「クソ………私がこうもいいようににやられるとは………」
「化物風情が、お笑い芸人を舐めるな」
鎌田とひぐち君の戦いは、一方的だった。
制限によりアンデット化を封じられているため、今の鎌田は少しカッターを放てるだけの普通のおっさんに過ぎないのだ。
ひぐち君のカッターで体中を切りつけられ、緑色の血を体のあちこちから流す鎌田。
ひぐち君はそんな鎌田に近付き、一気に止めを刺そうとカッターを振り上げる。
「く………ここで終わりなのか………」
その時、奇跡が起こった!
「そうはさせん!」
「誰だ!?」
突如背後から聞こえた声にひぐち君が振り向くと、そこには奇跡の光景が広がっていた。
パラドキサアンデット、仮面ライダーアビス、そしてもう一人の鎌田が並んでポーズを決めていたのだ。
「鎌田が四人だと!?」
「私達は、未来の鎌田」
「過去の私が死ねば、私達も消えてしまうのでな」
「さあ、融合だ、過去の私!」
ひぐち君が虚を衝かれてうろたえている隙にトリプル未来鎌田は鎌田に接近すると、融合して一つになっていく。
「過去と未来の鎌田が一つに………!?」
驚愕するサキ。戦慄するひぐち君。
次の瞬間、二人の首は光の速度で放たれた鎌田カッターに切断されて飛んでいた。
「素晴らしい………アンデットの支配する世界に、また一歩近付いたな」
二人の死体をその場に残し、鎌田は歩き出す。
愚かなる人間を、自らの力で皆殺しにするために。
【貴嶋サキ@ハヤテのごとく! 死亡確認】
【ひぐち君@髭男爵 死亡確認】
【午後3時00分/金星・パリ】
【鎌田@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康、過去と未来の鎌田が一つに
【装備】カードデッキ@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:人間を皆殺しにし、アンデットの支配する世界を作る
※過去と未来の鎌田が一つになったことで、仮面ライダーアビス、パラドキサアンデットに変身可能になりました
最終更新:2009年07月10日 00:27