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『芦川アヤ』

その名前を聞いた瞬間ミツルの表情は固まった。


「馬鹿な…アヤは死んだ筈だ!」

熱くなっているミツルを見て、隣にいるコレットは驚く。
この街に来るまでは冷静だったミツルが。


「そんな…アヤは二回も死んだと言うのか!?」

ミツルはただ自分を責めたくて仕方なかった。
芦川アヤ。自分が居ない間に両親と死んだ…いや、殺されたと言った方がいいだろう。その妹が…

「何故…何故なんだよ!?」

ミツルの涙が地面へ落ちる。

コレットはただミツルが自分に対して憤慨しているのを見ているしかなかった。

それに、何時間も前から何かが崩れる音がする。
不安は極限に達していた。

コレットが配給された武器は、紅色の剣だ。だが、扱いが難しくコレットには扱えなかった。
ミツルの配給された物は、嫌がらせとしか思えなかった。酒。何に使えと言うのだろう。

「アヤっ…!」

ミツルはビジョンと言うこの世界とは違う世界へ行ける扉を知っているらしい。
まずはそこがコレットの知っている世界か確かめたかった。


だが、今のミツルでは…
「…ミツルさん?」

「…」

自分の肉親が殺されたのだ。そのショックは凄まじいものだろう。

「ミツルさんっ!」

「…」
ミツルはただ俯くだけだった。


コレットからしては、ミツルの気持ちは理解出来る。
だからと言ってここで立ち止まっているわけにはいかない。


コレットはミツルを置いて、ビルの中を探し始めた。
今のミツルは立ち直れないだろう。でも、希望だってある。


ミツルはビルと言う建物の上にビジョンがあると言った。ならば…

コレットは自ら、動き始めた。


コレットは屋上へ着くと、扉を探し始めた。

壁を調べたりしたが、扉は見つからなかった。
ならば他のビルなのだろうか?
この広大なビルだらけの街から、ビジョンへの扉を探すのは容易ではない。


コレットは壁に背をつけた。
何故…こんな残酷な事を主催者は押し付けるのだろうか。

コレットは、主催者の考えは分からなかった。だが…悲しくなってきた。
何故か…


「!?」

突然ビルが崩れ始めたのだ。
ゴゴゴと言う音が響き渡り、ビルは揺れ、崩れた破片がコレットを襲う。

「きゃあ!」



外では、かつてミツル―だったものが灰として落ちていた。


「あれ?こりゃは…おしゃけ?」

ミツルを焼き尽くしたそれを持つ、その影はミツルが落とした酒に飲みつく。

ゴキュゴキュッ

「ぷは~うまいっ!」

その影は、よろめきながらその場を立ち去った。


【スラム・アキハバラ 3日目:18時半】

【ドロッチェ@星のカービィ】
[状態]:HAPPY
[装備]:ヒノカグツチ@女神転生
[道具]:支給品一式
[思考]:笑える事がしたい
[備考]:パルマコスタワインの効果で攻撃力10%UP 放送聞いてない



【芦川美鶴@ブレイブストーリー 死亡確認】
【コレット・ブルーネル@テイルズオブシンフォニア 死亡確認】

[備考]:コレットの支給品[幻魔@サガフロ]は秋葉原ビル内に放置されています




最終更新:2007年01月10日 23:25