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言峰たちはアンデルセンたちを尾行していたのだが…
「…む。」
「どうしたんだ、マスター。」
何かを察した言峰にサーヴァントであるランサーが話しかける。
「よし、作戦を決行するぞ。」
「おい、まだ次の提示放送が流れてないぜ?」
「予定変更だ今すぐやる。ランサー、雨蜘蛛、梨香。所定の位置につけ。」
ランサーと雨蜘蛛と古手梨香は言峰の言うとおり、言峰の指示通りに動く。
「まさか…『奴』が現れるとはな…」
言峰は誰にも聞かれないように独り言を言った。
そしてそれと同時にブラジルの街が禍々しい雰囲気に包まれ始めた。

★     ★     ★
アンデルセン一行はブラジルの街を歩いていた。
「うっ…」
「どうしたのですか千秋?」
「いや…なんでもないよアンデルセン。」
千秋は何か不穏なものを感じた。
そう、大事な存在がなくなったかのような。

「この街…何か変だ。」
死が見える少女両儀式が呟く。
「たぁしかに…これはおかしい。」
アンデルセン神父もブラジルの街の禍々しい雰囲気を感じ取る。
「何よ…これ…。結界じゃないけど…」
後の4人も先の2人に遅れて禍々しい雰囲気を感じた。


「おっす千秋。どうしたんだ~?変な顔して。」
「えっ!?」
突如千秋は聞き覚えのある声を聞いた。
「何だよ、何黙ってんだよ~千秋様らしくもないな~」
「夏奈か…?」
そう、その声は確かに死んだはずの千秋の姉、夏奈のものだった。
そして千秋は声のする方向を見ると、いるはずのない存在が立っていた。


忘れるはずもない。思い出したくもない。
禍々しい雰囲気、林のようにざわめく黒い髪、黒い甲冑とマントを身にまとう騎士。
テラカオス
「ふっふっふ、私の声真似もなかなかのものだろう?」
「きぃさまぁ~!!!いつからそこにいた!!!」
アンデルセン神父がテラカオスに対し吼え、臨戦態勢を取る、千秋以外の仲間も身構える。

「うそだろ…なんで生きてんだよ…バカ野郎…」
「久しぶりだね千秋。再び会えて嬉しいよ。」
テラカオスが千秋に話しかける。見ているのいやになる笑顔で。
「また一緒になろうねぇ…まずは他の奴らを片付けなきゃあ…エクスカリバァァァ!!!!」
テラカオスの持つ剣が輝きを放ち、輝きの波動がアンデルセンたちに襲い掛かる。

「エクスカリバーですって…?」
「避けろぉぉ!!!」
アンデルセンが冬馬と凛を抱えてエクスカリバーの輝きから逃れる。
式と相介は自力で回避したようだ。器用なことに千秋には攻撃をあてないようにしている。
「あ……うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
千秋は叫びながら、逃げ出した。細い路地裏に駆けていって姿が見えなくなった。
「おい、千秋!!!」
「どこへ行くのよ?」
アンデルセンたちは千秋を追おうとするが、

「千秋は逃げたか…まあいいや。その前に…しばし余興とするか。」
テラカオスがエクスカリバーの剣を構えてアンデルセンたちに襲い掛かってくる。
「しかたがなぁい…私と式がこの男の相手をする。お前達は千秋を追いなさい。」
アンデルセンと式がそれぞれの武器を構えて、混沌の騎士テラカオスに立ち向かう。


★     ★     ★
千秋は逃げた、認めたくなくて逃げた。
千秋はしばらく建物と建物の間の細い道を走っていたが、しばらく走ると流石に疲れて足を止める。
でも、立ち止まりたくない。自分のトラウマが追いかけてくるから。千秋は歩き出そうとしたその時
「見つけたのですよ。」
「おわぁ!?脅かすなバカ野郎。」
「みぃ~僕はさっきからそこにいたのですよ。とりあえずこっちに来るのです。」
千秋と同じくらいの歳だと思われる黒髪の少女古手梨香は千秋の腕を引っ張る。
「何だよいきなり。離せよ!!」
いきなり現れた少女にホイホイついていくほど、千秋はバカではない。
「いいからこっち来てよ~」
だが、もう1人千秋と同じくらいの少女が現れて千秋の腕を掴んできた。
「うわぁっ!何すんだよ!!」
千秋は2人の少女に引っ張られていった。

そして同じ頃千秋を追っていた冬馬、凛、相介の前に槍を持った男が現れる。
「よぉ、久しぶりだな譲ちゃん。」

「アンタは…ランサー!?」
「凛の知り合いかよ!?」
「ええ…敵だけどね…」
「怪しい奴だっ!!」
「アンタに言われたくないと思うけどね…」

「マスターの命令でなぁ…悪いが少し遊んでもらうぞ。」
ランサーが槍を構えて臨戦態勢に入った。

★     ★     ★
アンデルセンらと戦っている死んだはずのテラカオス。
そのテラカオスは実はテラカオス本人ではない。
『タタリ』もしくは『ワラキアの夜』と呼ばれる吸血鬼をご存知だろうか?
人の不安なイメージ、恐れ、妄想を具現化させる能力で、
テラカオスの出現もワラキアの夜の能力が関係している。
彼はこのテラカオスバトルロワイヤルに参加している、既に殺されているが。
簡単に言うとそのタタリの残滓が偶然ブラジルを漂い、千秋の恐怖からテラカオスとして具現化したのだ。
本人ではないので存在するだけでカオスで世界が滅びるとかそういうのはないので安心するように。
★     ★     ★
千秋が梨香とキョンの妹に連れてこられた場所に胡散臭い雰囲気を放つ神父が立っていた。
アンデルセン神父とは別の意味の恐怖を感じる。
「連れてきたのですよ。」
「ご苦労…君が南千秋かな?」
「な…何だよお前!!」
言峰は顔を千秋に近づける。
「私の名は言峰綺礼。君が光龍の力を持つ神の子…南千秋だな?」
「何でそんなこと知ってるんだよ…?ってそれより私は神の子なんかじゃないよ。」
「いや、君こそが世界を救う存在なのだ。」
「違う!!私は人を殺してしまったんだ。ただの殺人鬼なんだ。」
「…違う、それは神罰だ。与えられるべくして与えられた神罰なんだ。決して罪ではないのだよ。」
「神罰じゃない…それは私がただ、自分の命が惜しかったから…」
「当たり前だ。君は世界を救うために生きなければならない。死にたくないんだろう?
 仲間を死を無駄にしたくなかったから。君の考えは間違っていない。
 だが、この殺し合いを止めるという考えでは世界は救われないよ。」
「えぇっ!?そんな…」
「君が…生き残って優勝するんだ。」


「優勝するだと!?ふざけるなよ…殺し合いに乗れってのか!!?」
「あぁ…そうだ。」
「あの世に逝けば皆救われるってのかよ…」
「違う…皆を再生させることで救うのだよ。」
「はい?」
千秋は首を傾げた。殺し合いに乗って…皆を再生?ワケが分からん。
「君は…現人神涼宮ハルヒを知っているかね…?」
「知らないよ。でも提示放送で名前だけは知ってるよ。」
「…彼女は理想を現実にできる神の如し力を持っているのだよ。
 その力で殺し合いで死んだ皆は蘇る…だが彼女は死んでしまった。」
「そんなの信じるかよ…本当だとしても死んだら意味ないじゃないかバカ野郎。」
「君は知っているかな?この殺し合いで優勝したら、願いを一つ叶えるというシステムを。」(本当かどうかは知らんがね。)
「そんなの…あったんだ。」
「ああ、私は聖職者ゆえ人には嘘をつかん。賢い君なら何をすべきか…分かるかね?」
「優勝して…そのハルヒって奴を生き返らせて、ハルヒの力で皆を生き返らせる…」
「そうさ、それで人類全てが救われるのだよ。それが神の子である君の役目なのだから。」

千秋は知らない大人の言うことを信じるほどバカではない。
だが、千秋は春香と同じくマムクートの力を持っている故に伝わってしまったのだ。
南春香の死を。そして、自分のトラウマであるテラカオスとの再会して錯乱。
精神が磨耗したところを言峰綺礼につけこまれてしまったのだ。
そして言峰の言葉を信じてしまう。
言峰と一緒にいる古手梨香も決して回避できぬ惨劇を背負っている故に言峰についてきている。

だが、彼女らは知らないのだ。言峰綺礼は人が絶望に堕ちることを何より好む男であると。

「まずやることはこの街戦っている君の味方だった奴らと忌々しい騎士を殺すことだ。君の力を持って。
 仲間だった人たちは君をうまく丸め込もうとするだろう。だから彼らの言葉に耳を貸してはいけないよ。」
「でも……今使えないんだ。光龍の力が…」
「ふっふっふっ…喜べ少女よ、君の願いは叶う。」

そう言うと神父はどこかから変な形の物体を取り出した。
「何だそのねるねるしてる奴。」
「聖杯さ。もっともずっと前にどっかの誰かさんのせいでこんな様だがね。」
どっかの誰かさんとは「んぅまぁい!!」で説明がつくだろう。綺礼はずっと前に完成した奴をパクってきたのだ。
「だが願いを叶える力は失われてはいない。さぁ…どうする南千秋。」
「……」

★     ★     ★
そしてそこには胡散臭い神父と惨劇を背負った少女と普通の少女。
光龍の力を聖杯の力によって取り戻した少女が立っていた。
「それでは、行くか。と言いたいところだが…今は戦闘介入禁止だ。」
「じゃあどうするんだ…?」
「今はランサーと雨蜘蛛が足止めをしている…。
次の放送で解除されるかもしれん。それまで待て。マーボー…食うか?」
「いや…いいよ。」

【一日目・午後22時40分/ブラジル】

アレクサンド・アンデルセン@ヘルシング】
[状態]:超若本、血まみれの神父服着用、傷は再生中
[装備]:金属バット、鉄パイプ
[道具]:支給品一式
[思考]基本:千秋とともに罪を償う。
1:できればアーカードと決着をつけたい
2:千秋につき従う
3:光龍である千秋を守ろう、ついでに他の仲間も守ろう
4:テーマソング『天罰のアンデルセン伝説(仮名)』を創作することも忘れない
5:目の前のテラカオスを倒した後、千秋を探す
※園長先生@クレヨンしんちゃんに殺人鬼だと誤解されてます。
もしかしたら他にも誤解されているかも知れません。

【両儀式@空の境界】
[状態]:健康
[装備]:刀
[道具]:支給品一式
[思考]基本:仲間探す
1:とりあえず千秋たちと行動する。
2:目の前のテラカオスを倒した後、千秋を探す。

【テラカオス@テラカオスバトルロワイヤル】
[状態]:健康、タタリ
[装備]:エクスカリバー、草薙の剣
[道具]:なし
[思考]基本:世界をカオスに包み込む
     1:目の前の奴らを皆殺しにし、千秋を探して吸収する。
※タタリによって具現化されたもので、本人よりは強くはありません。

【遠坂凛@Fate/stay night】
[状態]健康
[装備]拳銃
[道具]支給品一式、他不明
[思考]基本:殺し合いを止めさせる
    1:千秋、アンデルセン、冬馬、式、相介と行動
    2:目の前のランサーを倒して千秋を追う
※式の魔眼やテラカオスのタタリに気づいたかは次の人に任せます。

【南冬馬@みなみけ】
[状態]健康、少年物の服
[装備]チェーンソー、ワルサー
[道具]食料一式、その他不明、トウマ(@スパロボ)のデイパック
[思考]基本:殺し合いには乗らない
   1:千秋、アンデルセン、凛、式、相介と行動
   2:ランサーを倒して千秋を追う

【相良相介@フルメタル・パニック!】
[状態]健康
[装備]ポンタ君スーツ、ショットガン
[道具]食料一式
[思考]基本:殺し合いには乗らなず仲間とかなめを探す。
   1:千秋、アンデルセン、冬馬、凛、式と行動
   2:ランサーを倒して千秋を追う
   3:ふも、ふもっふ。

【ランサー@Fate/stay night】
[状態]健康
[装備]刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)
[道具]支給品一式その他不明
[思考]基本:マスターである言峰に従う
     1:次の提示放送まで凛たちを足止め。


【言峰綺礼@Fate/stay night】
[状態]健康
[装備]不明
[道具]支給品一式、麻婆豆腐
[思考]基本:絶望を見たい
    1:千秋に参加者を殺させる。
    2:参加者が残り少なくなったら千秋を言葉で絶望のどん底に突き落とす。
3:他のマムクートの力も集めて、光龍を強化する。
※千秋に話したことはほとんど嘘だと思われます

【古手梨香@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:健康
[装備]:スタンガン
[道具]:支給品一式 、キョンの妹
[思考]基本:雛見沢に訪れる惨劇を回避するために言峰についていく。


【南千秋@みなみけ】
[状態]:健康、光龍に変身化、いろいろあって精神がおかしくなってる
[装備]:拳銃(スパイダーマからルート)
[道具]:支給品一式×2
[思考]基本:人類を救うために殺し合いに乗る
1:言峰についていく
2:言峰とその仲間は参加者が少なくなったら死んでもらう
3:提示放送後に行動を開始
4:言峰以外の人の言葉には耳を貸さない
5:優勝したらハルヒを生き返らせて、死んだ参加者を全部生き返らせてもらう。
※千秋と梨香は言峰の言葉を信じきっています。
最終更新:2009年01月07日 21:34