ここはとある食卓。一つの卓袱台を二人が囲んで座っていた。
座布団に座りながら本を読んでいる少女
長門有希。
長門は夕飯時になったら本を読みながら妻である朝倉の料理が出来上がるのを待つのが楽しみであった。
そして、長門有希に正面にリーゼントの髪型をした男が座っている。
彼の名は門倉雄大。長門と朝倉の間に生まれた息子であり、彼は死者スレですくすくと育っていった。
しばらくするとお袋である朝倉が台所から歩いてくる音がする。
と、同時に本を読んでいた長門はパタンと本を閉じた。
長門が読書を止めるのは夕飯ができたとという合図のようなものである。
デミグラスソースの香りを漂わせながら
朝倉涼子が台所から出てきた。
「夕飯できたよ。今日は貴方の大好きなハンバーグ!」
「…いただきます。」
「いただきます御袋殿。」
「どう、おいしかったかな?」
朝倉が空の皿を片付けながら長門と門倉に聞いてくる。
「この俺は母上の料理は嫌いではありません。」
「あらそう、嬉しいな。」
門倉の感想を聞いた朝倉は笑顔を浮かべる。とても眩しい笑顔だと門倉は思った。
「…よかった。」
「//////」
長門は淡々とした口調で感想を述べる。朝倉は顔を赤らめて長門に寄り添っていた。
そんな2人を門倉はじっと見ていた。まるで何かを伝えたいかのように。
実は毎回カオスロワの映像を見て育ったため自分も父上や母上のように自分もロワに参加したいと思っていたのである。
そしてついに打ち明けた。
「父上、母上!!この雄大も今世界で行われているカオスロワに参加したいです。」
「いいと思うよ。やらなくて後悔するよりやってk」
「ダメ。」
その言葉を聞いて朝倉は賛成するが、朝倉の言葉を中断し長門が否定する。
「なっ…何故ですか父上!!」
「そうよ貴方。何事も経験って言うじゃない。」
「そういうことではない。私は貴方のために忠告している。
あの世界は貴方が思っているほど甘くはない。私と涼子でさえ脱落している。
貴方が到底生き残れるとは思えない。」
余談ではあるが長門と朝倉の息子として生まれた門倉雄大は二人の教育がどこで間違ったのかやんちゃに育ちいろいろ荒れていた。
元々の腕っ節の強さと2人から受け継いだ情報改変能力を持つ彼はところ構わず突っかかっり相手をコテンパンにしていた。
彼が唯一敵わなかったのは両親である長門と朝倉だった。流石の彼もこの2人には力づくで逆らうことなどできなかった。
そんな2人でさえカオスロワでは脱落している。だから息子である門倉が生き残るのは尚更無理と言うものだろう。
「父上…なめとんですか…」
だが彼にはプライドがあった。生まれながらの能力ゆえに。
門倉は長門に対して怒りを募らせていく。
「売っとんのか……。この門倉雄大に喧嘩売っとんのか!!!」
門倉の怒号とともに門倉は卓袱台をひっくり返す。ひっくり返された卓袱台は長門へ向かって飛んでいく。
だが長門は卓袱台を片手で弾く。弾かれた卓袱台は天井へと突き刺さった。
「口で分からないなら実力で分からせる。」
「上等じゃぁぁ!!」
門倉は空間に槍を生成し発射、長門は人間離れした跳躍力で上昇しつつ回避し門倉の上を取る。
そして下にいる門倉に対し情報改変による強化と全体重をかけた踵落としを浴びせる。
「ぬぅぅ…」
門倉は即座に情報操作で腕を強化して踵落としをガードする。
だが、情報操作による強化と全体重がかかった長門の踵落としの威力は強烈なもので、門倉が立っている床下は既にひびが入りはじめていた。
このままではやばいと思った門倉は腕をふって長門を弾き飛ばす。
弾き飛ばされた長門は壁を蹴って着地。門倉と長門は睨みあう。
睨みあいは数分間続けた後門倉は拳を情報操作による強化を施す。
一方の長門も一つの拳に情報操作で強化している。
「父上、わからしてやりますよ。この雄大は昔の雄大ではないということを…この拳で。」
「言葉で分からない以上、拳で語るしかないと私は判断する。」
そして2人は同時に飛び出す。お互いに拳を突き出す。
息子と父の拳の語り合いが今始まろうとした時――
「やめなさい。」
2人の間に朝倉が入り込んでいた。両手に包丁を持ち、長門と門倉の首にそれぞれ突きつけている。
長門は無表情でこれから殴ろうとしていた門倉を見ていたが、門倉は自分の首に突きつけられている包丁を冷や汗を垂れ流して見ていた。
門倉の怒りはだんだん収まっていった。
「2人とも落ち着いて。もういいでしょう貴方。雄大を行かせてあげましょう。」
「母上……」
「……。」
「貴方の気持ちはよく分かるわ。でも、可愛い子には旅をさせろって言うじゃない。
だから雄大をカオスロワに行かせてあげようよ。ね♪」
「……。」
「分かった。貴方がカオスロワへ参加することを許可する。」
「父上!!」
「でもその世界には私達はいない。貴方1人で生き残らなければならない。
その覚悟には貴方にはあるのか。」
「舐めてんですか父上。この雄大は父上と母上の息子ですよ。」
「そう」
その時門倉にデイバッグがどこからか与えられ、門倉に光が降り注ぐ。
これはこれから彼がカオスロワに旅立つと言うことであった。
「それでは行ってまいります父上、母上。」
「頑張ってきてね。母さん応援してるから。」
「気をつけて。」
そして門倉雄大はカオスロワへと旅立っていった。
「…これで静かになった。」
「でも、貴方。意外とあっさり雄大のカオスロワ参戦をよく認めたわね。
だって頑固な長門さんのことだから…」
「『可愛い子には旅をさせろ』。その言葉に同感した。それに…」
「それに?」
長門は真剣そうに朝倉をじっと見つめる。
それに対して朝倉は首を傾げていた。
「貴方の頼みを断ることは私には決してできない。」
「やだ…恥ずかしいじゃない////」
「涼子…」
「有希さん…」
そして長門は朝倉を抱き寄せる。そして朝倉を押し倒し(省略されましt
門倉はオーストラリアの喫茶店に召喚されていた。
辺りを見渡すとそこには店主の
パプテマス・シロッコ、
そして頭に変な被り物をしたような髪型をした男レオーネ・アバッキオがいた。
アバッキオは門倉に気付くとティーカップにお茶を注ぐ。
「やあ君はカオスロワの新参参加者だね?俺はレオーネ・アバッキオ。立っているのもなんだからここに座りなよ…」
「はぁ門倉雄大と言うものでございます。」
「門倉君か。お茶でも飲んで話をしよう。」
「いただきます…うっ!!」
門倉は自分に注がれたお茶を飲もうとするが、口に運ぶ寸前で止めた。
なにしろ今自分が飲もうとしているのは…
そんな門倉の様子を見てアバッキオを口を開く。
「いただきますって言ったからには飲んでもらおうか。それともヌルイから飲むのはいやか?
お前は俺がお茶を差し出したのに対して『いただきます』って言ったんだぜ?」
ダンッ!!
門倉はテーブルを叩いて立ち上がる。
「うっとるんか…この門倉雄大に喧嘩うっとるんか!!!?」
「おいおい…せっかくこの殺し合いにティータイムという安らぎを与えてやろうと言うのによぉぉ~~
しょうがねえ…ちょいと手荒になるが大人しくしてもらうぜ…」
睨みあう門倉とアバッキオ…2人の喧嘩は何時始まってもおかしくなかった。
【
二日目・午後12時30分/オーストラリア・喫茶店『カフェ・ド・パプテマス』オーストラリア店】
【門倉雄大@嘘喰い】
[状態]健康、怒り
[装備]不明
[道具]支給品一式
[思考]基本:父上、母上、この門倉雄大。生き残ってみせます
1:アバッキオはこの俺に喧嘩うっとるんか!!?
【
レオーネ・アバッキオ@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]健康
[装備]ムーディーブルース他
[道具]アバ茶他
[思考]基本:殺し合いの中ティータイムで参加者に安らぎをもたらす
1:門倉雄大を大人しくさせる
※アバ茶に関しては本人に悪気はありません
【パプテマス・シロッコ@機動戦士Zガンダム】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]コーヒー、茶葉、支給品一式
[思考]基本:カフェを営業する
1:店の中では静かにしてもらいたいな
2:何このリーゼント…
最終更新:2009年02月16日 10:38