どうしよう……。
このままじゃ……きっと僕は殺される。
DIO様の命令通り、放火魔を見つけたまではよかったのに。
まさか、放火魔があんなに強くて……あんなに恐ろしいなんて。
あの、包帯の隙間から覗く鋭い眼光を、思い出しただけでも背筋が凍る。
反射的に逃げ出して、近くに放置されていた物置に逃げ込んだけど、もし見つかったらなにをされるか……。
――コン、コン
「ひっ!?」
突然、狭い物置の中にノックの音が響いた。
「……中に誰かいるのか?」
「い、いませんいませんいません! ここには誰もいませんようっ!」
「む? その声は……」
………………僕オワタ。
ゆっくりと扉が開き、暗い内部に少しずつ眩しい光が挿し込んでくる。
ああ、もう終わりだ。短い一生だったなあ……。もう一度、家族みんなで歌いたかったなあ……。
リン、DIO様。どうか二人は僕の分まで長生きしてください……。
「やはりレンか。こんなところで何をしている?」
「……え?」
突然聞きおぼえのある声がして、我に返って声の主に視線を向ける。
そこにいたのは、放火魔などでは無く……。
「が、がくぽさん?」
扉を開けたのは、青い長髪の青年。
僕と同じボーカロイド、神威がくぽさんだった。
「なんで……がくぽさんがこんなところに?」
「武者修行の最中に、偶然通りがかったのだが……レンこそ何故ここにいる。かくれんぼか?
この辺りで山火事があったようだが、レンは何か知っているか……おい、どうした!?」
安心したせいか、一気に意識が遠のいていくのがわかる。
慌てたがくぽさんの呼ぶ声が聞こえるけど、
ごめんなさい。
少しだけでいいから……今はただ、休ませて……。
【午後3時30分/金星・雛見沢村】
【鏡音レン@ボーカロイド】
【状態】肉の芽、気絶
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】
1:気絶中
【神威がくぽ@ボーカロイド】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:困惑
★
一方、志々雄一行はたまたま遭遇したゾフィーに乗って金星上空を飛んでいた。
「ハッハッハ、私が居れば
織田信長征伐なんて楽勝だ。大船に乗ったつもりでいなさい」
「……本当にこいつを仲間にしていいのか?」
「……仕方ないじゃないですか。光の戦士……ウルトラマンの力はこの上なく魅力的です。本人の性格がアレですけど」
「お前達は何を言っているんだ、ゾフィーはいい人じゃないか(0M0)」
「そして誰なんだこいつは!」
「私に聞かないでください!」
【午後3時30分/金星上空】
【ゾフィー@ウルトラマン】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:「私が」織田信長を倒して、世界を救う
【志々雄真実@るろうに剣心】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:織田信長を討ち、日本を手中に。その際、邪魔者は消す。
【四季映姫・ヤマザナドゥ@東方project】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:織田信長を討つ。その際、邪魔者は消す。
2:志々雄から目を離さない。
3:なんかもう疲れました
【橘朔也@仮面ライダー剣】
【状態】オデノガラダハボドボドダ!
【装備】ギャレンバックル
【道具】支給品一式、不味いスパゲッティー
【思考】
1:ゾフィーに感謝と信頼
最終更新:2009年07月11日 00:28