アットウィキロゴ
「なぁ教えてくれ、ミク。俺は一体、何者なんだ?」
「………………」

 閉口するミクに対して6/は問い続けていた。
 6/は不安だったのだ。
 突如芽生えた特殊能力、先程垣間見た平行世界の自分、そして何よりこんな現実を平気で受け入れている自分の存在が不安だった。
 だが、ミクはいくら問い詰めても答えてはくれなかった。
 6/が諦めずに彼女に問い詰めようとした時、

 彼らは出会った。

「やぁ元気かね?」
 その女はどこまでも余裕を持って、どこまでも気軽に、どこまでも親しげに6/に声を掛けた。

「何者だ!?」
 当然現れたその影に対してミクは警戒を強める。
 しかし、その女は全く余裕を崩さず、逆に嗤いながら6/に対して言葉を紡いだ。

「やぁ6/君。こんにちは、はじめまして、長い付き合いになると思うので今後とも宜しくお願いするよ」
 身を震わせながら、6/は食い入るように当然現れたその女を見ていた。
「お前は……何だ、どうして俺を知っている?
 いやそれよりも何でお前は……お前からこんなに既視感を感じる!?」
「……マスター?」
 ミクが様子がおかしい6/を心配して声を掛ける。
 だが、6/は目の前にいる女から目を離すことが出来なかった。


「フフフ、私が何者か、か。
 6/君、君にはもう分かっているんじゃないか?
 私は君だよ。私は11/。君の偽物、模造品つまりはレプリカだよ」
「レプリカ……だと?」
 呆然とする6/を尻目に11/は言葉を紡ぎ続ける。
「そうレプリカ。
 何者かは知らないけど君という存在を複製した者いるんだ。
 その者に私は生み出され、そしてオリジナルである君と出会った」

「マスターのレプリカ……ですか?
 その割には全然似ていませんけど……」
「いや、ミク。姿や形じゃないんだ。
 こいつとはもっと本質的な、何ていうかこう根っこの部分が同じなんだ」

 6/と11/の容姿はまるで違う。
 それどころか性格や嗜好、性別さえも違った。
 しかし、6/には11/が紛れもない自分の鏡だと分かった。
 それは表面的なものではないのだ。もっと根源的で人間の深く底にあるようなものが彼らは同じだった。

「さて、6/君。偽者として生み出されたものがオリジナルに対して抱く感情とは何か分かるかね?」
「知る……かよ」
「フフフ、簡単な感情だよ。
偽者はこう思うんだ『本物になりたい』とね。
その為に偽者は!」

「マスター!」
「本物を殺して成り代わろうとするんだよ!」

 突如襲い掛かってきた11/をミクが咄嗟に阻んだ。
 11/には先程まであった余裕の感情などない鬼気迫る突撃だった。


「マスターのレプリカだか何だか知りませんけど、マスターを狙うならば容赦はしません!」
「ふん。セイバー、か。邪魔をするとならば容赦はしない!」

 そうして二人の戦いは開幕した―――――



【一日目・午前11時30分/日本・蒲田】

【◆6/WWxs9O1s氏@書き手】(マスター、クラス・ライター)
【状態】健康 SOS団臨時団員
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】SS用万年筆
【思考】1:俺は何者だ?
2:死にたくない※6期までの6/氏とは別人です
※ミクのマスターであり、同時にミクのサーヴァントです

初音ミク@ボーカロイド】(マスター、クラス・セイバー)
【状態】健康SOS団臨時団員
【装備】伝説の首領パッチソード@ボボボーボ・ボーボボ
【道具】支給品一式
【宝具】電子の歌声
【思考】1:11/を倒す。
2:マスターに従う
※6/のサーヴァントであり、同時に6/のマスターです





【11/@現実?】(クラス・偽ライター)
【状態】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】SS用万年筆
【装備】
【思考】1:6/を殺して本物になる。
※6/のレプリカです。基本スペックは6/と同じです。
※容姿は黒髪の十代後半の女性、あと巨乳。
最終更新:2009年06月16日 00:29