「そこ~にゆ~けば~♪」
「どん~なゆ~めも~♪」
「か~なうと~い~うよ~♪」
う~ん、いい曲だ、ガン○ーラ。
というわけでアーチャーだ。
何が「というわけで」とかいうのは認めない。
ヴォルガノスを倒した後、私達はハワイの海に来ている。
先程から海岸で投釣りをしているが、まだ当たりは無い。
たまにはこういうのんびりした釣りも良いもんだ。
正義の味方を目指していた頃は悲惨だった。
それは心が磨耗してしまうくらいに。
それに比べると今は天国とも言えるな。
キ、キキ、ツマらないツマラナイ正義ノ味方ナンテツマラナイ!!溺死シロ溺死シロ、理想ニ溺レテ溺死シロ!!
…頭の中に毒電波が混じっていたようだ。これは他のキャラだ。
そうやってまったり釣りをしていると、
「おーい!! 半漁人が大勢こっちに向かってきとるで!!」
…また半漁人か。
この間散々狩ったというのに。しかもこっちに来るということは上陸コースだ。
即座に釣竿を戻し、干将莫耶を投影する。
半漁人の頭が見えてきた。……またサハギンか。数にすると16体。
内二体は色が違う。円形の陣形を敷いた状態で最も守りの堅い部分に居るということはあれが指揮官であろう。
ふむ、これはいい機会だ。これを優に地上での戦いを教えるきっかけにしよう。
優は身体能力こそ優れているが、戦闘技術はまだ無い。
私との初戦は優に攻撃の意思が無く、避けるだけだったから上手くいっていた。
ヴォルガノスの時は2対1で何とか凌いだようなものだ。
今回のように相手が策略を組めるような団体の場合はかなり苦戦するだろう。
「優。無闇に突っ込むなよ。狙いは最初から私達のようだ、左右に分かれて挟撃する。良いな?」
「わかった! 俺は左な!」
陣形の右に入り込む。するとサハギン7体がVの字でこちらに向かってきた。私を包囲するつもりなのだろう。
横に回り込んで干将で攻撃を捌き莫耶で斬る。一体目。
横目で優を見ると、銛を振り回して盛大にぶっ飛ばしていた。
しかし、どれも致命傷には至らず、全員起き上がって向かっていった。
やはり戦い方を教えねばならんな。そんな事を考えつつ二体目を斬り、その勢いをそのままに回転して三体目を斬る。
まとまって襲い掛かってきた残りは斬った残骸を蹴り飛ばし後退しながら干将と莫耶を投擲し、
「―壊れた幻想(ブロークンファンタズム)」
残りの4体を一気に吹き飛ばす。二つ投げたのは一つでやると距離が近く、自分もダメージを受けるからだ。
ならば、小規模の爆発で重ねてやれば良い、という話だ。
―――何? 最初からやれば一発で済んだって?
それでは、優に多人数戦の苦労を教えられんだろう?
優は3体倒したらしいが、やはり苦戦しているな。
幸いにして敵の指揮官は後方に下がっている。
さて、まずは優の援護に向かうとしよう。
* * * * * * * * * * * * * *
「うおらぁぁぁぁ!!!」
アカン。限が無い。
銛で1匹仕留めたんやけど、半漁人が外れん。
振り回してぶっ飛ばしてもなかなか倒れてくれへん。
2匹目で頭を狙うと倒せるのはわかったんやけど、外したらお終いや。
ガツン!
よっしゃ! 3匹目や!! 銛の柄が頭に当たった!!
向こうで爆発が起きた。アーチャーの方はもう終わったんやろな。
「優! まとめて相手にするな!! 横に回って1体ずつ相手しろ!!」
アーチャーのアドバイスみたいやな。
言われたとおり横に回ると、確かに1対1の状態になっとる。
これなら他の連中を気にせんでやれるな。
俺は銛を上から振り下ろして、どたまをかち割ってやった。
そっから次を倒そうとしたら海がおかしくなっとった。
海が大きく盛り上がってそこから大きな龍みたいのが出てきた。
横でアーチャーが何か呟いたけど良く聞こえんかった。
「拙い! そこから何があっても動くな優!!」
そう聞こえた瞬間大きな音を立てて津波が迫っとった。
でもその場でしゃがみこんでいたけど、すぐ横を波が通り過ぎて行くだけやった。
ふと前を見るとそこには大きな花
みたいなもんと、漢の背中があった。
* * * * * * * * * * * * * *
一対一の状態になったな。これなら私が行かなくても大丈夫だろう。
そう思って指揮官に目を向けると、その後ろの海が異常を起こしていた。
海面が大きく盛り上がり、中から巨大な海龍が出てきた。
「これは……リヴァイアサン? 拙い! そこから何があっても動くな優!!」
こんな奴が出てくるとは規格外もいい所だ。
急いで優のところに駆けつけると目の前に大津波が迫ってきた。
耐え切れるだろうか、いや耐え切ってみせる!! 間に合え!!!
「熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)!!」
投影した盾で津波を受ける。凄まじい衝撃だ。
これが投擲武器ならばいいのだが、そうでない以上無事で居られる保障は無い。
花弁が1枚消えた。津波はまだ過ぎ去っていない。
2枚、3枚と消えていく花弁。このままでは拙い。
6枚目が消えると同時に津波は過ぎ去った。
ふとリヴァイアサンを見るとその眼で「追って来い。」と言っているようだった。
そして、そのまま海に帰っていった。
サハギン共は先程の津波で押し流されたらしい。
「クッ、此処まで釣りで負けは無く、こんなものかと思っていたが……いい目標ができたな。」
「何やったんや、今のは?」
「リヴァイアサン。俺はいつか絶対にあいつを獲る!!」
「あいつを獲ろうって言うんかお前? 面白そうやんけ!! おっしゃ!!」
「「ウラーラーラーラーラー!!!!」」
* * * * * * * * * * * * * *
「ところでだ。今回のようなことがこの先にもあるかもしれん。そこでだ、優には地上での戦い方と対多人数戦のノウハウを教えていこうと思う。」
「わかった。けど今は休ませてくれや。」
「いいだろう。私も流石に疲れた。一休みするとしよう。」
休もうと思った瞬間、優が唐突にこんなことを言った。
「おい…何やあれ? あの海に浮かんどるのは?」
「…あれは私たちのバッグと私の釣具の浮のようだ。」
「何やて!! 落ちついとる場合か!! 早よ取り行くで!!」
「わかっている!!」
……くそ、この迷惑料絶対に払って貰うからな、リヴァイアサン。
* * * * * * * * * * * * * *
【濱口優@現実】
[状態]疲労、パワー全開
[装備]改造巨大銛、ゴーグル、ウェットスーツ
[道具]木の実5種(それぞれ少量) 、サハギン、クロノサウルス 、ヴォルガノス
[思考]基本:アーチャーと共に世界中の魚を獲る
1:獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
2:とりあえず獲物を獲る!!
3:出来ればガルタイトでの移動は遠慮したい
4:待っとれよ、リヴァイアサン!!
5:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
【アーチャー@Fate/stay night】
[状態]やけっぱち精神崩壊、凛のうっかり伝染
[装備]釣竿、最新式リール、釣り針、頑丈な釣り糸、三つ編みにしたピアノ線
[道具]釣りミミズ×6、釣りバッタ×5、釣りホタル×17、釣りカエル×9、ガルタイト、ノート
[思考]基本:濱口優と共に世界中の魚を釣る
1:リヴァイアサンは絶対に獲る!!!!
2:もうゴールしても良いだろう? 凛…
3:何としてもうっかりを治したい
4:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
【リヴァイアサン@ファイナルファンタジーシリーズ】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]不明
[思考]不明
【サハギン@ファイナルファンタジー 死亡確認】
[死因]干将莫耶×3、壊れた幻想×4、銛×3、大海嘯×4
【サハギンチーフ@ファイナルファンタジー 死亡確認】
[死因]大海嘯×2
最終更新:2009年04月06日 09:45