「なあ、何で俺ら山登ってんねんな?」
「何、少し確認したいことがあるのだよ。」
「火山の火口に魚が居るかボケェ!!」
「ま、待て、少しは人の話をウボァ!!」
はい、毎度お馴染み流浪の釣り人、アーチャーです。
……我ながら言ってて虚しいので無かったことにしてくれ。そもそもお馴染みなのかこれ?
それはさておき、今私達はキラウェア火山を登っている。
理由? もちろん魚を釣るためだ。
…今「キラウェア火山の火口に魚が居る訳ないだろう。」とか言った奴、こっち来い。
人の話を聞けと言ったはずだ。干将莫耶の錆にしてくれる。
~大変御見苦しいもの(ズバッ)をお見せして申し訳ございません(ザシュザシュ)。
しばらくお待ち下さい(グチャグチャグチャ)~
……失礼した。どうやら死徒だったようで、此処で死んでくれて何よりだ。
とはいえ、あれはそう簡単に滅びる奴ではないが。
…話がずれたな。
「優、俺が確かめたいのは此処にこいつが居るかどうかだ。」
「何やコイツ、溶岩の中に住んどるんか。おもろいやっちゃな。」
「体長は20m前後、居るならば間違いなく大物だ。」
「うぉっしゃー!! 待ってろ、ヴォルガノス!! 今獲ったるからなー!!!」
「「ウラーラーラーラーラー!!!!!」」
と、言うわけで今回の獲物は溶岩竜ヴォルガノスだ。
しかし、火口に住んでいる奴を取るためには下準備が必要。
そこで取り出したるは数刻前に作ったこれ。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
「何しとるんや?」
「調合の準備だ。材料はにがむしはそこにいた奴、氷結晶はそこの箱の中にあった奴だ。」
「何でこんなものがあるんやろ?」
「…優、世の中には知らない方が良い事もあるだろう?」
何て酷い文章だ、手抜きにも程がある。
発想が貧困な書き手を細切れにしたい所だが、この話が途切れるので見逃してやることにする。
…いつかコロス。その時までに首を洗っておけ。
―閑話休題。
月刊「狩りに生きる」の記事を貼り付けたノートのアイテム欄を開き、調合の欄を見る。
調合書は無いが、成功確率はそれなりに成功するだろう。
……これをやるのが優ならば。俺ってば運無いし…orz
と、言うわけで優にさせる。
クーラードリンクが6つ出来た。失敗は無い。ぶっちゃけ滅茶苦茶妬ましい。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
―ダイジェストでお送りした。今思い返しても…orz
火口付近で飲み、暑さ対策をする。
しかし、何故これだけで暑さが平気になるのだろう? 本気で不思議に思う。
さて、お目当ての獲物はっと。
「居ったでー! こっちやー!!」
早速見つかったようだ。溶岩流の中にクッキリと黒い背が見えている。
「どうやって獲るんや? 流石に溶岩の中には入れんし、餌も垂らせんのやけど?」
まあ、当然の疑問だ。だが、何も漁というのは他にも方法がある。
「奴を捕鯨の要領で釣り上げる。今回優は釣り上げてから頑張ってもらう。それまでは待機だ。」
「でも、あそこまで届かへんやろ?」
「私は仮にも弓兵だ。あの程度の的なら外しはしないさ。」
優にそう言って弓と鎖を投影する。
次は矢だ。恐らく相手の鱗は冷え固まった溶岩で更に硬くなっているだろう。
「―I am the bone of my sword.(我が骨子は捻れ狂う)」
―ならば、それに打ち勝つ剣を。
該当する剣を検索する。
―投影するのは、ローランの剣。
創造理念、基本骨子を再現する。
―死に際に岩に叩きつけて砕こうとしても岩に刺さり折れることなく輝いた絶世の剣。
担い手の記憶を憑依させる。
―その剣の全てを鏃へ変化させる。
それを刺さった瞬間相手に螺子のように抜けないよう抉りこむよう変化させる。
―完成した。
それに鎖を外れないように繋げ、一方を岩に繋ぎ、矢を番える。
既に的に当たるのはイメージ出来ている。後は矢を放つのみ!
「行け! 偽・螺旋剣(デュランダルⅡ)!!」
光の筋となって飛んでいったそれは見事に獲物の背に刺さり埋まった。
「―強化、開始(トレース・オン)」
全身を強化し、一気に引き上げる!!
「用意は良いか優! フィィィィィィィィッシュッッッッッッッ!!!!」
「よっしゃー! やったるでーー!!」
「ゴァァァァァァァァァ!!!」
釣り上げたヴォルガノスは立ち上がると、火炎弾を吐き出してきた。
ガノトトスの例が有るので横に避ける。
ふむ、撃った後の隙はあるが、地面に着弾した後の飛沫にも注意しなければならないようだ。
「あかん!!コイツ銛が奥まで届かん!!!」
―やはりか、幾ら鯨用の銛を改造したとはいえ、このような獲物は想定してはいまい。ならばどうするか。
宝具―使えない。優を巻き込んでしまう可能性が高すぎる。
干将莫耶で斬りかかる―効果はあるだろうが、奴の行動を横から見て援護しないと両方攻撃を喰らう可能性がある。
「ガァァァァァァァァ!!!!」
「おわー! あぶねぇぇぇぇぇ!!!」
「チッ、やはりコイツも這いずってくるか!」
ガノトトスの時もそうだったが、こう動かれると戦い辛い。
幸いにして、ここは山中、魔力はドーピングで桁外れの魔力を持った優から余るほど送られている。ならば―
「優!しばらくその場で持ちこたえてくれ!―投影、開始(トレース・オン)」
「わかった!! はよせいよ!!」
―投影するのはデュランダル。今度は鏃ではなく、剣としてだ。
「まだかー!? おわっ、尻尾振んなこら!!」
―投影するのは12本。大盤振る舞いだ、しっかりと味わってもらおう。
「ゴァァァォォォォォ!!!」
「な、飛んだ!?」
「任せろ!! フィィィィィィィィッシュッッッッッッッ!!!!」
ボディプレスを受ける前に優を真上に釣り上げて放り、避難させると同時に剣を放つ!
「―停止解凍、全投影連続層写(フリーズアウト・ソードバレルフルオープン)!!」
「グアアアアアアアォォォォォォォ!?!?!?」
12本のデュランダルは狙い違わず尾ひれを地面に縫いつけ、足を裂き、剣の檻を形成した。
「どうかね、我が剣の味は? だがまだ終わらんぞ? 喰らうが良い!!」
「止めや!!うおおおおおおおおおお!!!!!」
「ギャアアアアアアアア!!!!!」
狙い通り、上から全体重、全力を掛けた優の銛がヴォルガノスの後頭部を捕らえると獲物は動きを止めた。
「…どうやら仕留めたようだ。よくやった、優。」
「…お前、もう少しマシな助け方は無かったんか? 死ぬか思うたわ、ホンマ。」
「まあ良いじゃないか。二人とも無事で獲物は仕留められたのだからな。」
「まあそうやな!!ほな、いつもの行くでー!!」
「「ヴォルガノス、獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
獲った獲物をデュランダルで切り分けバッグに詰める。
ん? 宝具をそんな事に使うな?
では、表面が岩石のような体長20mの魚を包丁で切り開いて見せろ、今すぐだ!!!
そうして6個目のブロックをバッグに入れたとき、優が出し抜けに、
「そういえば、そろそろクーラードリンクの効果切れるんちゃうか? 次くれや。」
―――すっかり忘れていた。
そして次の瓶をポケットから出そうとしたその時、大変なことに気が付いた。
「―――――なんでさ。」
「ん? どうしたん?」
おお、ゴッド。俺が何かしたかい?
何でポケットに穴が開いてるのさ?
俺達に此処で焼け死ねと?
「事情によりクーラードリンクが無くなった。急いで降りるぞ!!」
「こんのどアホぉぉぉぉぉぉ!!! 後でしばき尽くす!!!」
―まあ、何とか所々焼け焦げながらも下山には成功した。
その後、優から徹底的に折檻を喰らったのは言うまでも無い。
―――おのれ、凛。「うっかり」なんてとんでもないものを写しおって。
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【濱口優@現実】
[状態]若干の疲労、パワー全開
[装備]改造巨大銛、ゴーグル、ウェットスーツ
[道具]木の実5種(それぞれ少量) 、サハギン、クロノサウルス 、ヴォルガノス
[思考]基本:アーチャーと共に世界中の魚を獲る
1:獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
2:とりあえず獲物を獲る!!
3:出来ればガルタイトでの移動は遠慮したい
4:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
【アーチャー@Fate/stay night】
[状態]やけっぱち精神崩壊、凛のうっかり伝染
[装備]釣竿、最新式リール、釣り針、頑丈な釣り糸、三つ編みにしたピアノ線
[道具]釣りミミズ×6、釣りバッタ×5、釣りホタル×17、釣りカエル×9、ガルタイト、ノート
[思考]基本:濱口優と共に世界中の魚を釣る
1:フィィィィィィィィッシュッッッッッッッ!!!!
2:もうゴールしても良いだろう? 凛…
3:何としてもうっかりを治したい
4:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
【ヴォルガノス@モンスターハンターポータブル2ndG 死亡確認】
死因:延髄を銛で刺される
【ミハイル・ロア・バルダムヨォン@月姫 死亡確認】
死因:干将莫耶でミンチにされる
最終更新:2009年02月18日 11:08