鹿児島県の桜島で二つの影が激戦を繰り広げていた。
一人は数々の戦いでダルマスカ王国を勝利に導いた歴戦の勇士バッシュ。
もう一人はかつてアレフガルドを闇に閉ざした大魔王ゾーマ。
しかし激戦といってもバッシュが一方的に攻撃しているだけであり、
ゾーマはそれを顔に邪悪な笑みを浮かべながら見ている。
「はぁ!」
バッシュの攻撃!
ミス!ゾーマはダメージを受けていない!
「懲りない人間よな……、我が闇の衣の前にそのような攻撃は効かぬと言っておるだろう」
ゾーマの挑発するような口調に反応することもなく、バッシュは攻撃を続ける。
バッシュの攻撃!
ミス!ゾーマはダメージを受けていない!
バッシュの攻撃!
ミス!ゾーマはダメージを受けていない!
バッシュの攻撃!
ミス!ゾーマはダメージを受けていない!
「くそ!」
この戦いは
ゲームが始まってからずっと続いていた。
その疲れもあってかバッシュはがくりと膝を折る。
「ほほう……もう終わりか?良いのは威勢だけのようだな」
「なんの……まだまだぁ!!!!」
バッシュは叫ぶと同時に、両の手にミストを集中させる。
「我が拳に宿れ……イエァ!!!!!」
バッシュのミストナック「闇と暗黒の衝撃」!
暗黒の瘴気がゾーマに襲い掛かる!
ミス!ゾーマはダメージを受けていない!
「くっ!これでもダメだというのか!」
すでに支給品の回復アイテムも全て使い切り、今残っているのは手に持つ剣のみ。
バッシュは窮地に陥っていた。
しかしバッシュはそれでも諦めない。
剣を強く握り直し、再びゾーマに切りかかる。
バッシュの攻撃!
ミス!ゾーマはダメージを受けていない!
バッシュの攻撃!
ミス!ゾーマはダメージを受けていない!
バッシュの攻撃!
ミス!ゾーマはダメージを受けていない!
無駄だとわかっていながらも、ゾーマに攻撃を続けるバッシュ。
そんなバッシュにゾーマは問いかける。
「バッシュよ! なにゆえ もがき生きるのか?」
その問いにバッシュは一度攻撃の手を休め、ゾーマと睨みあう。
ゾーマは問いかけを続ける。
「そなたはなぜ戦う?このバトルロワイアルという状況で、大魔王と呼ばれるこのわしを相手に……。
勝てるとでも思っているのか?わかっておるのだろう?無駄だということを……」
バッシュは一歩、ゾーマに近づきながら答えた。
「だからこそ……足掻くのだ」
その言葉を聞いたゾーマはクックッと喉を鳴らす。
「面白い奴よ……いいだろうそなたは我が手で殺してやろう」
バッシュは咄嗟に後ろに飛び退く。
ドゴンという音と共にさっきまでバッシュが立っていた地面が吹き飛ぶ。
「滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。
さあ、我が腕の中で息絶えるがよい……」
バッシュとゾーマの両者は共に戦闘の構えを取る。
今、激戦の第二ラウンドが始まった!!!!
と、思ったその時だった。
「HAHAHAHAHAHA!!!」
アメリカのアニメキャラを彷彿させる笑い声が何処からか聞こえてきたのだ。
バッシュは見た、ゾーマの背後から迫り来る二人の男を。
いや失礼、片方は女性のようだ。
二人とも何故か上半身裸で輝かんばかりの筋肉美を見せ付けられる。
女性の方も当然、上半身裸。
だが全然色っぽくない、だって筋肉が……。
ゾーマも少し遅れてゆっくりと背後を見る。
その瞬間、筋肉の塊のような二人はゾーマに殴りかかった。
「馬鹿め!我が闇の衣にそのような攻撃は……ぐぎゃあああああああ!」
ゾーマの台詞が終わる前に二人の拳がゾーマに当たり、闇の衣をかき消しながらダメージを与える。
その攻撃を食らったゾーマは地面に大の字に倒れる。
「バッシュよ……。よくぞわしを倒した。」
「倒したのはそこの二人だが……」
ゾーマはそれを無視してつづける。
「だが光あるかぎり 闇もまたある……。 わしには見えるのだ。ふたたび何者かが闇から現れよう……。
だがそのときは お前は年老いて生きてはいまい。 わははは………っ。ぐふっ!……」
その言葉と共にゾーマの姿は霞の如く消滅した。
「HAHAHAHAHAHAHA!!!危ないところだったな!!!!!!!」
筋肉男が馴れ馴れしくバッシュに話しかけてくる。
「あ、あぁ。……礼を言う」
「いえいえ!どういたしまして!!ところでお腹はすいていませんか!?スープでもいかがです!!???」
今度は筋肉女が話かけてくる。
それよりもこの二人はいちいち「!」をつけないと喋れないのか?
「い、いや結構……」
あきらかに様子のおかしい二人を見てバッシュは申し出を断る……が。
「そんなひどい!!!!!!!!!」
突然筋肉女が叫び声をあげる。
そして強引にバッシュを担ぎ上げる。
その強靭な筋肉に逆らえるわけもなく、バッシュは桜島から連れ出され、
一軒の民家の中に運び込まれた。
数分後、新たな戦士が産声をあげた。
「ドォォォォーーーーーーピングコンソメスーーーープ!!!!」
【鹿児島県 民家
二日目 15時】
【バッシュ@FF12】
〔状態〕ドーピング
〔装備〕なし
〔道具〕支給品一式
〔思考〕
1:日本中にドーピングコンソメスープを広める
【ローラ@DQ】
〔状態〕ドーピング
〔装備〕ドーピングコンソメスープの素
〔道具〕なし
〔思考〕
1:日本中にドーピングコンソメスープを広める
【アモス@DQⅥ】
〔状態〕ドーピング
〔装備〕なし
〔道具〕支給品一式
〔思考〕
1:日本中にドーピングコンソメスープを広める
【ゾーマ@DQⅢ 死亡確認】
※バッシュは剣を捨てました。必要ないので
最終更新:2006年12月26日 13:25