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ルイージにとってカオスロワが始まったことは人生に一回あるかないかのチャンスだった。
いつも『永遠の二番手』と言われて兄であるマリオの影に隠れてばかりだった。
ルイージが兄と共にピーチ姫を救ったりどこかの国を助けたりした。
でもルイージが褒められることは無かった。
いつも祭り上げられるのは兄であるマリオばかり。
ルイージはそれを影から羨ましそうに見ていることしかできなかった。
なので突然カオスロワに兄弟諸共巻き込まれたことは一種の幸運といえる。
マリオを主役の座から引きずりおろし、優勝して主役の座に上り詰める千載一遇のチャンスだったはずだった……
でもその決意は東京の有様を見て崩れることとなった。
暴れまわる巨大生物、サーヴァントと呼ばれる英霊、崩壊する秋葉原や銀座。
これを見て思った。こんな強者が入り乱れる中生き残れというのか。
自分は生き残れるのか?
答えはノゥ!絶対にノゥ!
普段から気の弱いルイージがその結論にたどり着くのは当然のことだった。
絶望しかけたその時、ルイージに声がかけられる。

「おいそこのお前。僕のマスターになれ」
「ひっ…!」

突然声をかけられ、びっくりしながらもルイージは振り向く。
するとそこには緑髪の男が立っていた。
外見はただの人と変わらないはずなのにその男からは只者でない雰囲気が溢れていた。

「マスターになれって……僕のことかい?」
「お前のような虫けら以外に誰がいるというんだ…?
 さっさと決めろ。僕のマスターになるか……ここで殺されるか」
「いきなりマスターになれって言われたって………意味がわかんないよ…というか君は何者なのさ…?」
「ちっ、虫けらはいちいち自己紹介しないとコミュニケーションも取れないのか…いいだろう教えてやろう。
 僕の名は相羽シンヤ。復讐者『アヴェンジャー』のサーヴァント。いずれ兄に復讐する男さ……」

兄を憎むシンヤの瞳は狂気に染まっていた。


「サーヴァント…?兄に………復讐…?」
「フ、そうさ。何故かは分からないがお前のような虫けらからも似たような匂いがしたんでね。
 どうせお前も兄を恨んでいるんだろう?なんとなく分かる。お前はそういう虫けらだ」

まるでルイージの心を覗き込んでくるように語り掛けてくる相羽シンヤという男。
だが何故だろう。シンヤという男に嫌悪感をルイージは感じることは無かった。
むしろシンヤの誘いは魅力的に見えた。

「じゃあもう一度聞くよ。僕のマスターになるか……それともここで死ぬか……どっちがいい?」
「僕は―――」

言うまでも無い。答えはもう決まっている。
こうして兄に復讐せんとする2人の男は聖杯戦争に舞い下りることとなった。

【一日目・午前9時30分/日本】

【相羽シンヤ@宇宙の騎士テッカマンブレード】 (クラス・アヴェンジャー)
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、テッククリスタル
【宝具】不明
【思考】 基本:聖杯戦争の優勝?マスターに服従?
      1:兄への復讐

【ルイージ@スーパーマリオブラザーズ】(マスター)
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:カオスロワ、聖杯戦争で優勝する
2:マリオへの復讐
最終更新:2009年06月11日 00:24