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「それにしてもあの死神モドキなんのつもりかしら!」
柊かがみは苛立っていた。
ようやく別の世界に転生してロワから解放されると思ったら、新しいカオスロワの世界に飛ばされてしまったのだ。

「ったく拠点かと思ったけどなにもないわね」

今彼女がいる場所は日本の夢の国。
6期では主催本部があったところであるが、そのような設備は微塵も見当たらない。
時空振動爆弾の影響で大多数の世界が繋がったらしいが、少なくとも6期の世界とは繋がらなかったようだ。
繋がったのは飽くまでパラレルワールドである。
お互い全く干渉せずに独立している、多元宇宙とは別であるのだ。

「となるとリセットして再スタートってオチになったのね・・・・・・」

これまでの設定を全て吹き飛ばして0からスタートする。
1から6までのロワの物語は既に完成したのだ。 となると今度は新たなカオスロワの物語を作り出していくわけである。

「あれ? ってことになると6/達はどうなるのかしら?」

6/、それは彼女がかつて共にした仲間の名である。
他にも様々な人間と関わってきたが、このロワで会う彼らはどうなっているのだろうか。
6期までとは別人となるなら、恐らく自分のことは知らないはずだ。
つまり、己だけ過去のロワの記憶を持っていることになる。

「・・・・・・まあ考えていても仕方ないか。 とりあえず6/達を探すことにしましょう!」

自分を知っていたのならば、なんらかの手段でロワに辿り着き、知らないのであれば別世界の別人だ。
6/という人間がどこでも対主催をしているように、別人とはいっても人間というものは変わらないものである。
人を探すために夢の国を歩き始めたのだ。


「チアキー!カナー!どこにいるのー!」

聞き覚えのある声が耳に入ってきた。
まだ若いが、聴くと安らぎを覚える母性溢れる声だ。
彼女の呼ぶ名前にも聞き覚えがある。

「いきなりついているわね」

かがみの頬が緩む。
間違いない、この人物こそ自分が探そうとしていた者の一人だ。

「南春香頂ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

制服を脱ぎ捨てて下着姿で春香と呼んだ女性にルパンダイブをする。
狙いは彼女の胸に膨らんだ双球。
6期までの記憶を持ったかがみはやっぱりかがみなのだ。
ガチレズ悪臭ツインテールである柊かがみは、ロワで最初のディナーを頂こうと南春香に襲い掛かった。

☆ ☆ ☆

「やっぱりこんな人ばっかりね・・・・・・」

春香は眉を顰めながら下着姿の女の死体を見下ろす。
年は自分と同じぐらいだろうか、いやそんなことはどうでもいい。

「こんな人がいたらチアキもカナも危ないわね。 こんな変人ばっかりだと」

冷たく言い放つ彼女の顔に、柊かがみが感じた母性は既に無い。
それもそのはず。 並行世界の同一人物とはいえ所詮は赤の他人なのだ。
共通点はあるものの、辿ってきた道に違いがあれば、そこから生じる人格にも当然変化が出てくる。

「さて、この調子で殺して殺して二人の脅威を取り除きましょ」

右手の拳銃から出る硝煙が鼻につくが、そのうち慣れるだろう。
たとえ知り合いでも邪魔になるなら殺すだけ。
元々自分達姉妹以外の人間なんてそれほど愛着がないのだ。
だから藤岡君もタケルおじさんも千秋の友達達も己の友人や先輩も、邪魔になったら殺す。
この世界にはみなみけだけがあればよい。

「はーやく二人に会えるといいな」

笑みを浮かべた春香は、かがみのデイバッグを取って夢の国を後にした。

【南春香@みなみけ おかわり】
[状態]健康
[装備]拳銃
[道具] 基本支給品、不明支給品1~2、かがみのデイバッグ
[思考]基本:千秋と夏奈を探す。 邪魔になる人間は殺す。

【柊かがみ@らき☆すた 死亡確認】
最終更新:2009年05月13日 01:46