「しかしなんだ、美味いものといっても、そう簡単には見つからないな」
「ああ。コンビニのジャンクフードごときでは、この私は満足できんぞ」
黒柳のぼやきを聞きながら、セガールが道行く敵に関節技をお見舞いする。
いわゆるセガール拳というやつだ。これを喰らって生きていられる悪党はいない。
「お前ら人間じゃねえ!」
もっとも、中にはマーダー以外も紛れ込んでいたようだが。
そうこうしているうちにパリへとたどり着いた一行は、そこである人物と出会う。
「うーん、困ったなぁ……お客さんがいないんじゃ、料理人稼業も上がったりだよぉ~」
オレンジ色の楕円形の生き物だ。
コックの帽子に裸エプロン、そして右手にはフライパンを握っていた。
言葉と容姿から推測するに、料理人らしい。
それなら何かしら美味しい料理が期待できるだろう。そう思って、2人はその生き物へと近づいていった。
「おいそこの。アンタ、コックなんだよな?」
「え? そうだけど、アンタ一体?」
「俺かい? ただのコックさ。連れの黒柳って奴が、美味いものを探していてな。
俺の腕前では満足させられなくて、こうして料理人を探していたんだが……」
「前振りが長いぞ、セガール。おい貴様、私に美味い料理を食わせろ」
「なんだぁ、そういうことかぁ! いいよいいよ、大歓迎だよ~!」
満面の笑みを浮かべたオレンジ色の生き物は、台所を使うべく、セガール達を手ごろな建物へと連れて行った。
ところで、セガール達は気づいていないのだが、彼らは1つ問題を抱えたことになる。
この生き物の名前はコックカワサキ。プププランドの料理人である。
これが
ゲーム世界からの参加者ならまだよかった。それならまだ、美味しい料理がちゃんと出てくるであろうからだ。
しかしこのカワサキは、先ほどから飛田ボイスでバリバリに喋っている。
つまり―― ア ニ メ 版 のカワサキなんだよな、こいつ。
【一日目・午後9時30分/火星・パリ】
【スティーヴン・セガール@沈黙シリーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:主催者を打倒する
2:カワサキの料理を食べる
【黒柳亮@焼きたて!ジャぱん】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:美味いものを食べる
2:とりあえずセガールについて行く
3:カワサキの料理を食べる
【コックカワサキ@星のカービィ(アニメ版)】
【状態】健康
【装備】フライパン@現実
【道具】支給品一式、大量の食材
【思考】
1:美味しい料理を振舞う
【キュイ@ドラゴンボールZ 死亡確認】
【デルビル@ポケットモンスター 死亡確認】
【ステカセキング@キン肉マン 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:セガール拳
最終更新:2009年07月31日 00:35