「………? ZZさん、変な顔してどうしたの?」
秋葉原崩壊まで、あと一時間。
あたしは、気絶した峰岸さんを小脇に抱えて隣を歩くZZさんに話しかけた。
ちなみに、ZZさんとは彼の名前のZZlReeJbgcを略した愛称である。
いい加減、毎回毎回彼をゼットゼットアールイーイージェイビージーシーさんと呼ぶのがしんどくなってきたのだ。
「………いや、俺達もずいぶんと大人数になったなあと思ってさ」
「ああー」
確かに、あたしとつかさとみゆきさんとゆーちゃんとみなみちゃんと背景コンビに加えて、
ZZさんが来て、スバルが来て、さらにイクスとビリーさんとソウマの三人が加わって、あたし達は結構な大所帯になっている。
でも、こんな危険な状況なんだから、大人数の方が安全なんじゃないのかな?
あたしがそう言うと、なんだかますます複雑そうな顔をするZZさん。
………変なの。ゆーちゃんも、そう思うよね? 親愛なる従姉妹に同意を求めて―――あたしは気付いた。
「………え?」
あたしのすぐ後ろ、パーティの最後尾をみなみちゃんと並んで歩いていたはずの小さな体が、みなみちゃんもろとも消失していることに。
「ゆーちゃ―――」
「くそ、やっぱりか!」
▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽
「くそ、やっぱりか!」
苛立ちが、抑えきれない。
カオスロワもパロロワである以上、ある程度の法則が存在する。
例えば―――大集団の分散。
いくらカオスロワとはいっても、12人という人数は普通に描写しようとすれば、結構きついものがある。
この数では状態表とかも結構な負担のはずだ。
だから俺は、近々何かしらイベントが起きると判断し、それに備えていたのに―――二人の消失に気付けなかった。
「さ、探しに行かないと!」(つかさ)
「で、ですがあと崩壊まで一時間しか無いんですよ!?」(みゆき)
「だからって、ほっとくわけにもいかないんだってヴァ!」(みさお)
当然の如く、混乱する集団。
しかし混乱しているのは、俺も同様だ。
くそ………なんであの二人が? 何かゆたかにトラブルがあったとしても、みなみなら気付けるはずなのに………。
こんなことなら、不意の襲撃にも対応できるように真ん中なんて言わずに、俺が最後尾にいればよかった………。
「皆、落ち着いて。とりあえず、ちょっと私が探してくるから」
気絶したイクスをおぶったまま、スバルが主張する。
しかし、その主張に待ったをかけた男がいた。
「いや、ここは俺達が行こう」
▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽
「………
ごめん、ゆたかまで巻き込んで」
「謝らなくていいよ。私が勝手についてきただけなんだから」
崩壊まで一時間を切った。
一分一秒を争う事態だと言うのに、私は秋葉原に引き返していた。
自分一人ならまだしも、大事な親友まで一緒にだ。
どうかしているとは、自分でも思う。
けれど、私はこの行動が間違いだとは思わない。
あの時、確かに感じたから。
この秋葉原に―――『私が逢わなくちゃいけない人』がいるってことを。
「その人の特徴とかはわからないの?」
「うん………でも、その人に逢えたら、きっと何かが変わるような………そんな気がする」
「じゃあ、張り切って探さないとね! 私、みなみちゃんのために頑張るから!」
「ありがとう………ゆたか」
【10時10分/秋葉原】
【
岩崎みなみ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】
1:???を探す
【
小早川ゆたか@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】
1:みなみを手伝う
▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽
「………別に俺達が探さなくてもいい気がするんだけどな」
「あぁん? だらしねえな、こういうのは男の仕事だろう」
巨大ポテト等が飛び交う秋葉原を行く、二人の男。
言うまでも無く、ソウマとビリー・ヘリントンである。
行方知れずとなった二人を探すために、彼らは再びここ秋葉原に舞い戻ったのだ。
「だって、崩壊まであと一時間も無いんだぜ? このままじゃ、俺達も巻き添えに………」
「だからってお前はあんな少女達を見捨てるのか? それに、あの声が言っていたのは秋葉原は壊滅し焼け野原になるってことだけだ。
なら、この流れ弾さえ喰らわなければ、秋葉原が壊滅しても俺達が死ぬことは無い」
「それが一番難しいんだけどな………」
「頑張ろうぜ、相棒」
「相棒!?」
【10時10分・秋葉原】
【ビリー・ヘリントン@パンツレスリングシリーズ】
【状態】健康
【装備】ゆがみねえ肉体
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:出会った奴らの尻を叩く。女よりも男優先。
2:二人を探す。
【ソウマ(
秋月蒼真)@シャイニング・ティアーズ・クロス・ウインド】
【状態】健康
【装備】男根剣、GAY☆棒(ゲイ=ボウ)、双竜の指輪(片方)
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:女の子から心剣を抜く。
2:二人を探す。
▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽
「………ZZ、ソウマは?」
みなみとゆたか、ビリーさんとソウマは無事だろうか………そんなことを思いながら街を進んでいると、小脇に抱えたあやのから声が聞こえた。
よかった、ようやく目が覚めたらしい。
………しかし、何だか声が据わっているのが気になる。何だか嫌な予感がするなあ。
「みなみとゆたかがはぐれたから、今はビリーと探しに行ってる」
「そう。よくも私にあんな辱めを………あのガキ、帰ってきたら殺してやる」
………嫌な予感、的☆中。
………どうしよう、声がマジだ。
「………アンタも手伝いなさいよね、ZZ」
………ええええええええええええ。
【10時30分/東京】
【
峰岸あやの@らき☆すた】
【状態】スクール水着+ツインテール+のぼり+オウム+電飾
【装備】竹刀@バンブレ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:自分が目立つため、聖杯戦争に介入する
1:とりあえずソウマは絶対に殺してやる
2:気に入らない奴は尻叩きの刑
※6期までのあやのとは別人です
【峰岸あやのを目立たせる同盟@らき☆すた、他にも入るかも】
【状態】健康 全員尻丸出し
【装備】色々
【道具】支給品一式×人数分
【思考】
1:あやのを目立たせる
2:殺し合い?どうでもいいや
※内訳は今のところ、つかさ・みゆき・他一名です
※つかさはDS・ドラマCD版のつかさとは別人です
【
◆ZZlReeJbgc@書き手】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】ノートPC
【思考】
基本:ピンクとの約束通り、みゆきやあやのを守る
1:こなたたちと行動を共にする
2:どうしろと………。
【
スバル・ナカジマ@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ネウロ様は探す……皆は守る……両方やらなくちゃならないのが(ry
1:もう一度、ネウロ様に会いたい。
2:イクスにスパンキングの魅力を伝える
3:スパンキング……イイ! ネウロ様に会ったらしてもらおう!
【イクスヴェリア@リリカルなのはシリーズ】
【状態】気絶、性的な疲労
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品、双眼鏡@現実
【思考】
1:………(気絶中)
2:殺し合いには乗りたくない
3:スバルについていく(ただし物凄い勢いで幻滅中)
4:べ、別にあんなの気持ちよくなんか………。
▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽
間違いない。
さっき、ZZさんは『やっぱりか!』って言った。
それはつまり、ゆーちゃんとみなみちゃんが消えることを、彼はあらかじめ分かっていたってこと。
やっぱり、彼はあたし達に何かを隠している。
それが何かはまだわからないけれど………とりあえず、あの人には気を付けないと。
見たところスバルや峰岸さんはそれなりに彼を信頼しているようだから、頼れるのは自分だけだ。
いざとなったら―――あたしが、あの人から皆を守るんだ。
【10時30分/東京】
【
泉こなた@らき☆すた】
【状態】健康、尻丸出し
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:あやのを目立たせる
2:◆ZZlReeJbgcに疑念
※峰岸あやのを目立たせる同盟のメンバーです。
最終更新:2009年06月16日 00:31