秋葉原がやばいことになっている頃、蒼崎姉妹はこの戦いの間につくった工房内にいた。
『・・・なんだ、あれは・・・』
巨大化したかがみは埼玉にいた二人にも見えていた。
二人が驚いたのは巨大化したかがみ。ただし、普通の参加者とは理由が異なるが。
「・・・姉貴、あれは・・・」
「ああ、サーヴァントだ。クラスは『飽食者/イーター』だ。」
二人が驚いたのはかがみのクラス、『飽食者/イーター』についてだ。
「・・・聖杯戦争にはあんなクラスは無いはずだ。」
橙子と青子は仲が悪い。実際殺し合うような仲である。
実際、この戦いの最中も喧嘩したときぐらいしか話していない。
しかし、このことははっきりいって予想外だった。
「・・・どう思う、姉貴。」
「・・・多分お前が考えていることと同じことだ。」
二人が考えているこそれはこの戦いは聖杯戦争ではないかということだ。
いや、正確に言うならばこの戦いは『聖杯戦争を模倣した何か』ではないかということだ。
サーヴァントとの唐突な契約、冬木市以外の場所での召喚、そして選ばれた英霊。
この三つだけでもありえない。
そして今回の『飽食者/イーター』のサーヴァント。
いくらなんでも相違点が多すぎる。
「・・・姉貴、試したいことがあるんだけど。」
「・・・奇遇だな。私もだ。」
あの話し合いから少し経ち、二人はある作業をしていた。
「これでいいな。」
「そうね。」
それは魔法陣、サーヴァントの召喚に必要な魔法陣を描くことだった。
自分達の工房の近くにあった小学校の鶏の生き血を使って。
そして二人は召喚の媒体、この工房にもともと置いてあったあるフィギュアを陣の中央に設置した。
二人がフィギュアを媒体に使った理由。それはこの殺し合いの背景にある。
某国が秘密裏に開発していた「時空振動弾」の暴発。
この事故により、多種多様な平行世界が一つに融合。
つまり大抵の者ならこちらに呼び寄せることが出来ると考えたのである。
青子は召喚される前から全世界で殺し合いが行われていたことを知っていた。
つまりサーヴァントはこの世界の者から無条件に選ばれている可能性があるのである。
ならばこの世界にはいないものを呼んでみたらどうなるのか。
もちろん二人にもわからない。だが、もしかしたらこの聖杯戦争の主催者を欺けると考えたのである。
「いくぞ青子。」
「いいわよ姉貴。」
二人は召喚の儀式を開始した。
そして召喚の儀式が終わったとき、彼はその場に立っていた。
紙は降ってこず、青子の右腕には令呪が浮かびあがっていた。
「つまりオラはお前達に呼ばれたんだな。」
男の問いに二人はうなずいた。
「どうする?お前は私達に協力するか?」
橙の人形師は彼に問いかける。
男は彼女達から全世界で行われている殺し合いのこと、そして聖杯戦争についてすでに教えられていた。
そんな暴挙、決して見逃す訳にはいかない。
ならば男の答えは決まっている。
彼は決して殺し合いなど許すような男ではないのだから。
「ああ。オラもその
織田信長とかいうやつを黙って見過ごすわけにはいかねぇ。」
「そうか。そういえば自己紹介がまだだったな。私は蒼崎橙子、こっちは妹の青子だ。」
橙の人形師と青の魔法使いは自分達が呼び出したサーヴァントに名を告げた。
「オラは孫悟空だ。」
そして彼、『英雄/ヒーロー』のサーヴァント孫悟空は自分を呼び出した姉妹にそう名乗った。
【午前11時20分/日本・工房内】
【蒼崎橙子@空の境界】
【状態】魔力消費(中)
【装備】無し
【道具】支給品一式、人形の入ったホイポイカプセル、人形創りの道具、煙草(この二つは支給品ではありません。)
【思考】
基本: 主催者を殺し、その後に青子を殺す(それまでは取り合えず協力し合う)
1:この聖杯戦争について調べる
2:式や幹也たちも一応探す(ただしあくまでついで)
【蒼崎青子@月姫】
【状態】魔力消費(中)
【装備】不明
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本: 主催者を殺し、その後に橙子を殺す(それまでは取り合えず協力し合う)
1:この聖杯戦争について調べる
2:とりあえず襲ってきたら軽く蹴散らす
※サーヴァントです(クラス:キャスター)。しかし橙子の令呪は効きません(意地)。
孫悟空のマスターです。
【孫悟空@ドラゴンボールZ】
【状態】健康、首輪無し
【装備】無し
【道具】無し
【思考】
基本: 主催者を倒し、元の世界に戻る。
1:青子と橙子を手伝う。
2:サーヴァントは腹へらねぇのかぁ。
※サーヴァントです(クラス:ヒーロー)。
主催者に存在は気づかれていないようです。そのため首輪と支給品はありません。
この世界の人間ではないので宝具は持っておりません。
参戦時期は本編終了後です。
姉妹が求めるはこの戦いの真実。
手持ちのカードは宇宙最強の戦士。
しかし求めるモノからはまだ、あまりにも遠い。
最終更新:2009年06月13日 00:21