銀座の某デパート内をあらかた探索し終えたゴルゴとスネークは、今度は
デパート周辺に危険人物や仲間にもできそうな人物が居ないか探る事にした。
スネークはSOCOMを構えながら銀座の街中を注意深く歩き、ゴルゴは
デパートの屋上でM16のスコープごしにスネークの周囲を見張っていた。
危険な者がスネークに襲い掛かったら、狙撃を得意とするゴルゴが
後方からスネークをサポートする、という作戦である。
(あのゴルゴという男、相当の使い手に違いない。こいつはプロの勘だが
奴の狙撃の腕は恐らくあのスナイパー・ウルフをも凌駕している……)
そんな相手に背中を向けることに抵抗が無いわけではなかった。
それでもスネークがこの作戦を呑んだのは、ゴルゴは一度結んだ契約を
破るような男ではない事を、やはりプロの勘で嗅ぎ取ったからだった。
「誰か居な……うおっ!?」
突然、透明の粘ついた液体が頭上から降りかかり、スネークの全身は
びしょ濡れになってしまった。
「何だこれは…? 臭ッ! オエッ!」
スネークは慌てて頭上を見上げた。
するとそこには巨大な黒い影がそびえ立っていた。
ゴジラが あらわれた!
液体はゴジラのよだれだった。
「な、何だこの恐竜は!? こいつも参加者なのか?
これじゃあまるでコミックだ!」
ゴジラは怒りの形相でスネークを睨んでおり、とても仲間にできそうにない。
かといってSOCOMやM16で太刀打ちできる相手でないことは明らかだった。
スネークは にげだした!
恐竜型の二足歩行戦車を倒した経験のあるスネークも、さすがに
本物の恐竜(?)に勝つ自信は無かった。
「くそっ……どこかに隠れなければ」
スネークの危機を察知したゴルゴは、デパート屋上で売られている物置を
スネークの所までぶん投げた。
この物置は、核爆弾や隕石の直撃を喰らってもかすり傷一つつかず、
放射能すら遮断する事で世界的に有名なあの
イナバ物置である。
(隠れる所、隠れる所……、む!)
逃げ惑うスネークは、ふと道端に捨てられている段ボールに気付いた。
と同時に、ゴルゴの投げたイナバ物置がスネークの目の前に落ちた。
もちろんスネークは迷う事なく、
段ボールに隠れた。
「ふぅ、やっぱりこの狭い空間は落ち着くぜ……」
ゴジラは口から放射能火炎を吐いた。
次の瞬間、スネークは段ボールもろとも蒸発していた。
しかし物置は少しも溶けず、完全に元の形を保っていた。
やっぱりイナバ、ゴジラが来ても大・丈・夫!
【10時00分/日本・銀座】
【ゴジラ@ゴジラシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:不明
【イナバ物置@現実】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:大・丈・夫!
【ゴルゴ13@ゴルゴ13】
【状態】健康
【装備】M16自動小銃(ゴルゴ仕様)@ゴルゴ13
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:…………。
2:自分から人殺しはしない。
3:襲ってくるなら殺す
『スネーク、どうしたっ? スネーク! スネエェェェェェェェク!!』
【ソリッド・スネーク@メタルギアソリッド 死亡確認】
死因:ゴジラに殺された
最終更新:2009年06月08日 00:30