ここは香港。とあるビルの一室で、一人の青年がパソコンを操作していた。
彼の名はミスト・レックス。通称「ミストさん」。
あの人気ゲームシリーズ「スーパーロボット大戦」の最新作で主人公を務めた男だ。
長年ユーザーに愛され、順調に売り上げを重ねてきた
ゲームの主人公。
本来ならば、それは彼の地位を安定したものにする肩書きのはずだった。しかし……。
「なんてことだ……」
パソコンのモニターを見ながら、ミストさんは大きくため息をついた。彼が見ているのは、2chのロボゲ板。
そこには彼が主役を務めた「スパロボK」や、彼自身に対する罵詈雑言が書き連ねられていた。
何せスパロボKは恐ろしく評判が悪く、「スパロボ史上最低の出来」と言われてしまうほどの作品なのだからこれも仕方がない。
だが、ミストさんはそんな現実を認めようとしなかった。
(命を賭けて戦った俺のことを、こんなに悪く言うなんて……。こんな地球人に守る価値はあるのか?
…………いや、ない!)
ミストさんの瞳に、狂気の光が宿る。
(ちょうど今は、地球全体を舞台にしたバトルロワイアルの真っ最中……。人を殺しても罪に問われることはない。
このチャンスに乗じて、守る価値のない地球人なんか皆殺しにしてやる!)
スッと立ち上がったミストさんは、懐から取り出して拳銃をパソコンのモニターに向ける。
そして引き金を引き、銃弾をモニターに叩き込んだ。
「やってやる、やってやるぞ……!」
こうしてここに、理不尽な復讐を掲げるマーダーが誕生した。
【
二日目 5時20分/香港】
【ミスト・レックス@スーパーロボット大戦K】
【状態】狂気
【装備】ニューナンブ@現実
【道具】支給品一式
【思考】
1:地球人を皆殺しにする。宇宙人や動物は殺さない。
【
ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡】
死因:銃声にびっくりして心臓発作を起こす
最終更新:2009年04月15日 09:46