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「さあ、最強のスポーツ軍団をつくるよ!」
なぜかこの平行世界でもジャイアンの母は、最強スポーツ軍団を作ろうとしていた。
そもそも最初にスポーツ軍団作ろうと思ったきっかけは、YOKODUNAと再び組ませる為のてきとうな理由だったのだが不思議と恒例となってしまったようだ。
まあ母書き手のメタ発言は置いといて……

「というわけで、あんたも私のチームに入らないかい?」
ジャイアンの母は突如後ろを振り向いて言った。
「あんた、そのなりはアメフト選手といった感じなんだろう?
 なかなか強いみたいだし、あんたなら私のチームに入る資格があるよ」
後ろに立っていた男の身体、そしてそこから溢れ出るオーラを見て、母は満足そうに頷く。
「哀しいなぁ……俺は哀しい。凡夫は少し力があるくらいで、すぐ自分が最強だと勘違いをする。
 思いしらせねばなるまい。それがただの思い違いであるという事を」
男、Mr.ドンは自分を格下と見られたと思ったのだろう。
すぐにジャイアンの母へと突進する。
「やっぱり簡単に従ってはくれないかい。でもそのくらい威勢がある方がいいのかもねぇ」
母は怒涛の勢いで突っ込んでくるドンを見ると、気を引き締める。
「さぁ、かかっておいで!」
「哀し……ッ!? なんだ、この気迫は!?」
Mr.ドンはその瞬間自分の目を疑った。
母の姿が数十倍の大きさに見えたのだ。
勿論実際に大きくなっているわけではない、母のオーラがそう見せているだけだ。
(哀しいなぁ、勘違いをしていたのは俺のほうだったという事か)
ドンはその一瞬で母と自分の力の差を感じ取る。
「だが、ここで止まるわけにはいかん! 国民はペンタグラムの敗北など見たくは無いのだから!」
ドンは今、かつて無いほど勝利へと執着していた。
これまでは勝つのが当たり前の勝負しかなかったが故に久しく忘れていた感情。
その感情が後押しをして、ドンへと更なる力を沸き起こさせる。
「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」


  ★   ★   ★


「―――負け、たか……」
廃墟と化した一面に仰向けに倒れたドンは、力なく呟いていた。
しかしその声色に不思議と悲しみはない。
むしろ清清しさすら感じさせる声だった。
「凡夫は俺の方だったという事か。哀しみすら沸いてこん」
「あんたは凡夫なんかじゃないよ。あたしが誘ったほどなんだからねぇ」
想像を絶する激しい戦いだったのだろう。
衣服が全て消し飛び全裸となったジャイアンの母が、倒れこんだドンへと手を差し伸べる。
「それで、どうだい? あんたの力が必要なんだ」
「いいだろう。俺を初めて負かしたお前になら……」
ドンは母の手を取って立ち上がり、そう答えた。


【午前0時30分/熊岡県】

【ジャイアンの母@ドラえもん
【状態】やっぱり全裸
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:最強のスポーツ軍団を作る。

【Mr.ドン@アイシールド21】
【状態】やっぱり全裸
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:ジャイアンの母についていく。

【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】空気
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:最強のスポーツ軍団に入りたいが全く気付いてもらえないので勝手についていく。
最終更新:2009年05月19日 00:31