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「ところがギッチョン!」

どこからともなく男の声が聞こえてきた。

「あ?誰だてめえは?」

一方通行が声のした方向へと振り向く。
するとそこには全裸の男、野原ひろしが立っていた。

「全裸のオッサンが俺に何の用だ?」
「何の用だと?決まってんじゃだろ…。
 てめえをぶっ殺しにきたんだよ!KILLKILLKILLKILLKILL!!!」
「今日本は禁止エリアのはずだろ?何でてめえ普通に侵入しにきてんだ?」
「お前は馬鹿ですか?お前が普通に侵入できたんだから俺だって侵入できるはずだろぉーがよぉ!!
 というわけで死んどけや一方通行君ヨォ!!」

そう言ってひろしは手に持つ金属バットを振り上げて襲い掛かる。
だが、一方通行は笑みを崩さずに立っているだけ。
当然だ。彼の能力の前にただの打撃攻撃などなんの意味も持たないのだから。
だが、彼にとって信じられない出来事が起こった。
彼の顔面に金属バットが叩き込まれた。

「ガァァッ…!な…何ぃぃぃぃぃ!!?」

顔面を押さえてその場に倒れこむ一方通行。
ひろしは倒れている一方通行を見下ろしながら笑っている。

「てめぇっ…!俺の能力をどうやって…」
「へっ…お前の能力はさっきの戦いで既に割れてんだよ!!」

さっきの戦いとは一方通行となのはの戦いだ。
ひろしはその戦いを影から見ていたのである。

「というか、お前が自分から大きな声で言ってたんだがなぁ!!
 力の反射…いやベクトル操作ってよぉ!」
「俺が聞きたいのはそんなことじゃねぇ……俺の能力を…どうやって…看破しやがったぁ…」

彼の能力であるベクトル操作はは原理が分かっても対処法などほとんど存在しないはずである。
だが、ひろしは攻略法を見出したのだ。

「てめぇは今、『反射』にしてあるんだろ…?
 だったら簡単なことじゃねぇか。力の向きがてめえにいくように力の向きを調節すりゃあいいだけだろ?」
「な…でも普通の人間がンなことできるわけが……」

驚愕する一方通行の顔をひろしは踏みつける。

「おいおい一方通行君よぉ。何回も人が死んでるこの殺し合いに常識を求めてどーする?
 とある主婦が吸血鬼に圧勝する世界だ…できるもんはできるんだよぉ!」

前に自分がなのはに言っていたことをそのままそっくり返され、一方通行は冷や汗を流す。
そんな一方通行の様子を見てひろしは笑いながら言葉を続ける。

「お前…こう思っていただろ?
 『俺は超能力者だ。俺には無敵の能力があるから死ぬはずがねぇ!俺は安全だ!!』
 ってなぁ?俺はそういう自分が死ぬはずがねぇと思ってる奴を殺すのが大好きでねぇ…」
「くそっ……」
「いいか一方通行君。俺は確かにただの人間だ。てめぇみたいな超能力なんかねぇよ。
 だが人間はなぁ!はるか昔そのまた昔から、知恵を振り絞ったり武器を作ったりして生き延びてきたんだ…
 特別に力を与えられて、それだけに頼るお前に負けるわけねぇだろ?
 お前は人間様の力をなめたんだ…
 だからお前は――」
「ち…ちくしょぉぉぉぉぉぉぉ―――」
「死ね」



「ふぅ…やっと終わったぜ。そっちはどうだひま?」
「たい♪」
「流石俺の娘だ。他にいた奴も殺しちまったようだな
 よくやったひま。父ちゃんも鼻が高いぜっ!」

何らかの方法でひまわりに殺された機動6課隊員を尻目にひまわりを抱き上げる野原ひろし。

「そういやあのガキの話によると黒幕に木原マサキってのがいるらしいじゃねぇか…。
 どこにいるかしらねぇがラスボス気取りなんだろぉな…
 きっと『自分が死ぬはずがねぇ』って思ってんだろうなぁ…
 よし決めた!
 おいひま、父ちゃんはこれからラスボス気取りの木原マサキをぶっ殺してくる。
 それまでひまはここで殺し合いを運営してるんだぞ」
「たい♪」
「ああ、いい返事だ。じゃあ父ちゃんは行ってくるからな!」

そして一方通行はいなくなり、野原ひろしは「日本のアニメ技術の賜物」という赤いロボットに乗ってどこかに飛んでいった。
その場に残されたのはたった一人の赤ん坊だけだった。


二日目 午後5時40分/日本:夢の国】

【野原ひまわり@クレヨンしんちゃん】
[状態]健康
[装備]不明
[持ち物]不明
[思考]
1:カオスロワを運営する

【野原ひろし@クレヨンしんちゃん】
[状態]健康、闇ひろし、全裸
[装備]アルケーガンダム@機動戦士ガンダムOO
[持ち物]金属バット
[思考]
1:木原マサキを殺す、それまで主催運営をひまわりに任せる
2:自分が死ぬはずないと思ってる連中を殺す
3:欲の赴くまま全てを奪うとしよう


【一方通行@とある魔術の禁書目録 死亡確認】
【機動6課隊員@魔法少女リリカルなのは 死亡確認】
最終更新:2009年04月26日 00:38