「もう、でても大丈夫だよね」
大破したワゴン車の近くの茂みから、茶髪の少女と、マフラーを巻いた少女が出てきた。
「死ぬかと思ったね、桜ちゃん」
「ピンチでアブアブだったよ~~」
男が去ったワゴン車に近づく二人、そして、近くに転がっている生首をみる。あの男は殺したのは、茶髪の少女だと思っているだろう。
だが、二人が近付くと、今まで茶髪だった生首が、黒髪で長髪に変わっていった。
「杏ちゃんには悪いけど、オトリになってくれてありがとう」
「きょうっちありがと~~」
茶髪の少女と、マフラーの少女が立ち去ろうとしたその時だった。
「やっぱりな。ずっと違和感があったんだあの死体には」
「あ、あなたは…」
立ち去ったはずの男、ダディーナがそこにいた。
「ダメだろう。お友達をオトリにしちゃ」
そういうと、ダディーナはクリムゾンの引き金を引いた。
そして、銃弾はまっすぐとんでいき、少女の体に突き刺さらなかった。
「うんたん!!!」
圧倒的な衝撃波が銃弾の軌道をそらしたのだ。
「ほう、カスタネットか」
「私はこの時を待ってたんだよ。あなたが戻ってくるこの時を」
そういうと、カスタネットをおもむろに叩き始める唯。
「また、さっきの衝撃波を出す気か、うんたんだっけ」
「ちがうよ~。今から出すのは友達に教えてもらった技なんだよ。危険だから他では使うなって言われてたけど使うよ」
余裕の表情をするダディーナに、唯がその技をみせる。
「いくよ~。『澪インフルエンザ・パンデミック』」
「は・・、てめー何言って…」
はたから見れば、ただカスタネットをたたいているようにしか見えない光景だが、ダディーナに異変が起きる。
「な…なんだ、萌えキュン萌えキュンうるせえ!!」
「やっぱり澪インフルエンザは症状が出てくるのがはいな」
「なにぃ、て、てめーなにしやがった」
ダディーナが耳をふさぎ苦しみだす。
「今、おじさんの耳には、『萌え萌えキュン』ていう声が、ずっと聞こえてるはずだよ」
「てめー、俺の行動が鈍くなるのを狙ってたのか」
「そうだよう。でも、私じゃおじさんは倒せないもん。あるものが来るのを、待ってたんだよ、ほら来た」
空から、前面にドクロの顔がデザインされた宇宙船、ボアシップが飛んできた。
操縦するのはもちろん。
「ゆいっち~~」
サイエンティストの獅子堂桜である。「じゃあねぇ、おじさん」
ボアシップに飛び乗る唯をみて
「ま、まちやがれ!!」
ダディーナが苦し紛れで、クリムゾンの引き金を引くが、ボアシップにはかすりもしなかった。
ボアシップが空の彼方へ消えていった。
【午後1時50分・神奈川県】
【
平沢唯@けいおん!】(マスター)
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、カスタネット
【思考】
1:遠くへ逃げる
2:聖杯戦争?
※うんたん(衝撃波)使いです
【獅子堂桜@宇宙をかける少女】(クラス:サーヴァント)
【状態】健康
【装備】ゆぴたん(宇宙をかける少女)
【宝具】不明
【道具】支給品一式、ドライバー一本
【思考】
前回と変わり無し
※サーヴァントです。(クラス:サイエンティスト)
【ダディーナ@オプーナ】
【状態】澪インフルエンザ感染
幻聴
それ以外は、変わり無し
最終更新:2009年06月22日 19:39