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「マスターは失礼ですね、ちゃんと剣だって使えますよ? ただ、元が初音ミクだから歌でも闘えるだけです!」
「それセイバーというより、どちらかといえばキャスターじゃね」

俺の言葉に、ますますミク(?)は憤る――が、俺は人をドロドロに溶かすなんて、
特撮の怪人みたいな真似をした奴を、間違ってもセイバーとは認めたくない。
セイバーだと名乗りたければ、剣の腕を見せてみろ剣の腕を。

「むう……わかりました。精々、私の剣を見て腰を抜かすといいですよ」

そう言って、剣……改めネギを上段に構えるミク。
腰を抜かすと言われても……ネギを振られたところで驚くわけないだろ。
そんな俺の思いを無視して、ミクは振り上げた剣を勢いよく下ろし、そして――

次の瞬間、俺の後方に建っていた高層ビルが、爆砕した。

「ぜ、前言撤回、驚きました!」

というか、やりすぎだろ!
こっちに破片降ってきてるし!
巨大な鉄骨が俺に当たりそうになるのを、辛うじて寸前でネギで切り捨てながら、ミクが叫ぶ。

「違います! これは、私ではありません!」
「お前じゃなかったらなんなのさ!」
「敵の攻撃……かな?」

敵ぃ? 敵ってなんだよ、敵って。
そう俺がミクに問いかけようとした時、そいつは現れた。


「……セイバーのサーヴァントと、そのマスターとお見受けする」

小さなボディを甲冑で包み、右手に構えた鋭い剣の先をこちらに向けている、その男。
ハルバードとかいう巨大戦艦をバックに、翼のように変形したマントをはためかせながら、天空に浮かぶそいつは、
紛れもなく宇宙一かっこいい一頭身――

「私はメタナイト……クラスはライダーだ。 マスターの命に従い、その命、頂戴する」


敵、来ちゃった……。


【午前5時20分/日本】
【◆6/WWxs9O1s氏@書き手】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:なんか来ちゃった……
2:死にたくない
※6期までの6/氏とは別人です
※ミクのことを、ミクのコスプレをした電波さんだと思ってます

【初音ミク@ボーカロイド】
【状態】健康
【装備】伝説の首領パッチソード@ボボボーボ・ボーボボ
【道具】支給品一式
【思考】
1:マスターに従う
※サーヴァントです(クラス:セイバー)

【メタナイト@星のカービィ】
【状態】健康
【装備】剣(詳細不明)
【道具】支給品一式
【思考】
1:マスターに従い、敵を討つ
※サーヴァントです(クラス:ライダー)
※マスターが誰かは不明です

6/氏達から、少し離れたビルの屋上。
彼らの戦闘を観察する、二つの影がそこにはあった。

「セイバーとライダー……初音ミクとメタナイトが、激突したようです」
「そのようね。……ねえ、アーチャー。私達はこんなところに居ていいの? ライバル二組を一度に潰せる好機なんじゃないの?」

初音ミク、マーラ、メタナイトに続く四人目のサーヴァント――アーチャーと呼ばれた彼女は、異様な風体の看護服の襟を直しつつ、
隣にいる、街を歩けば皆が振り返るであろう美貌を、ジャージ姿で台無しにしている彼女に向けて答える。

「ランサーであるマーラや、未だ姿を見せないバーサーカー、アサシン、キャスターがどう動くか掴めていない上に、
 濱口優と組んでいる、もう一人のアーチャーの存在もあります。
 そもそも今回の聖杯戦争は、時空振動弾とテラカオスバトルロワイアル、二つのイレギュラーが重なった上に存在しています。
 ライバルは六組とは限りませんし――さらには、ライバルを全て沈めたところで、
 聖杯戦争自体の勝利者にはなれてもカオスロワの勝利者になれるとは限りません」
「ふーん……まあいいわ。貴方の頭脳さえあれば、優勝はもらったようなものだから。期待してるわよ、アーチャー……いえ、」

「期待してるわよ、えーりん」
「はい……姫様」

初音ミク――セイバー。
マーラ様――ランサー。
メタナイト――ライダー。
八意永琳――アーチャー。
バーサーカー、キャスター、アサシン。
そして未だ現れぬイレギュラー。
生き残る者は――果たして、誰なのか。
生き残る者は――果たして、存在するのか。

テラカオスバトルロワイアルはまだ、始まったばかり――

【午前5時20分/日本】

【八意永琳@東方project】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:マスター(輝夜)に絶対の忠誠
※サーヴァントです(クラス:アーチャー)

【蓬莱山輝夜@東方project】
【状態】健康
【装備】ジャージ@現実
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:カオスロワ、聖杯戦争の優勝を目指す。
最終更新:2009年05月20日 00:18