どうも。鏡音リンです。
私はボーカロイド兼
DIO様の部下として、DIO様のお手伝いをしています。
DIO様の目的はただ一つ。バトルロワイアルで世界が混乱している今、混乱に乗じて世界を手中に収めること。
世界を手中にと言えばスケールが大きく聞こえますが、実際やっていることはただの漁夫の利です。セコイです。
そのあまりのセコさにたまに裏切って背後から撃ちたくなることもありますが、何故か実行には移せません。何故でしょう。
本心ではDIO様のことを嫌いになりきれていない、
みたいな事は絶対に無いと確信できるのですけど。
まあそれはさておき、そのセコイDIO様と私が今何をしているかと言えば、
「「「決闘(デュエル)!!!」」」
地下の迷宮で、ハゲ二人とデュエルしてました。なんだこれ。なんで世界征服を目論む奴がカードゲームやってんだ。
まあ、あの二人を倒さないと他のアジトへ行けないらしいので私も真面目にデュエルに専念していたのだけど。
「くっ……何故だ、何故我ら迷宮兄弟が!」
「何故、我らが出すカードがこうも完璧に読まれているのだ!」
「ふん……これが私と貴様らの、デュエリストとしての格の差だ!」
嘘つけこの野郎。
部下の私には解る。この男、ザ・ワールドで時を止めて相手の手札を盗み見ている。
正直虫酸が走るほどのセコさだけど、まあここが通れなくなるのはマズイので黙っておこう。
そして、五分程経っただろうか。
「馬鹿な……我らが負けただと?」
「この迷宮兄弟を易々と破るとは、まさか貴様が伝説のキング・オブ・デュエリスト!?」
いいえ、ただの詐欺師です。
「貴様達は弱くない。それ以上に私、DIOが強かっただけの話だ」
お前はお前で卑怯な手を使った癖に調子に乗るな。
本当に裏切りたいなあ……でも、実際に裏切ろうとすると、何故か体が動かなくなるんだよなあ。
こんなことなら、レンと代わって放火魔を捜していた方がまだましだったかもしれない。
視界の隅でなんかDIO様とハゲ二人がゴチャゴチャやっているのを無視して、そういえばレンは無事だろうか、と考える。
MEIKO姉さん達を裏切ってしまった今となっては、レンはたった一人の肉親だ。どうか、無事であってほしい。
あれ……?
なんで、私は皆を裏切ったりなんかしたんだっけ……?
なんで、私は皆を殺せなんていう、DIO様の命令に逆らわなかったんだっけ……?
いや、そもそも……。
なんで、私とレンはDIO様に従ったりしているんだっけ…………?
「リン!」
DIO様の呼び声で、はっと我に返る。
あれ? 私、いま何を考えていたんだっけ。
何故だか、記憶にもやがかかったように思い出せない。
まあ、いいか。思い出せないってことは、どうせ大したことじゃないんだろう。
「どうかしましたか、DIO様?」
どうやら、ハゲ二人との話し合いは終わったらしい。
ハゲ二人を背後に立たせて、爽やかっぽい笑顔を浮かべながらDIO様が言う。
「この二人が、新しく手下になった」
……………………………………マジで?
「ふむ、迷宮兄弟を手下としたからには、今までよりダンジョンの探索が楽になるな。
最下層である99階まで潜るも、夢じゃない」
「私達が向かうのは他の拠点なので、そちらは夢にしておいてください」
私の指摘も、浮かれる主には届かない。
どうしようもないので、私は本日何度目かの溜息を吐いた。
【午前8時10分/地下ダンジョン】
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】皮の盾+2
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:カオスロワの混乱に乗じて、世界を制覇する。
2:邪魔者は手下に始末させる。
【鏡音リン@ボーカロイド】
【状態】肉の芽
【装備】デリンジャー
【道具】支給品一式
【思考】
1:DIOに従う
【迷宮兄弟・迷@遊☆戯☆王】
【状態】肉の芽
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:DIOに従う
【迷宮兄弟・宮@遊☆戯☆王】
【状態】肉の芽
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:DIOに従う
最終更新:2009年06月02日 00:18