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「死ねぇ人間ッ!」

赤と黒の鎧の魔人が、雄叫びと共に得物を振り下ろす。
核爆弾すら凌ぎきる装甲を、容易く貫くテッカマンのランサーだ。
轟音と共に粉砕されるアスファルト。
だがしかし、そこにお目当ての人間はいない。

「っと! 危ねぇ危ねぇ……なんつー破壊力だよ」

跳躍したソウマが、エビルの攻撃を回避したのだ。
そこはそこ、徒競走ならオリンピック選手ともいい勝負をすると言われる体力バカである。
学校の命令で悪霊や化け物を退治したり、異世界で戦ってたりした彼にとっては、これくらいは朝飯前なのだ。

「今度はこっちの番だぜ!」

落下と同時に、ソウマがその手の剣を振り下ろす。
巨大なおとなのおもちゃの形をした《男根剣 GAY☆棒》が、エビルの脳天に直撃した。

「何だ? それは」
「ええぇっ!? 嘘だろぉ!?」

しかし、無傷。
よくよく考えてみれば分かる話だった。
具体的に言うなら半透明なナニの形をしているGAY☆棒には、切れ味が全くと言っていいほどない。
要するに棍棒として使われたわけだが、そんな打撃がテッカマンに通るはずもなかったのだ。

「あれか? 見せかけで超びびってんな?」

しかし、この戦いは一対一ではない。
二対一だ。
ソウマの反対側からは、既にもう一人の男が突っ込んできている。
その名はビリー・ヘリントン。
大国アメリカのポルノ男優の中でも、トップクラスの人気を誇った歪みない男。
筋骨隆々とした右腕から、強烈なハンマーパンチが叩き下ろされる。

「甘いっ!」

だがそれでも、エビルの方が早かった。
勢いよく跳躍し、攻撃をかわす。

「おわぁっ!?」
「いやぁ、スイマセーン」

支えを失いふらついたソウマが、あわやビリーの拳を食らいそうになってしまった。

「クラッシュイントルードォ!」

それに関して言い争っている暇などない。
追撃の高速移動。
凄まじい速度でのエビルの体当たりが、ソウマ達へとその矛先を向ける。
襲いかかるテッカマンの突撃を、間一髪の所で回避した。

「くそっ。やっぱりこの心剣は、ケツにぶっ挿さなきゃ意味がねぇみたいだな……おいオッサン、奴の尻を丸裸にできるか?」
「俺のスパンキングなら可能だと信じてる」
「んじゃ、それに賭けてみるとしますか」

だが、そう楽観的な案でもない。
あのエビルの超パワーとスピードを捉え、押さえ込むのは相当な困難となるはずだ。
さてどうするか。
今使える攻撃手段では、あれを封じ込められる可能性は低い。
ならば、まだ試していない手に賭けるしかない。

「そうだ! こういう時のためのリンク技だ!」
「あぁん? 何だそれは?」
「心剣士とパートナーの合体攻撃だ! R1ボタンを押してソウルゲージを1本消費して発動するんだよ!」
「どういうことなの……」
「細けぇこたぁいいんだよ! とにかくやるぞ!」

不親切な説明に困惑する兄貴をよそに、リンク技の発動体勢に入るソウマ。
そもそもこの技の概念自体がゲーム版のものであり、アニメ版出典であるソウマに使えるかどうかは微妙なところだったが、
それこそ彼の発言から引用するならば、細かいことを言っている暇などなかった。

「いい的だ! まとめてテックランサーで貫いてやるよ!」

密集したソウマとビリーの元へ、正面からエビルが突撃してきた。
構えるのは最初のものと同じ、強烈な切れ味を誇るテックランサーだ。
猛スピードで間合いが詰められるその瞬間。

「今だ! 行くぜオッサン!」
「ハアアアア……キャノン砲ォォォォォォォォー!」
「何っ!? これは……!」
「え、ちょ、待……アッーーーーーーーー!」

♂ ♂ ♂

それは白い津波だった。
突如ビリーの股間が輝いたかと思うと、そこから大量の精……ゲフンゲフン、白濁した液体が放出されたのだ。
勢いよく吐き出されたケフィアに、エビルは、そしてたまたま巻き込まれたソウマは、あっという間に飲み込まれてしまった。

「くそっ! 何だこれは……ヨーグルトか? にしては妙にイカ臭かったが……」

ややあって、白濁液の下からエビルが出てくる。
全身に粘りついたベトベトを、鬱陶しそうに拭い取った。
だが、この瞬間――遂にエビルが隙を見せたのだ。

「よそ見とはだらしねぇな」
「なっ!? し、しまった!」

ガシッと体を掴まれる感触。
気付いた時にはもう遅い。
背後から忍び寄ったビリーの手で、完全にエビルの自由は奪われていた。
振り上げた兄貴の右手が、今度は平手の形を成す。

「最強☆とんがりコーン!」

まさにその一声が合図だった。

「ぬおおおおおおっ!」

ばしん、ばしん。
目にも止まらぬ平手打ちが、次から次へと叩き込まれる。
猛烈な連続ビンタの矛先は、エビルの尻へと向けられていた。
それすなわちスパンキング。
本格的ガチムチパンツレスリングの必殺技の一つだった。
怒涛の勢いで放たれる連続攻撃が、次第にエビルの尻を砕いていく。
ひびが入り、装甲が削げ落ち、遂に素体・相羽シンヤの尻が露出された。

「今だ!」
「うおおおお! 行くぜぇぇぇぇーっ!」

新たに少年の叫びが上がる。
強靭な男根剣を構えるのは、同じく白濁地獄から飛び出したソウマ。
その手に握ったGAY☆棒が、彼の意志に応え振動。
巨大なディルドと化した心剣が、無防備な尻の穴へと挿し込まれる――!

「あおおおおーーーーーっ!」

テッカマンエビルの悲痛な叫びが、辺り一面に響き渡った。

♂ ♂ ♂

「ふぅ、今回は俺も酷い目にあったぜ」
「許してや城乃内」
「俺はそんなデュエリストみたいな名前じゃねぇよ!」

服についた液体を拭いながら、ソウマがビリーに言った。
問題のシンヤも今となっては、気絶している一人の人間だ。
さて、これからどうするかな。
そう考えながら、周囲を見渡す。
と、その時だ。

「……あ!」

ソウマはそれを見つけてしまった。
見れば目当てのみなみとゆたかが、何者かの手によって運ばれていくではないか。

「やべぇ、急いで追いかけないと! 行くぞオッサン!」
「いかん、危ない危ない危ない……」

共に少女達を追いかけるソウマとビリー。
何だかんだで息の合ってきた二人だった。

【一日目・21時30分/金星・蒲田】

【ビリー・ヘリントン@パンツレスリングシリーズ】
【状態】健康、性的な疲労(小)
【装備】ゆがみねえ肉体
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:出会った奴らの尻を叩く。女よりも男優先。
2:みなみとゆたかを救出すべく、修造達を追いかける。

【ソウマ(秋月蒼真)@シャイニング・ティアーズ・クロス・ウインド】
【状態】健康、白濁液まみれ
【装備】《男根剣 GAY☆棒(ゲイ=ボウ)》、双竜の指輪(片方)、
    ルール・ブレイカー@Fate/stay night
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:女の子から心剣を抜く。
2:みなみとゆたかを救出すべく、修造達を追いかける。

【相羽シンヤ@宇宙の騎士テッカマンブレード】 (クラス・アヴェンジャー)
【状態】気絶、尻丸出し、白濁液まみれ
【装備】不明
【道具】支給品一式、テッククリスタル
【宝具】不明
【思考】 基本:聖杯戦争の優勝?マスターに服従?
0:………。
1:兄への復讐


※ビリーとソウマのリンク技「キャノン砲」により、周辺がイカ臭い白濁液まみれになりました。
最終更新:2009年08月04日 00:39