「殺す、殺す、殺す……」
呪文のようにその言葉を繰り返すオプーナ。
先程、自分が殺した
マリオとヨッシー。
前者はこの殺し合いに乗っていて、自分を襲ってきたので殺した。
しかし、後者はどうだ。殺し合い乗ってはいなかったが、マリオを殺したといったら自分を殺しにきた。
だから、殺した。
―――ワカラナイ。ワカラナイ。
オプーナにはもう何が正しくて、何が悪いのかがわからない。
―――ワカラナイ。ワカラナイ。
何が正義で、何が悪なのか。
―――ワカラナイ。ワカラナイ。
何が自分の道なのか、なぜ自分は殺してしまったのか。
「よう、迷ってのか息子(オプーナ)よ」
聞き覚えのある声がした。
声のした方を向くと一本の魔剣と一丁の銃を持った男が立っていた。
「父さん?」
☆
―――ヤベェなこりゃ。
内心、毒づくダディーナ。
彼の体を蝕んでいるもの、それは猛毒である。
いくらエターナルソードの力が凄くても、度重なる慣れない空間移動の使用、
そして、無理やり体の時を戻したことにより毒の回りが速くなったようだ。
「猛毒の二つ名は伊達じゃないということか」
もっても後20分ほどだろう。
ならば、やるべきことはひとつ。
「ダディーナ、最後の大仕事といきますか」
そして…
「よう、迷ってのか息子(オプーナ)よ」
親子の再会である。
「父さん?」
☆
「久しぶりだな、オプーナ」
「父さん…」
「おっ、どうした?」
「……………………………シンデクレ」
いきなり、エアを振るうオプーナ。
ダディーナはエターナルソードを使い受け止める。
しかし、オプーナは止まらない。
切り上げと斬撃。 「死ねよ」
刺突と蹴り。 「死ね」
蹴りと刺突。 「しね」
突き上げと打ち払い。 「しね」
切り下ろしと右袈裟。 「シネ」
切り上げ、そして一閃、 「死んでくれ」
ダディーナの体が飛ぶ。
「無様だな、オプーナ」
ダディーナは悟った。ここにいるのはオプーナではない。
目の前にいるのはただの自分の息子の姿をした「魔物(モンスター)」だ。
「―――天地乖離す、(エヌマ)」
オプーナはエヌマ・エリシュの構えに入る。
「ならば、こちらも奥義を出すしかない、」
ダディーナは空中で体勢を立て直し、地面を蹴り上げ、空高く舞う。
「我が魂の輝きを、蒼き刃に変えて魔性を切る!」
剣を振り下ろすダディーナとエヌマ・エリシュを放つオプーナ。
タイミングはほぼ同時。
「天翔ッ!蒼破斬!!」
「開闢の星(エリシュ)――――――――!」
紅い極光と蒼き刃が激突した。
☆
―――やっぱり、息子を殺すことはできねぇな、俺には
体に毒はもう回りきっていた。
―――すまねぇ、信長様。
【ダディーナ@オプーナ 完全死亡確認】
☆
そこに立っているのは魔物。
戦うことしか出来ない悲しき魔物。
彼に救いはあるのだろうか?
今の私にはワカラナイ。
【13時50分/日本・日本橋】
【オプーナ@オプーナ】
【状態】???
【装備】乖離剣・エア エターナルソード
【道具】支給品一式その他不明 ヨッシーの支給品 クリムゾン
【思考】
基本:皆殺しだ。
1:とりあえず、化物(アーカードナルド)から殺す。
最終更新:2009年06月25日 00:15