ユウスケ達の道案内で蒲田の漫画喫茶に戻ってきた仮面ライダー四人組だったが、少々困ったことになっていた。
件の場所には、何やら見覚えのない連中がうじゃうじゃと出入りしていたのである。
「どうだユウスケ?」
「んー、駄目だなぁ……射命丸達はもういないみたいだ」
士の問いかけに答えながら、ユウスケがクウガの変身を解く。
彼が変身していた緑の姿は、その名もクウガ・ペガサスフォーム。
視覚と聴覚を最大限に強化することにより、高い索敵能力を獲得したフォームである。
こうして物陰に隠れながら、漫画喫茶の中を探っていたのだが、どうやらそこに射命丸達はいないようだ。
「あの人達と合流してみましょうか?」
「いや、今はまだ早い」
「ナズェミテルダケナンディス!」
「アイツらが100パーセント安全と決まったわけじゃない。その新聞屋達に調べさせてからの方が確実だ」
雄介と剣崎に答える士。
今漫画喫茶を拠点に使っている連中は、何やら怪しげな催し事に関わっているらしい。
おまけに鬼のような化け物もいる。仮面ライダーとしては、怪人の存在は警戒すべきだろう。
とはいえ射命丸達との合流地点が分かるわけでもなく、さあどうしたものかと悩んでいると、
「ウェイ?」
ばさばさという羽音と共に、一羽のカラスが現れた。
「これ、射命丸の連れてたカラスじゃないか!」
「律儀にお迎えに来たってことか?」
「多分そうだよ。ついて行ってみよう」
こうしてユウスケの進言に従い、一同はカラスについて行くことにした。
* *
そんなこんなでやって来たのは、戦闘の余波かはたまた転送の余波か、何らかの理由で壊れかけた廃ビル。
「射命丸って奴も、随分としけたところにお客様をご案内するもんだな」
「あのな士、分かってると思うけど、それ本人達の前では絶対言うなよ」
無遠慮な士をたしなめるユウスケ。
だがこの男が、一体どこまで彼の話を真剣に聞いているものか。
「そういえば、アンタもクウガに変身していたよな? 一体何者だ?」
そこで今まで疑問に思っていたことを思い出したらしく、雄介に問いかける。
「そうですね。自己紹介が遅れました……俺、こういう者です」
笑顔と共に雄介が取り出したのは、やはり先ほども使った名刺だ。
2000の特技を持つ男、夢を追う男とだけ身分が書かれた、色々とアレな代物である。
「夢を追う男か……馬鹿っぽいが、悪くない」
だが意外にも、士は気に入ったらしい。
軽く面白そうに笑みを浮かべながら、受け取った名刺をズボンのポケットへと突っ込んだ。
そうこうしてる間にも、カラスは順調に建物の中を進んで行き、そしてある一室へとたどり着く。
「この部屋か」
「射命丸さん、黒桐さん、今戻りました」
最初に入っていったのは雄介だ。それから士、ユウスケ、剣崎と続く。
「ああ、おかえ……」
眼鏡の青年――ユウスケいわく、この男が黒桐だ――の声が出迎えた。
だがその言葉は最後まで紡がれることなく、尻すぼみになって消えていく。
それも当然だ。
何しろ状況が状況だったんだから。
「えーと……黒桐と、それから射命丸も……何やってんの?」
唖然とした表情で言ったユウスケの言葉が、全てを物語っていた。
何しろ二人は壮絶な≪
自主規制≫の果てに、シーツにくるまったままの姿だったのだから。
空気が凍りつく。
重苦しい沈黙が流れる。
それを破ったのは、士の言葉だった。
「何って、そりゃあナニだろう」
「うわー! うわー! そんなはっきりと言わないでくださいー!」
「ナナナナニって!? なな何でまたそんな!?」
「あーいやそのっ! これには色々と深い訳が……!」
「やれやれ、随分とお盛んな新聞屋もいたもんだ」
「だ、だから深い理由があるんだって!」
「ナニシテンディスカー!」
混乱するユウスケと剣崎、皮肉げにはやし立てる士、羞恥で顔を真っ赤にする射命丸と黒桐。
もう収拾なんてつかない。一同は完全にパニックになっていた。
だがその中で、一人落ち着いた様子の男がいる。
「まぁまぁまぁ、少し落ち着いて。黒桐さん達もこう言ってるわけですし、まずは事情を聞いてみましょうよ」
五代雄介だった。
大混乱の真ん中に割って入り、騒ぐ四人を落ち着かせる。
(五代雄介……確かに少し馬鹿っぽいが、ユウスケに比べれば随分と肝が据わってる奴だな)
同じく冷静だった士は、そんな評価を下していた。
【一日目・20時25分/金星・某廃ビル内】
【五代雄介@仮面ライダークウガ】
【状態】健康
【装備】アークル@仮面ライダークウガ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:この殺し合いを止める
2:射命丸達と情報交換する
【小野寺ユウスケ@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康、少しドギマギ
【装備】アークル@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:この殺し合いを止める
2:射命丸達と情報交換する
【門矢士@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康
【装備】ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド ライドブッカー@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:全てを破壊し、全てを繋ぐ
2:射命丸達と情報交換する
3:なんか変な女がいなかった?
※一真のことを剣立カズマ@仮面ライダーディケイドだと勘違いしています
※ビルから立ち去る両儀式を目撃しています
【剣崎一真@仮面ライダー剣】
【状態】オンドゥル、ナニヤテンダアンタライッタイ
【装備】ブレイバックル@仮面ライダー剣
【道具】支給品一式
【思考】
基本:平和を取り戻すために戦う
1:射命丸達と情報交換する
【射命丸文@東方project】(マスター)
【状態】羞恥、やや疲労 、若干の筋肉痛
【装備】手帳@現実
【道具】不明
【思考】 基本:真実を新聞にして客観的に皆に伝える
1:どうしよう……
2:この聖杯戦争を生き延びる
3:元の世界に皆で帰る方法を探す
4:雄介達と情報交換する
【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー)
【状態】羞恥、健康 、魔力回復完了
【装備】エーテライト
【道具】不明
【宝具】不明
【思考】
1:式やその他の知り合いを捜す
2:文を手伝う
3:橙子達も手伝う
4:雄介達と情報交換する
* *
一方その頃、士達が立ち去った漫画喫茶前の物陰には。
「あぁん? お客さん?」
「おいおい何つー大所帯だよ。どう対処すりゃいいんだ、あれ?」
入れ違いにこの二人がやって来ていた。
【一日目・20時25分/金星・蒲田】
【ビリー・ヘリントン@パンツレスリングシリーズ】
【状態】健康
【装備】ゆがみねえ肉体
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:出会った奴らの尻を叩く。女よりも男優先。
2:レン達の動向を伺った上で、みなみとゆたかを救出する。
3:6/とミクに興味(特に6/)
【ソウマ(
秋月蒼真)@シャイニング・ティアーズ・クロス・ウインド】
【状態】健康
【装備】《男根剣 GAY☆棒(ゲイ=ボウ)》、双竜の指輪(片方)
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:女の子から心剣を抜く。
2:レン達の動向を伺った上で、みなみとゆたかを救出する。
3:6/とミクに興味(特にミク)
最終更新:2009年07月22日 00:17