、今後の為に性質を図っていた。
片手には、月刊誌『狩りに生きる』の記事をまとめたノートを持っている。
濱口は船の中に何か使えるものは無いか探索中だ。
因みに、身はしっかりと刺身やムニエルとなって胃の中に納まっている。

「あのような戦闘が何度も続けば、確実に船が沈む。この空母ですら一度の戦闘で損傷が激しい。
並みの船ではそもそも相手の一撃で沈められる。…となると、濱口優が海に潜り岸まで誘導し、
そこで獲るか釣り上げるかするのが得策か。となると船以外の移動手段も考えねばな。」
「戻ったで~!見つかったのはこれや!」
そういうと濱口はおもむろに持っていたものを並べ始めた。

「耐水性の小型高電圧バッテリーとエナメル線は使えるな。後で銛に付けて置く。
…尤も、使えるのはバッテリーが切れるまでだが。ピアノ線は束ねて釣り糸に使うとしよう。
食料と飲料はデイバッグにしまっておけ。それから…何だ?この鉱石は?」
「ああ、それな、箱に仕舞ってあったからもって来たんや。何か分かるか?」
「調べてみよう。―同調開始。構成因子、解明―」

「どうや?何か分かったか?」
「ああ。これはこのように2つ以上揃って初めて意味を成す鉱石の様だ。
二つを擦り合わせることで揚力を生み、触れている物体を運ぶ性質がある。」
「ほお~、さっぱり分からん。」
「…つまり、分かりやすく言えばこれをうまく使えば空を飛べると言うことだ。
だが、どれ程の作用があるか分からん。銛とピアノ線を改造した後に試してみるか。」
相変わらずの理解力の乏しさに頭を抱えるアーチャーはそう言うと改造に取り掛かった。

「終わったぞ。カートリッジの数が少ないから相手に刺さった時にだけ手元のボタンで通電させろ。
そうすれば感電防止にもつながるからな。それから銛自体も刃こぼれが酷かったので代えた。
少し大きいかもしれんが、じきに慣れるだろう。」
アーチャーが持ち出した銛は突撃槍並みの大きさがあった。
本来船の上から投げる鯨用の銛を更に大きくしたようなものだ。
「何や?見た目の割りにえらく軽いな~。どうなっとるんや?」
そして、それを片手で軽々と扱う濱口。力の種の効果は絶大である。
「濱口優、いや、以後優と呼ばせてもらう。今のマスターには合っている。
さて、優。一言言いたいことがある。説明書きはしっかり読みたまえ。
優が腹いっぱい食べていた木の実はあらゆる種類の身体能力を増強する作用があったのだぞ?」
尤も、賢さの種は無かったのだが、と軽く付け加えた後、アーチャーは鉱石を持ち、甲板に上がった。

「さて、荷物は持ったか?では始めようではないか。」
「その前に質問や。何で荷物を持つんや?」
「我々は移動中荷物を常に持っているのだぞ?荷物を持った状態で飛べなくば、意味が無いだろう。」
「もう一つ質問や。何でこんなことになっとるんや、ボケ!」
濱口は至る所に巻き付いてる鎖を指差し、その端を持っているアーチャーの後頭部を叩いた。
「ぐを!?い、いや、それはだな?万が一力が強すぎて船から飛び出した時に引き戻せるようにしているのだぞ?
まあ、そんな事にはならんだろうが。とりあえず始めてくれ。」

*********************************************
「で、どう落とし前つけるんや、お前?」
「い…いや…まさかこれほどの力を持っているとは欠片も思わなかったのでな…」
「それで、ここは何処や?」
「恐らく…東南アジアの国かと思うのだが…」
「しゃあない、ここいらで獲物を捜すか!」
「…そうだな。幸いにして海はすぐ近くにある。獲物には困らないであろう。」
「おっしゃ!獲ったるでー!!」

「「ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!」」

【一日目・午後22時10分/インドネシア】

【濱口優@現実】
[状態]若干の披露、パワー全開
[装備]改造巨大銛、ゴーグル、ウェットスーツ
[道具]木の実5種(それぞれ少量) 、ガノトトス
[思考]基本:アーチャーと共に世界中の魚を獲る
    1:此処は何処や?
    2:とりあえず獲物を獲る!!
    3:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!



【アーチャー@Fate/stay night】
[状態]やけっぱち精神崩壊
[装備]釣竿、最新式リール、釣り針、頑丈な釣り糸、三つ編みにしたピアノ線
[道具]釣りミミズ×6、釣りバッタ×5、釣りホタル×20、釣りカエル×9、ガルタイト、ノート
[思考]基本:濱口優と共に世界中の魚を釣る  
    1:やってしまった…凛のうっかりが移ったのだろうか?
    2:もうゴールしても良いだろう?凛…
    3:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!

[補足]:なぞの鉱石→ガルタイト@ドラえもん のび太の宇宙開拓史
    この鉱石同士を擦り合わせると浮力が働き、使ったものを浮遊、飛行させる。
    工業化されているため、人間その他生物以外でも扱えるものと思われる。
    大きさや擦り合わせる角度によって飛距離が変わる。
最終更新:2009年01月06日 10:16