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「カナァ……ハルカ姉さまぁ………」

少女、南千秋は2人の姉の名前を呼びながら歩いていた。
いきなり殺し合いをやれと言われた上に知らない場所に飛ばされて2人の姉と離れ離れになってしまったのだ。

「うぅ……怖いよぉ……」

彼女の声は震えており、足取りもおぼつかない。
そして千秋が不安、孤独、恐怖、その他諸々に押し潰されそうになったとき彼女の目の前にそれは現れた。

それは一つの石ころだった。
どこからどうみてもただの石ころにしか見えない。
でもその石ころは千秋にとっては大切なものだったのだ。

「や……山田…?」


◆



それから千秋は『山田』と名付けた石ころを蹴りながら歩いていた。
山田を蹴って歩けば不思議と何も怖くなかった。
周りが暗いことも、一人だということも、姉妹と離れ離れということも気にならなくなった。

(そうだ、このまま山田と一緒に家に帰ろう。
 そしてハルカ姉さまの笑顔を見て癒されるんだ)

自然と顔に笑顔が浮かんでくるし、足取りも軽くなる。
その時だった。
千秋は間違って強く蹴って『山田』を遠くのところまで蹴り飛ばしてしまったのだ。

「あ、すまん。大丈夫か山田?」

駆け寄っていく千秋。その時だった。

「ほっほっほ、ごきげんよう、お嬢さん。私はフリーザと申します」

という声と共に上から謎の怪人が飛び降りてきて…
『山田』を粉々にした。

「や…山田ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

粉々になった山田を見て悲鳴を上げる千秋。
それを見てフリーザは笑顔を浮かべて呟いた。

「まぁまぁそんなに悲鳴を上げなくても……
 ご安心なさい。貴方もすぐにあの世に送ってあげますからね。
 この石ころのように……」

その時、千秋の中で何かが切れた。
決定的な何かが…

「この石ころのように?
 山田のことか………
 山田のことかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

突然の覚醒だった。
千秋の身体から今までどこに隠し持っていたんだというほどの膨大なオーラが放たれる。
千秋の薄茶色の髪は金色になり逆立つ。
ありえん光景にさしものフリーザ様も顔を青ざめさせる。
それを見て千秋はニヤリと笑う。

「何だ……貴様は……」
「とっくに御存時なんだろ?
 辛辣でドライな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた南家三女……
 南千秋だッッ!!」


◆


千秋がスーパーサイヤ人に覚醒して数時間後……決着がついていた。
下半身と右腕を失って地に伏せるフリーザ。
それを見下ろしている千秋。
どちらが勝ったのかは明白である。

「ちくしょう……ちくしょぉぉう………!」
「もう懲りたか?じゃあもう悪さするんじゃないぞ」

悔しがるフリーザに対して背を向けて去ろうとする南千秋。
だが、フリーザは最後の悪足掻きに出ようとしていた。

「お…俺は宇宙一なんだ…!だから…だから貴様はこの俺の手によって、死ななければならない…!
 俺に殺されるべきなんだあああーーーーーーーーっ!!!」
「この…バカ野郎!!」


最後の悪足掻きにデスビームを放つフリーザ。
それに気付いた千秋はファイナルふじおか波を発射。
その閃光はデスビームごとフリーザを焼き、断末魔と共にフリーザはこの世から消え去っていった……
大事な親友の仇を倒したというのに千秋は空しそうに空を眺めていた……

「山田ぁ……」

【一日目・午前7時/オーストリア】

【南千秋@みなみけ】
[状態]健康 、とある条件でスーパーサイヤ人に変身可
[装備]なし
[道具] 基本支給品その他不明
[思考]基本:???
    1:山田……

※山田が壊されたショックでスーパーサイヤ人になっちまいました。
スーパーサイヤ人じゃないときの戦闘力はどうなってるかわかりませんので別の書き手にお任せ

【山田@みなみけ 破壊確認】
【フリーザ@ドラゴンボール 死亡確認】
最終更新:2009年05月27日 01:21