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「戦いなんてくだらないぜ!!俺の歌を聴けぇ!!!」
ファイヤーバルキリーを駆り、所構わず歌いまくる男、熱気バサラ。
バルキリーは神戸市内へと入っていった。
破壊され、死体で埋め尽くされた街並み。
その中で唯一立っている、二人組の男の影を発見する。
彼らは殺し合いに乗っているのだろうか。この死体の山は、彼らによるものなのだろうか。
二人の姿をよく見てみると、その手にはマイクが握られている。
「面白れぇ……ちょうどいい、お前らも俺の歌を……」

――中略。

「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!」
狂ったようなバサラの絶叫が響き渡った。
二人組の歌う歌は、それまでのバサラの価値観を全否定しかねないものであった。
「やめろ、やめろやめろやめろぉぉぉぉぉ!!!!
 お前らのは歌なんかじゃねぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!!」
バサラの心を埋め尽くす怒り。
それは、禁じていた引き金を引かせることとなる。
バルキリーから、ミサイルを乱射された。
しかし……相手が悪い。
「むっ!!ボルティックシューター!!」
「邪魔するな、はぁっ!!」
ロボライダーの銃が、クリリンの気弾が、ミサイルを全て叩き落した。
「バカ野郎、戦いなんかやめて、俺達の歌を聴けよな!!」
そして、二人はさらに歌いだす。その歌声は、バサラの精神を瞬く間に破壊していった。
「やめろやめろおおおおおおおおおおおおお!!!!!
 う……うあああああああああああああああああああああ!!!!!!」
耳をふさぎ、恐怖に囚われたまま、バサラは逃げ出す。
バルキリーは、崩壊した神戸の街から飛び出していった。

「あいつ、仲間になってくれるかと思ったんだけど……思い過ごしか」
「くそっ……殺し合いなんかしたって何にもならないのに……ゴルゴムめ!!」
「……行こう、RX。必ず、俺達と同じ志を持つ奴がどこかにいるはずだからさ」
その胸に希望を失うことなく、クリリンとRXは再び屍だらけの街を歩き出した。


【兵庫県・神戸港 2日目:21時】

【クリリン@ドラゴンボール】
〔状態〕健康
〔装備〕魔神のマイク@ドラえもん・ギガゾンビの逆襲
〔道具〕支給品一式
〔思考〕カヲルの遺志を継ぎ、歌の力でゲームを阻止する
    ジャイアン達、及び歌の上手い(主観)者を捜し、味方に引き入れユニットを結成。当面は、日本中で歌いまくる

【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】
〔状態〕健康
〔装備〕魔神のマイク@ドラえもん・ギガゾンビの逆襲
〔道具〕支給品一式
〔思考〕クリリンと共に、歌の力でゲームを止める。当面は、日本中で歌いまくる
〔備考〕黒幕はゴルゴムまたはクライシス帝国であると確信(ただし根拠ゼロ)

【火野レイ@美少女戦士セーラームーン 死亡確認】
【サイ・サイシー@機動武道伝Gガンダム 死亡確認】
【満丸@こいつら100%伝説 死亡確認】
【フルハシシゲル@ウルトラセブン 死亡確認】
【クピクピ@大貝獣物語 死亡確認】
【スタン・エルロン@テイルズオブディスティニー 永眠確認】
野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【シュウ・シラカワ@スーパーロボット大戦 死亡確認】
【桃園里美@くにおくんシリーズ 死亡確認】
【ハサウェイ・ノア@機動戦士ガンダム逆襲のシャア 死亡確認】
【ラギュ・オ・ラギュラ@ワイルドアームズシリーズ 死亡確認】
【アクセル@ロックマンX 死亡確認】
【天子男ジャック@ビックリマン 死亡確認】
【オルゴ・デミーラ@ドラゴンクエスト7 死亡確認】





「いやぁ、それにしてもこのどこでもドアという支給品は凄いでありますな!
 この科学力、ケロン星のものに匹敵するかもしれないであります!」
「凄いよね、東京から一瞬で大阪まで来ちゃうんだもん」
大阪の街を歩く、ケロロ軍曹と日向冬樹。
「あっ軍曹、待ってよ。誰が見てるかわかんないんだから」
「ゲロゲ~ロ、こういう機会でもないと表立って歩くなんて無理でありますからなぁ!
 さーて、せっかくだから大阪の町で遊んでこーっと♪ケロロンケロロン、ケロロンロ~ン♪」
その鼻歌が、命取りとなった。
「あっ見て軍曹、戦闘機だよ!」
「ケロ?おお、真っ赤でありますな!これで角がついていれば完璧……」
赤い戦闘機……ファイヤーバルキリーは、二人のほうへと飛んでくる……
「……なんてくだらねぇ……」
「ケロ?」
「うわ!なんかこっちに向かってくる!?危ない!」
ケロロと冬樹の姿を確認し……バサラは、吠えた。
「歌なんてくだらねぇぜ!!!!俺の攻撃で死ねえええええええええええええええ!!!!!」
バルキリーがミサイルを乱射する。
その攻撃は、大阪の街を炎で包み込んだ。
「キィ―――――ヤァ―――――――!?」

誰よりも歌を愛した男、熱気バサラ。彼の精神は完全に崩壊し、誰よりも歌を憎む修羅と化した。
「歌なんてくだらねぇ……歌う奴は、俺の前に立つ奴はみんな死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
狂い叫びながら、バルキリーは獲物を、歌う愚者を捜して飛び去っていった。

「あー、死ぬかと思ったであります」
崩れた残骸の中から、ケロロが顔を出す。
ふと見ると、完全にぶっ壊れたどこでもドアの破片が散らばっているではないか。
「ギィヤァー!!我輩のどこでもドアがっ!!
 やべーっ!これじゃ帰れねーっ!!冬樹殿、えらいこっちゃぁ!
 ねぇ、ふゆ……き……どの……?」

その時。
彼の目に入ったものは。
頭が割れ、夥しい血を流し横たわる、日向冬樹の屍だった。


『アイコトバハ~♪アフロトグンソ~♪』
ケロロの持つ携帯電話が鳴り出した。無言のまま、ケロロはそれに応答する。
『ケロロ!!貴様どこをほっつき歩いている!!』
電話の向こうから、ギロロの怒声が響き渡った。
『このくだらんバトル・ロワイアルとか言うゲームが行われている今こそ、ペコポン侵略の好機!!
 その大事な時に貴様また何を遊んでいる!!早く戻って……』
「言われるまでもない……」
『……え?』
ケロロの口から出た言葉。それは普段からは考えられない、ぞっとするほど冷たい声。
「これより、我がケロロ小隊の全戦力を持って……ペコポン侵略を再開するであります……」
『お、おいケロロ……お前……?」
「ポコペン人どもを……
 一人残らず……皆殺しにするであります……」

大阪の街に、雷が鳴り響いた。
そして、雨が降り始める。
少年の死を弔う、巷に振る涙雨の如く。

「ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ
 ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ
 ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ……」

ケロロ軍曹は、完全に立ち戻った。
「あの頃」の姿に。


【大阪府 2日目:22時】

【熱気バサラ@マクロス7】
〔状態〕発狂
〔装備〕ファイヤーバルキリー
〔道具〕支給品一式
〔思考〕無差別マーダー化。特に歌を歌う者を優先的に殺害。

【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
〔状態〕覚醒。絶好調。
〔装備〕なし
〔道具〕どこでもドアの欠片、携帯電話
〔思考〕地球人を皆殺し

【日向冬樹@ケロロ軍曹 死亡確認】


【東京都・日向家 2日目:22時】

【ギロロ伍長@ケロロ軍曹】
〔状態〕ケロロの豹変に混乱
〔装備〕不明
〔道具〕不明
〔思考〕この機に乗じて地球侵略……?




最終更新:2006年12月24日 17:52