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「ドロッチェ、どうかしたのかい?」
「別に…」
隣のビルから出てきたドロッチェに、ナカジマは質問する。

「ゴミがあったから掃除してきた。」



バブズは赤帽の男や、少女の持ち物を漁っていた。
心は痛んだが、生き残るために仕方なかった。
「―バブズさん」

アデラが鉄パイプを持ちながら、バブズを呼び掛ける。

「何だ?」

「私…さっきから我慢しているんです。」
「…?」
アデラはバブズに近づく。

何を我慢していると言うのか。
バブズは理解できない。自分と違う世界の者の考えなど…

「…良いですか?バブズさん…」
「何がだ。ハッキリ言え。」

バブズが振り返ると、殺気に満ち溢れたアデラの姿があった。

「殺してでもうばいとる」


ゴイン!!バキ!ズガン!!!



その響いた何かを叩きつける音はナカジマとドロッチェにもハッキリ聞こえた。

「今の音は…何だ?」
「バブズ達が居た方向だったな。」


ナカジマが走ると、そこにはかつてのバブズの姿は無く、血のついた鉄パイプを持ったアデラの姿が存在した。

「…私は許されるのでしょうか」

「もちろん」

ナカジマは左手でアデラの手を掴みながら、右手のジャンボ・ガンをアデラに見られない様に背中で隠した。


「ゆずってくれ!たのむ!」
ナカジマはアデラの持っていた剣に視線を向けて頼み込む。

「駄目です!いくらつまれても譲れません!」


ナカジマは諦めて、ジャンボ・ガンをアデラに向ける。

「殺してでもうばいとる」

ズガン!




ドロッチェはその一部始終を全て見ていた。正に異様な光景だ。
あの剣が人の殺気を呼び起こすと言うのか。


ドロッチェはナカジマから離れる事にした。…自分もあの剣の魔力に取り憑かれるかもしれない。
ドロッチェの第六感が警報を鳴らしている!


ナカジマが振り向くと、そこに鼠の姿は無かった。


【秋葉原ビル群 三日目:1:00】
【中島朱実@女神転生】
[状態]:良好
[装備]:ジャンボ・ガン@ドラえもん
[道具]:支給品一式 スペアポケット@ドラえもん  アイスソード@ロマサガ(アデラからルート)
[思考] ドロッチェは何処だ?

【ドロッチェ@星のカービィ】
[状態]:良好
[装備]:ヒノカグツチ@女神転生
[道具]:支給品一式
[思考]一刻も早くナカジマから離れる

【バブズ・スエイン@FFTA 死亡確認】
【アデラ・ハウエル@セプテントリオン 死亡確認】
最終更新:2007年01月07日 11:50