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中性的な顔立ちを持つ男は黒い髪を整えながら、手元のポケットを探る。

「凄いな…別の次元へ繋がっているのか」

男は感心しながら、ポケットから大きい銃を取り出す。

「それより大丈夫なのか?ナカジマ。ここは一体何処だ?」
血の様に紅いシルクハットを被った鼠が、彼、ナカジマと呼ぶ。

ナカジマ―彼、中島朱実は、白鷺弓子を探していた。
彼はイザナギ、ユミコはイザナミの転生体で、強い絆で結ばれていたのだ。

「…大丈夫だ、ここは秋葉原。きちんと知ってるさ」
彼は鼠にそっけなく返事を返す。

「しかし不可解だな。ここまで静まり返っている街もあるなんて…」
事実、今ナカジマ達が歩いているビル群は静寂に包まれていた。一体何があったのか?

街の電子看板や、ネオンが虚しく光る。本来ならこんな夜中でも十分賑やかなのだが。


「―ドロッチェさん」
ドロッチェと呼ばれた鼠の後ろにいた老女が、呼び掛ける。
「何ですか?アデラさん。」

「本当に、夫は大丈夫なんでしょうか?」
アデラにナカジマは振り向く。
「大丈夫ですよ。…信じている限り」

アデラはジェフリーと言う夫を捜していた。
ナカジマにも、ユミコを捜していた事と通じる点があった。

ドロッチェも、仲間を捜しているらしい。
後ろのさっきから黙り込んでいる亜人の少年も、ミュートと言う少年を。

静寂を突き破ったのは、少女の叫び声だった。

「何だ!今の叫び声は!」
黙っていた少年は突然声を出す。

「…こっちからだ」
ナカジマは冷静に、叫び声が聞こえたビルの影に走り出す。

ナカジマの後を追うと、そこには赤い帽子を被り、髭を生やした中年と、倒れた少女、それを揺さぶる少女が居た。

「お願い!しっかりして、ソフィア!」

倒れた少女からはどんどん血が流れる。

「!」
アデラは顔をかがめる。


「ははははははは!!」

赤い帽子の男はこちらに気付き、振り向く。

「ひゃっはぁ!!」

赤い帽子の男は、血の付いた青く透き通る剣を振り上げ、ナカジマ達に走り寄る。

だが、ナカジマ達に恐怖感などなく、むしろある言葉が頭の中を流れた。

「…ドロッチェ、何かがおかしくないかい?」

「ああ…何だこの言葉は?」

アデラもかがめるのを止め、帽子の男の方を振り向く。


「いいか、ナカジマ、アデラさん、バブズ。」
「私は大丈夫です」
「ああ、いくぞ!」

ナカジマ達には奇妙な連帯感が表れたそして、




「殺してでもうばいとる」


ズガン!!


「…許されるのでしょうか」
「勿論。」
男はかつての姿を失っていた。既に肉塊と化した肉体からはまだ血が噴き出す。

「大丈夫かい?」
ナカジマは少女に近づく。

「嫌っ来ないで!」

少女はナカジマに銃を向ける。
「来ないでよ!もう嫌、酷いわ…」
「やめてくれ、銃を下ろしてくれ!」

少女は構わず銃を構えたままだ。
「ほら、早く立って…」

少女は銃の引き金を引いた!

だが、ナカジマには一切ダメージは無かった。

代わりに少女が変わり果てた姿になっていた。

銃が暴発したのだ。

パーツが飛び散り、少女の額に刺さっていた。
「…どうして」

三日目 秋葉原ビル群 0時】

【中島朱実@女神転生】
〔状態〕良好
〔装備〕ジャンボ・ガン@ドラえもん
〔道具〕支給品一式 スペアポケット@ドラえもん
〔思考〕白鷺弓子と合流

【ドロッチェ@星のカービィ】
〔状態〕良好
〔装備〕ヒノカグツチ@女神転生
〔道具〕支給品一式
〔思考〕スピン達と合流

【アデラ・ハウエル@セプテントリオン】
〔状態〕良好
〔装備〕ひ弱な鉄パイプ@スターオーシャン3(ATK+1000×8)
〔道具〕支給品一式
〔思考〕ジェフリー・ハウエルと合流

【バブズ・スエイン@FFTA】
〔状態〕良好
〔装備〕アイスソード@ロマサガ(マリオからルート)
〔道具〕支給品一式 ベレッタ92F
〔思考〕ミュート・ランデルと合流

【マリオ・マリオ@スーパーマリオブラザーズ ソフィア・エスティード@スターオーシャン3 菊島奈美@弟切草 死亡】





最終更新:2007年01月06日 17:42